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社会福祉士養成通信課程で提出するレポートの意味

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2019年より就労移行支援事業所で支援員として勤務し、福祉の仕事の素晴らしさにすっかり感化されました。福祉についてもっと理解したいし、支援の幅を広げたく、社会福祉士の資格を取得することにしました。

その学習の記録です。

人間は何事にもすぐに意味を求めたがると言ったのは・・誰だったか・・忘れましたが、私も意味や意義が感じられないと物事に真摯に取り組めないタチなので、今後32本作成するレポートに意味を求めることにしました。

この記事では、社会福祉士養成通信課程でレポートを作成する意味についてまとめました。

目次

高等教育には付き物の「レポート」ですが・・

これまでも大学や大学院でレポートや論文は散々書いたし、働き始めてからは職場で諸種報告書を書いてきたし、放送大学でもレポートを課題として書いたり、試験が小論文だったりしました。

それぞれのレポートや論文に、それぞれの目的や意義があるわけです。

当然、社会福祉士の養成課程においてレポートを作成する意義もあるはず。

目の前の目的で即物的に考えれば、社会福祉士国家試験の受験資格を得るためのレポート提出です。

レポートを書かなければ、大学なり専門学校なりで履修が求められている科目の単位が取れず、国家試験の受験資格が得られません。

では、その国家試験にたどり着くまでに32本ものレポート提出が求められているのはなぜか?

社会福祉士は法律に規定のある国家資格であり、
養成課程は厚生労働省で検討され、
国によって定められた方針に学校は従います。

私たちが国家試験に合格して登録し、社会福祉士となったときに、求められている役割をちゃんと果たせる社会福祉士であってほしいという、国や学校の思いがレポートの課題にこめられているのではないか?

と考えると、少し気持ちが楽になりませんか?

社会福祉士の資格を持つ人に期待されている役割に関わると考えると、面倒くさい嫌なことと捉えがちなレポート作成にも、多少は意味が見いだせるのではないでしょうか。

社会福祉士とは何か?

では、社会福祉士の業務とは何でしょうか。

第二条 この法律において「社会福祉士」とは、第二十八条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第四十七条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと(第七条及び第四十七条の二において「相談援助」という。)を業とする者をいう。

出典:社会福祉士及び介護福祉士法

端的に言えば、福祉サービスの必要な人の相談に応じ援助を行うことです。

この業務をしっかり行えるようになるために、憲法や法律など福祉サービスの拠り所となることから、相談援助の実務までしっかり学校で勉強する場が福祉大学だったり専門学校の社会福祉士養成課程だったりするわけです。

通信課程において、特にペーパーのテストがない場合、学生の理解度を示すものとしてはレポートが唯一の手段と言っても過言ではないかもしれません。

だとすれば、学校側としてはレポートの内容でもって、学生が国家試験に向けてきちんと勉強を進めて理解を深めていけているかを判断し、必要に応じて指導なりアドバイスなりするのではないでしょうか。

学校にとって、学生は客であると同時に商品のようなものでもあります。国家試験に合格する学生が多ければ多いほど、学校のその後の繁栄が約束されるのだから。

社会福祉士の養成課程でレポートを作成する意味(即物的に)

社会福祉士の養成課程でレポートを作成する目的としては、即物的には、

  • 単位を取るため
  • 社会福祉士国家試験の受験資格を得るため

といったものとなりますが、対学校的には、

  • ちゃんと学習を進めているよ!ということを知らせるため
  • こんなふうに理解しているよ!ということを知らせるため

といったところでしょうか。
シラバスをきちんとおさえて学習を進めていることが伝わるとベターではないかと思います。

学生がレポート課題に取り組む意味と求められる姿勢(理想を交えて)

学校教育法の中で専修学校(専門学校)は、「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」ことを目的とする学校であるとされています。

学生には実践的な職業教育、専門的な技術教育を行う教育機関での学びを通して成長し、修了後にはスペシャリストとして活躍してほしいのだと、文科省は考えているようです。

つまり、社会福祉士の養成通信講座においてその学びの中心がレポートであるということは、レポートの作成を通して成長しろと言われているわけで、その視点が抜け落ちたレポート(=レポートの課題に対して、レポートに取り組む前の自分で反応したレポート)は、残念ながら本来の目的から逸れてしまっているものと言えるでしょう。

とはいえ、仕事と生活で既に多用の中、通信課程での学びに全身全霊で打ち込むのは難しい。

通信課程の学生でいる間は、趣味や娯楽を一切放棄して、学業(と仕事)だけに専念する、とストイックになれるならそれが理想なのでしょうけれども。

見出せる妥協点は、レポート作成に取り組む際には省力化を自覚しつつ、「自己の成長」を忘れないという姿勢でいることでしょうか。

おわりに:私がレポート課題の取り組みを通して得たい実り

自らの学びを大切にしたい立場としては、レポート作成を通して以下のような実りが得られるのではないかと考えました。

  • (社会福祉士として必要な)知識を得る
  • 必要な知識がどこにあるのか(情報源)を知る
  • 得た知識を活用する・伝えるスキルを身に付ける
  • 自分の考えや意見をまとめるスキルを身に付ける
  • 自分の考えや意見を伝えるスキルを身に付ける
  • その課題(テーマ)で重要なことは何かを見極める力を付ける
  • 主体的な学びを通して気づきを得る

このような学びが、社会福祉士として現場に出た際にも役立つことを願って。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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