こんにちは、ブジカエルです。
2019年より就労移行支援事業所で支援員として勤務し、福祉の仕事の素晴らしさにすっかり感化されました。福祉についてもっと理解したいし、支援の幅を広げたく、社会福祉士の資格を取得することにしました。
その学習の記録です。
この記事では、7月末までの成果と、試験日までの計画見直しについて書きました。
これから社会福祉士国家試験合格を目指そう!
という方の参考になれば幸いです。
7月31日 第32回の過去問で84%得点!
下記記事にも書きましたが、過去問3年分をしっかり学習して、第32回の過去問を模擬試験風に解いてみたら、2時間ちょっとの時間で解けて、126点(84%)とれました。
試験時間は4時間くらいあって、この年は88点(58%)が合格ラインなので、第32回であれば私は余裕で受かったのでしょう。自分の勉強法は間違ってはいなかったんだなと思いました。
というわけで、この記事は、2021年4月2日に書いた「事前の計画」の続編、中間まとめと計画の変更についてです。
3~4か月程度で合格圏に確実に達するお勧めの方法
最短ではないかもしれませんが、着実に点を積み重ねる方法は、以下のステップです。
- 基本をざっくり
- 過去問3年分をじっくり(過去問+レビューブック or 受験ワークブック等)
ポイントは、過去問をどこまで活用するか。
試験を作成する側が、これから社会福祉士になる人に何をどこまで理解させたがっているのか。そこを意識しながら、問題の背後にあるものまで吸収できれば、数か月で合格圏に達すると思いました。
平日1日2時間、休日5~6時間勉強できれば、3~4か月で可能かと。
私自身の経験から、基礎がない状態でいきなり過去問に挑んだら効率が悪すぎたので、ざっくりでいいので、先に基本に触れておくことをお勧めします。
通信課程でレポートしかほぼやっていなくて、今から基本をやるという方は、学校側で用意している受験対策講座みたいなものがあったら、それを活用するといいのでは、と思います。
国家試験対策、こうやって進めた
2021年12月~2022年4月3日 基礎づくり
主にワークブックを読んで、基礎的なことを一通り勉強しました。
ただ読んだだけで、理解しにくいことはノートにまとめたりはしましたが、この時点では、ほぼ何も頭には定着していません。
社会福祉士国家試験受験ワークブック2022 専門科目編
社会福祉士国家試験受験ワークブック2022 共通科目編
見て覚える!社会福祉士国試ナビ2022
当初は重要事項をまとめるノートを自分で作ろうかとも考えていたのですが、時間貧乏のため効率重視でいきます。
書いて覚える!社会福祉士国試ナビ穴埋めチェック2022
国試ナビとセットで使います。
2022社会福祉士国家試験過去問 一問一答+α 専門科目編
2022社会福祉士・精神保健福祉士国家試験過去問 一問一答+α 共通科目編
2022年4月4日~7月30日 過去問3年分しゃぶる
基本的なことを概ね学習したところで、過去問に取り掛かりました。
もともと9年分はやろうと思っていて、2020年版を買ってあったので、これから。
過去問のしゃぶり方(ブジカエル流)
やり方は人それぞれだと思います。
自分流をまだ見つけられていない方、これから自分流を探そうとしている方のご参考になれば幸いです。
5周
当初の予定では3年分を2週くらいと考えていたのですが、結局合計5周しました。
確実に頭に定着させるための勉強のし方の記事をあれこれ読んだのですが、
- 1回目、初めて学習する
- 翌日に復習
- 1週間後に復習
- さらにその2週間後に復習
- さらにその4週間後に復習
で定着するという説を信じて、5周してみました。
結果、かなり定着したという実感はあります。
5周の中身
科目ごとに学習しています。
繰り返すことで、記憶は定着させています。
また、脳の記憶の仕組みを考慮して、
・最初に全体を見て、脳に骨組みを理解させる
→脳が安心して記憶のパフォーマンスを発揮できる状態にする。
・繰り返して定着
→このとき、骨組みに肉付けする。
=枝葉を付けて、関連事項も含めて記憶する。
という段階を意識して、5周します。
概ね、以下のようなステップです。
普通に解き、解説を読む。
自分の解答が合っているか間違っているかはさほど問題ではなく、○の選択肢がなぜ○か、×の選択肢がなぜ×かを確認。
間違えても、いいのです。
むしろこの時点では間違えた方が、本番で間違えにくくなるかも。
1回目の答え合わせ時に確認した解説の内容を自分が覚えているか、確認しながら解く。
覚えていないところを重点的に、解説を再度確認。
各選択肢がなぜ○か×かを、説明できるか。
1週間前のことを、覚えているか。
自らを試します。
必要に応じて復習の濃密をコントロール。
2週間前のことを覚えているかどうかも課題。
今度はさらに、枝葉を付ける。
レビューブックを使用して、設問の背景を確認。
関連事項を絡めて学習。
1か月前のことを覚えているかどうかも課題。
レビューブックを再度確認、枝葉も含めて復習。
過去問+レビューブックは最高の組み合わせかも!?
レビューブック、めちゃくちゃいいです。
全ての人に向くかどうかはわかりませんが。
過去問は中央法規のものを使っていますが。
複数の出版社の本を利用するのは、プラスな気がしています。
私の勝ちパターンは、過去問&模擬試験でのアウトプットと、レビューブックでのインプット、てところかと。
勉強時間について|朝を中心に、毎日、少しずつ
通信課程&実習なし(+既婚)で社会福祉士を目指す方は、大方似たようなものではないかと思いますが、私は福祉施設の常勤職員で、フルタイムで週5働いて、仕事を終えて家に帰れば家事炊事という生活。
そんな中で勉強時間は概ね、
・平日 0 or 30分~2時間弱
・休日 5時間くらい
といったところで、試験合格者の体験記等で見る平均的な勉強時間の範囲に入ると思います。
このペースで、過去問2020年版を5周するのに4か月かかりましたが、他に特別な用事が入らなければ、恐らく3か月で終わっていたと思います。
私は、音楽の特別なイベントを入れてしまったり、大学の単位認定試験があったりで、週末でも何も勉強できない日が6月から7月にかけてかなりありました。その上、運動やその他趣味に時間をかなり使っていたので、そういうことがなければ3か月で全然間に合うのではないかと。
ちなみに、平日の勉強時間は朝を充てています。
夜は正直、頭に何も入りません。
仕事に全力投球してしまうからか、簡単なことも理解できないくらい、疲れています。
本当は、記憶したいことは夜に勉強するといいらしいのですが(記憶は寝ている間に整理されるからとかそんな理由で)、私には無理。
なので、平日の朝、勉強してから仕事に行き、夜は趣味&リラックスの時間。
休みの日も早起きして勉強して、午後2時くらいからは運動や趣味に時間を使っています。
40代後半という年齢のせいか、私の頭の作りのせいかわかりませんが、詰め込み式の勉強に私は向きません。
また、社会福祉士の試験の範囲はとても広いので、毎日少しずつ、が向いているように思います。
どこまで勉強するかは、社会福祉士を目指す動機・目的次第
資格取得が目的なら、ここまでしなくていい
正直なところ、私も含めてほとんどの人はここまでやらなくても試験に合格すると思います。
過去問を見る限りでは、ひねった意地悪な問題はなく、細かい際どい問題もなく、基本がわかっていれば解ける程度の素直な問題ばかり。
私のように、過去問9年分×5周を目指すというのは、やりすぎの範囲に入る可能性大。
資格取得が目的の人にはお勧めしない勉強法です。
勉強法、勉強の程度は人それぞれ
勉強に割く時間や、勉強方法に関わるのは、社会福祉士を目指す動機・目的ではないかと思います。
資格手当が欲しいから、職場で取れと言われたから、といった「資格取得そのものが目的」という場合は、最低限の勉強で最速の合格を目指すのが正解と思われます。
でも、私は福祉のことが知りたくて、福祉についてきちんと勉強しようと思い、その手段として資格取得を選びました。
試験に合格したとしても、最低限の勉強しかしなかったのでは、私にとっては意味がありません。
自分に合う勉強法や知識を深める程度は、結局のところ人それぞれです。
支援技術を上げたい、支援の幅を広げたい
過去問しゃぶり尽くしを目指して勉強していると、問題を解きながら、その解説を読みながら、その問題のテーマについて広く見ながら、福祉についての理解が深まるのが実感できます。
私にとっては試験勉強の過程がとても重要で、利用者さんの支援に必要な知識を、試験勉強を通して少しずつ蓄えていると言えます。
過去問の問題を1つ解く毎に、利用者支援のヒントを得ている、そんな感覚です。
初めて福祉職に就いた折にも思いましたが、無知で利用者さんに関わるのは罪なことだと、学べば学ぶほど感じます。
私にとっては、利用者さん支援の技量を上げていくために欠かせない最低限の知識を得るための勉強が、この社会福祉士取得のための勉強という位置づけです。
1問ずつ向き合いながら、特定の利用者さんを思い浮かべていることが多く、そのため進みは遅くなりますが、利用者支援の行き詰まり感の解消につながることもあります。
これこそ、私が資格取得を目指す動機に合致する効果です。
現場で他の支援者と、きちんと議論したい
私は、20年以上別の業界で仕事をしてきて、その後福祉に入職しました。学卒後ずっと福祉で働いている人と比べると、福祉に関する知識と経験が圧倒的に違います。
それはどうしたって仕方のないことで、経験は少しずつ積んでいくしかないのですが、勉強で埋められる部分は少しでも埋めたいと思ったりもします。
例えば、経験豊富な人の支援に疑問を持った時、感覚で物を言ったら相手には迷惑かなと思います。20代のど新人なら許されるかもですが、40代後半・社会人歴20年以上ともなると、それはしちゃいけないとブレーキが自然とかかります。相手に敬意を払い、礼儀として、せめて理論的な根拠を何かしら頭に置いて疑問をしたい。
そんな意識もありつつの過去問しゃぶり尽くしです。
今後の計画
スクーリングは終わったし、学校に提出するレポートももうないので、ぐっとシンプルになりました。
月日 | 主な勉強内容 | 模擬試験 | 試験手続き |
2022年8月 | 過去問2023年版 | 20日頃 模擬試験(中央法規) | 手引き申し込み |
2022年9月 | 過去問2023年版 | 8日~受験申込 | |
2022年10月 | 過去問2023年版 | 16日 模擬試験(ソ教連) | |
2022年11月 | 過去問2017年版 | ||
2022年12月 | 過去問2017年版 | 11日 実力判定模試 中旬 直前対策講座 | |
2023年1月 | 過去問2017年版 | 7日 リハーサル模試 | |
2023年2月 | 5日 試験当日 | ||
2023年3月 | 7日 合格発表 |
受験の手引きが来た!
受験の手引きの窓口が思いがけず早くに開いていたので、7月末には申し込みました。
そして、思いがけずさっさと届いてびっくり。
9月8日には申込受付開始。
いよいよだなーという感じ。
出身大学の卒業証明書とか、
実務経験証明書とか、
また色々必要なんだろうか面倒くせー。
と思ったら。
一般養成施設では不要なんですね。
専門学校入学時に書類をあれこれ揃えて提出したから、それが活きるのでしょう。
いやー、よかった。。
書類を準備するのは、本当に面倒くさいから。
試験に向けて、抱負
後悔のないように、日々こつこつやっていきます。
やりたいこと(オーケストラとか運動とか英語とか)、家族と過ごす時間も大切にしながら。