こんにちは、ブジカエルです。
2019年より就労移行支援事業所で支援員として勤務し、福祉の仕事の素晴らしさにすっかり感化されました。福祉についてもっと理解したいし、支援の幅を広げたく、社会福祉士の資格を取得することにしました。
その学習の記録です。
この記事では、試験日までにやることをまとめました。
これから社会福祉士国家試験合格を目指そう!
という方の参考になれば幸いです。
たまに俯瞰する
試験勉強や長いプロジェクトに取り組む際、自分が今どの場所にいるのかを把握するのは大切なポイントの1つ。
時折この記事を見て、これまで自分がやってきたことを振り返ることで自分の頑張りを認め、今後も続けていくモチベーションを維持につなげます。
学校の課題、スクーリングの予定
前提:2年後、2023年2月に試験を受ける
今日は2021年4月2日。
学校からも学習カレンダーのようなものが送られてきたのですが、紙、紙、紙・・と紙ばかり送られてきて、そんなにいつも紙ばかり見ていられないよということで、まとめました。
1年次のスクーリングは、7月&9月の予定だったのですが、コロナの影響でオンラインとなり、さらに日程もレポート課題も変更となりました。
学校行事等 | 課題等締め切り | |
2021年4月 | 入学 | |
2021年5月 | ||
2021年6月 | 8日:第1回レポート締切(4本) | |
2021年7月 | スクーリング | |
2021年8月 | 17日:第2回レポート締切(5本) | |
2021年9月 | スクーリング | 30日:スクーリングのレポート ※課題変更あり、要注意! |
2021年10月 | 5日:第3回レポート締切(4本) | |
2021年11月 | ||
2021年12月 | 7日:第4回レポート締切(4本) | |
2022年1月 | ||
2022年2月 | 8日:第5回レポート締切(5本) | |
2022年3月 | ||
2022年4月 | 国家試験受験対策開始 | 5日:第6回レポート締切(4本) |
2022年5月 | ||
2022年6月 | スクーリング | 1日:第7回レポート締切(4本) |
2022年7月 | スクーリング | [第35回試験概要発表] |
2022年8月 | ||
2022年9月 | [精神保健福祉士養成課程出願受付開始] | |
2022年10月 | 模擬試験 | |
2022年11月 | ||
2022年12月 | 模擬試験 | |
2023年1月 | 模擬試験 | |
2023年2月 | 試験 | |
2023年3月 | 合格発表 | |
2023年4月 | [精神保健福祉士養成課程入学] |

国家試験対策の進め方
今年(2021年)8月頃に過去問に挑戦しましたが、いきなり過去問に挑むのは無謀というか無理があるというか、効率は良くなさそうだということがよくわかったので、過去問はもう少し後でやることにしました。
合格した人・しなかった人のブログ記事等を参考に、とりあえず以下のように進めてみようかと思います。
【国家試験対策の進め方・スケジュール】
2021年12月~2022年4月 | 基礎づくり ・ワークブック ・国試ナビ・穴埋めチェック ・過去問一問一答 |
2022年5月~8月 | 過去問 最低3年分2周、できれば+α |
2022年9月~12月 | 模擬試験 弱点克服、得意科目強化 さらに過去問 |
2023年1月 | 追い込み時期、直前対策 |
2023年2月上旬 | 第35回試験本番!(令和4年度・予定) |
基礎づくりから始める国家試験対策
年齢が40代半ばということもあって、記憶力の衰えには自信があります。
加えて、社会福祉に関しては、理解の前提となる基礎知識があまりに不足しているため、次のように段階を踏んで、時間をかけて、少しずつ学習していくことにしました。
① 基礎中の基礎=幹の部分を学ぶ
テキストを読むにしても、過去問を解くにしても、理解の前提となる基礎がないことには、読んでも「なんのこっちゃ」になります。
なので、まずはワークブック+国試ナビ、時々テキストで、社会福祉に関する膨大な知識の、幹の部分をしっかり学びます。
② 幹に枝葉を少し足す
①で学んだ基礎があることで、テキストや過去問で理解できる部分が少し増えます。
過去問一問一答+αで、知識の枝葉を少し増やします。
③ 葉が生い茂る大木にする
過去問をしゃぶり尽くして、頭の中の社会福祉の樹を葉が生い茂る大木にします。
目標は、1発目の模擬試験(2022年9月くらい?)で合格ラインに達すること。
基礎づくりで使う参考書
浪人せず合格した人の中で、複数の人が絶賛していたものを中心に購入しました。
なお、私は第35回試験を受験予定なので、本来はいずれの参考書も「2023」年版を使うべきかもしれませんが、試験対策の学習を早く始める方を重視・優先しました。
2022と2023の差異は、直前の試験対策で埋められると考えます。
社会福祉士国家試験受験ワークブック2022 専門科目編
社会福祉士国家試験受験ワークブック2022 共通科目編
見て覚える!社会福祉士国試ナビ2022
当初は重要事項をまとめるノートを自分で作ろうかとも考えていたのですが、時間貧乏のため効率重視でいきます。
書いて覚える!社会福祉士国試ナビ穴埋めチェック2022
国試ナビとセットで使います。
2022社会福祉士国家試験過去問 一問一答+α 専門科目編
2022社会福祉士・精神保健福祉士国家試験過去問 一問一答+α 共通科目編
国家試験対策を進めるペース
模擬試験を受け始めるまでを一つの目安にして、おおまかな学習ペースを把握しておきます。
※少し上のほうにある、【国家試験対策の進め方・スケジュール】にまとめました。
過去問
2022年9月に受け始める模擬試験の前に、過去問3年分を3周できていたいと思います。
特に根拠のない年数&周数ですが。
19科目×3年分×3周=約180
仮に、1科目を1日でやるとしたら、それだけで半年必要になることに・・
科目ごとに問題数は異なるので、本当にざっくりな計算なのですが、結構厳しい気がしてきました。
模擬試験の前に取り組む過去問の目標は、3年分を2周にします。
19科目×3年分×2周=約120日(4か月)
2022年5月~8月を過去問に集中して取り組む期間とします。
基礎づくり
基礎づくりは、ワークブックを中心に、副教材として国試ナビ・穴埋めチェックのセットと過去問一問一答を中心に行っていきます。
ちなみに今日は2021年12月1日。
模擬試験前に、4か月かけて過去問3年分を2周するので、2021年12月~2022年4月(約150日)を基礎づくりの期間としました。
ワークブックを基準に計算します。
共通科目:608ページ
専門科目:482ページ
合計1090ページなので、1090÷150=7.26・・・
単純計算で、1日7ページちょっとずつ進めていけば終わります。
一日にそんなに進められるのか?
非常に疑問です。
しかも、このペースには復習の時間が入っていないので、知識を頭に定着させるための復習を適宜入れていくとすると、時間的にはかなり厳しいです。
1週間で約50ページ。
単純計算で、およそ22週間(154日、約3か月)で一通り終えられることになります。
来年4月いっぱいで、ぎりぎり終わるかどうか。
便宜的にワークブックのページ数を基準にして進行のペースを計算しましたが、基礎づくりはもちろんワークブックを読めばいいのではなくて、国試ナビ・穴埋めチェックでチェックしつつ、一問一答も同時に進めていきます。
復習のタイミング
下記の勉強法についての記事にも書きましたが、勉強した内容を長期記憶として脳にとどめるには復習が重要で、2週間で3回ほど繰り返す必要があります。
理想は、暗記すべきことは3日連続で反復し、1カ月後に再度見直すという方法。
基礎づくりの段階でも、復習重視で進めていきたいと思いますが、復習のやり方や知識の定着の完璧を目指すと先に進めなくなるので、その加減をどうしたものか。
押したり引いたりしながら、最適解を探ります。


国家試験の科目ごとの概要
試験は以下の19科目、150問。
全ての国民が幸せに暮らす社会の実現を目指す「社会福祉の専門職」である社会福祉士は、指定科目の学習を通して、①社会科学を基盤とした知識、②問題解決へとつなげていく支援力、専門職としての価値観・倫理観を深く理解した上で、ソーシャルワーク理論に基づいて実践する力量の獲得が求められています。
- 人体の構造と機能及び疾病
- 心理学理論と心理的支援
- 社会理論と社会システム
- 現代社会と福祉
- 地域福祉の理論と方法
- 福祉行財政と福祉計画
- 社会保障
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 保健医療サービス
- 権利擁護と成年後見制度
- 社会調査の基礎
- 相談援助の基盤と専門職
- 相談援助の理論と方法
- 福祉サービスの組織と経営
- 高齢者に対する支援と介護保険制度
- 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
- 就労支援サービス
- 更生保護制度
以下、各科目ごとの対策について簡単にまとめます。
4. 現代社会と福祉
問われること
社会福祉士に必要とされる社会福祉に関する基本的な知識の理解。
例えば、現代の福祉的課題の実際とその解決に向けた取り組み、ソーシャルワーク理論の基本となる知識など。
対策
社会福祉の歴史的展開や、社会福祉学を支える哲学や倫理学、現代社会における福祉政策の動向が中心に出題される。加えて最近は、現代社会の福祉的課題についての出題が増える傾向がある。
テキストの他、新聞や専門雑誌、厚生労働白書や各種年次報告にも目を向けて、政策動向を押さえておく必要がある。
出題項目に沿って獲得した知識や、学んだ専門用語を表にまとめて可視化する。
現代の福祉的課題を一覧にして具体的な福祉政策を対応させたりして、どのように関連し、また応用できるのか考えながら参考書を読み込む。
といった学習法も試してみると良いかも。
テキストを暗記するような学習法は不向き。
7. 社会保障
問われること
社会保障は、遭遇する可能性のある生活の危機や困難(病気、怪我、老齢、失業、etc…)を回避・軽減するための制度や施策。
社会資源としての社会保障の諸制度を、相談者が状況に応じて活用できるよう助言するのは、社会福祉士の重要な役割の一つ。そのため、社会保障制度について実践的に学び理解する必要がある。
対策
この科目は出題範囲が広く、制度の理解が学習の中心となる。
苦手意識があるならば、早めに着手し、少しずつ着実に学習していくのが克服のポイントとなりそう。
この科目は、以下の2種に大別できる。
- 社会保障に関する知識を問うもの(主に暗記事項)
- 制度の理解を問うもの
1. 社会保障に関する知識を問うもの
社会保障の費用と財源、社会保障制度の歴史、諸外国における社会保障制度の概要など。
テキストや参考書の内容をじっくり吸収する必要あり。
統計などの数値についても、「厚生労働白書」や関係機関のホームページ等で近年の動向を把握しておくことが望ましい。
2. 制度の理解を問うもの
社会保険制度の基本的な仕組みをきちんと理解する必要がある。
単なる暗記だと対応できない可能性が高い。
この科目は、他の共通科目や「高齢者に対する支援と介護保険制度」「就労支援サービス」といった科目と重複する部分が多いので、そのような近接・共通部分についても意識して学習すると良さそう。