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福祉サービス事業所の支援会議(と研修)をより効果的に開催する|支援会議のファシリテーション

カエル先生のイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

ファシリテーションが苦手です。
今の事業所でも、もう2年以上前から課題のなのですが、ずっとその場しのぎでやってきました。

そろそろ、きちんと取り組もうと思います。

ちなみに、今回検討するのは、
・小規模な福祉サービス事業所
・直接支援をしている人だけ、最大4人程度
・無資格未経験で福祉に転向した人ばかり
という場合についてです。

ちなみにうちの事業所の場合、会議のあとに研修がくっついているので、タイトル中で「会議(と研修)」としました。

目次

会議の意義

  1. 利用者の見立てと、支援の手立てを、複数名で一緒に考えられる。
    支援者が一人で思い悩むのではなく、一緒に考えることで、総合的かつ適切な判断をする。
    支援者一人一人の負担を軽減する。
  2. 支援者が、利用者や知識・技術に関して、新たな学びを得る場となる。
  3. 関係の形成。
    普段、顔を合わせない人と定期的に顔を合わせることで、協働しやすくなる。
  4. 情緒的支え合いが生まれる。
    対人援助ならではのストレスは多くある。
    会議の場で、同職場の人たちから努力を認められる体験は貴重。
  5. 会議自体も研修機会。
    対人援助の現任者教育の基本は、事例から学ぶこと。
    事例を丁寧に検討する会議で、指導者の助言、多職種の意見を得ることで、自分の視点や行動を修正する機会とする。
  6. 地域等、環境の課題を発見する機会となる。
    利用者について、見立てと手立てを丁寧に検討することから、利用者を取り巻く環境の不備・不足が見えてくる。
    今後どのような環境整備を行うか、具体的に把握できる。

会議の目的

今回検討するのは、理事長や事業部長も参加するような事業所の経営会議ではなく、現場の支援者のみの会議についてです。
事業所の運営についてはまた別途考えたいところではあります。

  • アセスメント
  • 支援の方針を決める
  • モニタリング、支援の進展度合い確認
  • 評価、結果から過程を振り返る
  • もやもや解決
  • 役割分担

会議の中では、こんなことを意識して発言できると良いかなと。

グラウンド(グランド)ルールの策定

「グランド」だと「grand」な気がしてしまいます・・。

  • 時間を意識して発言する
    一人で長々と話さない、ポイントを絞る
  • 人の話をよく聴く
    主張と傾聴のバランスをとる、人の話を遮らない

研修

私が会議の進行を任されるようになった時、毎月テーマを設けて何かしらやりたいと思っていました。
実際には、当時はそんなこと可能な状況ではなかったので、棚上げに・・
最近色々あって、ようやくできそうな環境になってきたので、改めて検討したいと思います。

とりあえずネタ出し。

  • 食中毒・感染症予防 これは2回
  • 支援技術 これも2回
  • 接遇、関わり方
  • 個人情報保護
  • 精神疾患
  • 倫理・法令遵守
  • 事故発生・再発防止
  • 人体の仕組み、健康管理
  • 緊急・災害時の対応
  • 虐待防止、権利擁護

(つづく)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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