社会福祉士養成課程

社会福祉士養成通信課程で提出するレポートとその作成方法について【土台=基礎編】

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こんにちは、ブジカエルです。

2019年より就労移行支援事業所で支援員として勤務し、福祉の仕事の素晴らしさにすっかり感化されました。福祉についてもっと理解したいし、支援の幅を広げたく、社会福祉士の資格を取得することにしました。

その学習の記録です。

この記事では、社会福祉士養成通信課程で(32本も!)提出するレポートとその作成方法について、その基本をまとめました。

社会福祉士になるために、レポートを効率良く大量生産するための土台

私が入学した専門学校の社会福祉士養成通信課程では、修了までに32本のレポートを提出して及第点を得る必要があります。

恐らく国の基準で定められている数でしょうから、他の社会福祉士養成課程でも大差はないと思いますが。

1年半の在籍期間に均すと、概ね2週間に1本仕上げていくというペース。

1本あたり1200文字程度(プラスマイナス75文字)なので、レポート1つ当たりの文字数は大したことはないのですが、これまでにあまり縁のなかったことをイチから学び、レポートを毎月2本書いていく(しかも働きながら)というのは、結構大変そうな気がします。

無駄に空回りする余裕はなさそうなので、最初に土台をある程度しっかりさせておく必要があると考え、この記事を作成しました。

これから養成課程でレポートの課題を前に途方に暮れそうな方の参考になったら幸いです。

「レポート」は「論文」だった

そもそも、レポートとは何か。

大学で『レポート・論文の書き方』といった書籍を片手にレポートを書いたことのある人はたくさんいると思いますが(私もその一人)、今回入学した社会福祉士養成通信課程の学校から、入学祝いとして下記書籍をいただきました。

これまで書いてきたレポートと、福祉系学生として書くレポートにどのような違いがあるのかはまだあまりわかりませんが、ありがたいことです。

この書籍によればレポートとは、レポートとは、様々な調査や研究などをまとめた報告書ではなく、自分が見たり聞いたり調べたりした事実を踏まえ、それに対する自分の意見や主張、提言を理論的に書くものであると。

ほとんど論文です。

というか、上記書籍には、大学や短大、専門学校の学生が提出するレポートは論文であると書いてありました。

そう、レポートは論文だったのでした。

論文の種類は「試験論文」

論文は大きく以下の2つに分けられます。

  • 課題論文(試験論文、研究論文、報告論文)
  • 自由論文(学位論文、学術論文)

社会福祉士養成通信課程で要求されているレポートは、課題論文に該当すると思われます。では試験論文、研究論文、報告論文の中のどれに該当するのか?

検討過程は端折りますが、社会福祉士養成通信課程で提出するレポートは、「試験論文」に該当するのではないかと考えました。

内容としては研究論文が該当するような気もするのですが、養成課程にで学ぶべき各科目の合否を決める試験という位置づけなのではないかと。

以下引用の出典は『福祉系学生のためのレポート&卒論の書き方』30~31ページです。

試験論文は大学や短大、専門学校の教養課程や専門課程で、ふだんの授業や前期末・後期末試験で指導教員から出題されるものである。これは試験レポートとも呼ばれ、今までの講義の内容に対する理解度を問うものである。このため、出題された課題に示されている論点を的確に把握したうえ、講義で示された内容との関連を明らかにし、これらに具体的な検討を加え、自分の意見や主張、提言を述べる。

研究論文とは授業や定期試験以外に提出するもので、提出レポートとも呼ばれる。通常、それまでの講義の内容や講義に関連した内容に対する理解度を問うもので、課題はあらかじめ指導教員によって示されるのが一般的である。もっとも、時に、学生自らが課題に対して調査・研究し、意見や主張、提言を書くことが求められることもある。いずれにせよ、執筆にあたって引用、または参考にした文献は明示する必要がある。

ゼミなどで行われるのが報告論文で、報告レポートともいう。これは指導教員がゼミの内容に対する理解がどの程度か、学生に問うものであるため、特定の課題に対して作成するものである。このため、与えられた課題について具体的にどのような論点があるのか、整理したうえ、そこから新たにどのような問題が生ずるか、自分の意見や主張、提言を書いて問題提起することが求められる。

評価アップのポイント:独創性を!

社会福祉士養成通信課程におけるレポート(論文)は、当然のことながら、大学や大学院の学位論文のように長い文章や何か月にも及ぶ調査研究は求められていません。

ポイントは、

  • 与えられた字数にまとめる
  • 論理的に書く
  • その課題・科目の理解度を示してある

といったところ。『福祉系学生のためのレポート&卒論の書き方』によると、学問的に独創的な着眼点があれば、評価はさらに良くなるとのころでした。

同書によれば、入学して間もない頃は、自分の意見や感想、体験をだらだらと書き綴られがちでも、学年が進むにつれて学術的な専門用語を使い、専門書を読みこんでいるであろうと思われるレポートが増えてくるのだとか。

その中でも「光った答案」というのは独創性のあるレポートで、それらの多くは教科書だけでなく、シラバス(授業計画)や学生自らが探し出した参考書、先行研究の論文も十分に読んだうえで、自分の意見や主張、提言を述べているんだそうです。

大学はとっくに卒業して、社会人経験を20年以上やってきた者としては、最初からハイレベルなレポートを書いていきたいものですが、働きながら勉強する中でそこまでできるかといえば、ちと厳しい・・というか、無駄である可能性すらあります。

受験資格を得るためのレポートと割り切って、単位が取れればOKレベルで書いていくのが妥当なところかもしれません。

レポート作成の手順

レポートとは何か、がわかったところで、今後レポートを作成するための手順を明確にしておきます。

東北福祉大学通信教育学部の学習の手引き「【アドバイス】 レポートの書き方」がとてもわかりやすかったので、この記事を参考に、以下にまとめます。

テーマ分析

レポートのテーマ(課題)は、一定の内容を期待して設定されています。そのため、そのテーマがどのような内容を期待して設定されたのかを、まずテーマ分析を行って明確にします。

何を書かなければならないかが具体的に明示されている場合もあります。その場合はテーマ分析で苦労する必要はありません。テーマが抽象的に示されていて、一読しただけでは何を書けばいいのかがわからない場合もあり、そうなるとテーマ分析が重要となります。

初歩段階ではそのテーマについてほとんど知識がなく、何が何だかわからないということも。その場合はまずテーマについての基礎的な学習を行い、その後テーマ分析をすることになります。

テーマ分析とは、レポートに書かなければならない内容について具体的に検討するということ。最終的には、いくつかの短い文章や言葉にまとめます。これを1枚に1つずつカードに書いておくことが勧められています。

例:「老年期の生きがいとはどういうものか考えてみよう」というテーマの場合

  1. 「生きがいとは何か」生きがいの定義を書く。
  2. 「老年期の生きがいは何か」を明らかにする。
  3. 「どういうものか」という問いかけの中には、「どういう意味をもっているか」ということも含まれているかもしれない。「生きがいのもつ意味」も書いておいた方がいいかも、ということになる。

材料を集める

レポートは執筆者の意見や経験を聞くものではなく、客観的な裏づけのある材料を集めて、テーマにそってまとめるということが期待されているため、それなりの材料が必要です。

指定されたテキストがある場合はまず、そのテキストの中で材料を探します。テキストがない場合でも、参考文献は指定されているはずなので、指定された参考文献を読み、使えそうな内容を探します。見つかったらメモ程度にまとめて、これもカードに書いておきます。

この段階で、手順1のカードと手順2で作ったカードを並べて内容を検討します。このとき、手順1の時に書きたいと思った内容に照らして、手順2で探し出した内容で十分かどうかを検討します。

十分だと判断したら次の手順に進みますが、参考文献を1冊だけ読んで書いたレポートでは「不合格」(再提出)と評価される危険がないわけではありません。通信教育におけるレポートは「これだけ勉強した」というアピールでもあるので、「1冊しか読まなかったのか」ということも評価の対象になる可能性があるのです。

そのため、十分だと思われた場合でも、内容を補強するために他の文献からも探してみると良いらしく。

手順1の例でいえば、1の定義についてもできれば2〜3人の定義を挙げ、その上で「ここでは,以下のように定義しておく」と書くと学習の成果がよくわかります。2や3についても、何人かの研究者が明らかにしていることを書いた後でまとめるという作業をするのがベター。

内容を組み立てる(目次を作る)

十分な内容がそろったら、内容を組み立てます。
手順1のカード別に手順2のカードを並べて、順序を考えるという作業です。

ここで考慮しなければならないのが字数。
私が提出するレポートの字数は、1,125文字以上、1,275文字以下。

集めた材料を検討しながら,字数のバランスにも気を配って組み立てを考えます。
材料としては集めたものの、紙数の関係で使えないものも出てくる。それが学習なのだろうと、東北福祉大学の木村進教授が書いておられました、

この作業はレポートの目次作りでもあります。

1200字程度で目次が必要か?という考えもあると思いますが、内容をただ書き連ねるのでなく、1200字とはいえいくつかの部分に分けてまとめるということ、全体の構成や論の流れが書き始める前にあることが必要なのだろうと思います。

上記の例では手順1で3つに分けてあるので、それぞれを小見出しとして分けて書くと良いようです。

4,000字の場合は,3つの小見出しの中で,それぞれ2つ程度の部分に分けて書くと,書きやすいし,また読みやすいレポートになります。

カードを使うやり方は,この部分に効果的です。

レポートを書く

いよいよレポートを書き進める段階です。

1~3の順序を経て準備が進められれば、レポートを書くこと自体はそう難しいことではなさそうです。

ポイント

  • 「である」調で書く。
  • 文献からの引用がわかるように書く。「○○によると」「……と○○は述べている」など。誰かの考えなのか自分の考えなのかがはっきりわかるように書く。
  • レポートを書くための学習を進めて「自分としては何がわかったか」というようなことを「終わりに」として書くとまとまりが良くなる。
  • 参考文献・引用文献を必ず明記する。
  • 指導教員とレポートを通してしっかり対話する。

はじめちゃんによるレポート作成7つのポイント

はじめちゃんによると、レポートのポイントは以下の7つ。

  1. 何のためにレポートを書くのかを知る
  2. 課題の目的を知り課題に沿った内容にする
    課題は出題者からのメッセージ
  3. レポートは誰に向けて書くのか?誰に伝えるのか?
  4. レポートは伝わらなければ意味がない
    そもそも文章を書くのが苦手・下手では伝わらない
    文章を書くのが下手な人は、読むのも下手
  5. 伝わる文章の書き方
  6. レポートの書き進め方は、①結論・②説明・③まとめ
  7. レポートをまとめるための裏ワザを伝授

社会福祉士のレポートを上手に書くために おさえておきたい7つのポイント

レポート攻略の助け舟、あんちょこ等

他にも、レポート作成の助けとなることをいくつかメモしておきます。

おわりに

この記事をまとめただけでは、レポートを本当に効率良く書けるのかどうかわかりませんでした。

とりあえず、この記事や「社会福祉士養成通信課程で提出するレポートの作成方法について【イシューから始める編】」を見ながらレポート作成に取り組んだところ、悩んだり迷ったりすることなく(というか、詰まったらこれら記事を見返すことで)、サクサク進みます。

やはりアウトプットが重要です。

レポート作成に取り組み中の方の参考になったら嬉しいし、この記事を参考に、自分なりのレポート作成ノウハウを構築していただくのもいいかもしれません。

お互い頑張りましょう(^▽^)/

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