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社会福祉士学習の記録|レポート(30) 第7回(3)『社会調査の基礎』

レポート課題に取り組むカエルのイラスト

この記事は、社会福祉士養成課程(通信)の30番目のレポート(科目は「社会調査の基礎」)に関することをまとめたものです。

以下の記事にまとめた手順に沿ってレポートを作成する準備を進めました。

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目次

レポートは2択

レポートの課題は、以下の2つから選べました。

(a)質的調査における観察法と面接法について、それらの特徴と分類を説明しなさい。

(b)量的調査の特徴と種類について説明しなさい。

量的調査、統計調査についてもっと理解したいので、(b)にしました。

レポート作成の手順

毎度恒例、「社会福祉士養成通信課程で提出するレポートとその作成方法について【土台=基礎編】」の「レポート作成の手順」に沿って作業を行っていきます。

テーマ分析

「量的調査の特徴と種類について説明」するというテーマが、どのような内容を期待して設定されたのかを考えます。

また、社会福祉士養成通信課程におけるレポートは、

  • 学習を進めているよ!ということを学校に知らせる
  • こんなふうに理解しているよ!ということを先生に知らせる

ということも目的としていると考えられるため(参考:社会福祉士養成通信課程で提出するレポートの意味)テキストの内容を踏まえつつ、少し発展させたレベル内容も盛り込めるとベターかと思います。

今回のレポートは、

  • 量的調査の特徴
  • 量的調査の種類
  • 上記に関する考察

以上3点が端的にしっかり書けていれば(=本質的なところが押さえてあれば)、及第点はもらえるでしょう。

材料を集める

レポートを書くにあたって必要な材料を集めます。

学校指定のテキストの中や、テキストに出てきた資料から主に材料を探します。

材料を集める

参考

  • 学校指定のテキスト 5ページ
  • 学校指定のテキスト 31~81ページ
  • 放送大学テキスト『社会調査の基礎』

データの質に沿った分類

量的調査と質的調査

データの質に沿って社会調査を分類すると、量的調査と質的調査に大別できる。量的調査は、数多くあるいは比較的多数の調査対象者から、定型化された調査票などを用いて数量的なデータを幅広く集め、その対象の状態や特性などを量的に把握し、分析する方法をいう。量的調査は、統計的にデータ解析を行うので、統計調査とも呼ばれている。

テキスト5ページ

量的調査の性質

各項目について、箇条書きで要点をピックアップします。

量的調査の特徴

  • 量的調査とは、多数の対象に調査を実施し、大量のデータを収集し、計量的な分析を行う調査をいう。
  • 量的調査の主な目的は、人間の行動や意識、社会の状況について実態を把握すること、および、問題の背景や原因について仮説を検証することである。
  • 量的調査の福祉にとっての意義としては、起こっている問題、問題の背景にある要因を明らかにすること、人々の二ーズ、存在する社会資源、政策や援助による変化の評価などが挙げられる。
  • 量的調査には、全数調査と標本調査がある。
  • 量的調査では、定型化された質問紙を用いて、すべての対象に対して同一の形式で質問し、同一形式の回答が収集される。調査が信頼性と妥当性を持つよう、質問・尺度・選択肢は入念に設計される必要がある。
  • 量的調査のデータ分析手法は複数ある。単純集計による標本の基本的な特性把握。変数間の関連分析によるグループ間の差異の明確化。多変量解析による3つ以上の変数の関連の分析。どの分析でも、扱うデータの性質が質的か量的かによって手法は異なる。
  • 標本調査において特に、統計的検定が重要である。

量的調査と質問紙法

量的調査は質問紙を用いて実施する。
質問紙法の主なものに、配票調査法・郵送調査法・個別面接法がある。
配布・回答・回収の仕方がそれぞれ異なり、費用や回収率などにおいてそれぞれ長所と短所がある。
どの方法でも、定型化された質問文や選択肢に基づいて回答される。

質問紙法の手順

  1. 調査の企画
  2. 仮説を立てる
  3. 質問紙の作成
  4. サンプリング
  5. 調査の実施
  6. データの整備
  7. データの分析
  8. 結果の公表

質問紙法の種類

質問紙調査の際に、事前に質問を準備し、文章として紙面上に表示したものを調査票あるいは質問紙という。

調査票を用いる調査の方法には次のようなものがある。

  1. 郵送調査法
  2. 留置調査法
  3. 集合調査法
  4. 個別面接調査法
  5. 電話調査法

レポートの結果と評価のポイント

  • 点数 70点
  • 総合評価 B

項目別評価は、

  • 課題の理解度 A
  • 論旨と構成 B
  • 自己の見解 B

評価があまり良くなかったので、レポート自体の掲載は端折ります。

課題の意図を読み違えてしまったことが、低評価の原因だったと思われます。

担当の先生からは、以下の旨のコメントがありました。

  • 社会調査の目的とは何か。
    それは経験的データを用いて意味世界としての社会的世界を探求し新しい知見を提示することであり、そのための方法が「社会調査法」だということ。
  • 本課題は、量的調査のいろいろな調査方法(全数調査・標本調査、横断踏査や縦断調査など)を尋ねたものだったが、このレポートは調査票の配布・回収方法による調査の違いについての記述になっていた。

レポート作成のご参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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