こんにちは、ブジカエルです。
大学院入試の小論文対策も、
福祉士養成講座のレポートの時みたいに記事にしちゃえ!
と、ふと思いつきました。
本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)
小論文の書き方
小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。
問題
この記事では、2023年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(2)に取り組みます。
離れてくらす親など、高齢者の日々の安全をどう見守るかは重要な課題となっている。あなたが有効と考える、人の手を介さないで安否を把握する方法を一つ挙げた上で、①そのしくみ、②有効と考える根拠、③その方法の限界(残された課題)を具体的に説明しなさい。方法は、考案したものでも既存のものでも構わない。
これを800字程度で書けと。
課題の意図把握
- 現代のテクノロジーについての理解
- 現代のテクノロジーの生活の中での活用可能性やその限界についての想像力
- 上記のようなことについて文字で表現する力量
を表現できると良いかなと考えました。
そう仮定したけどね
本当のところは知らないよ
知識の整理
課題に関する知識を整理して、問題提起を行います。
5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのようにしたか)を意識しつつ、できるだけ深く掘り下げます。
高齢者等、支援を要する人の安否を、人手を介さず把握する方法
- カメラ
- センサー
- 電気製品(ポット、電球)の自動通知型
- ガス、水道、携帯電話等の使用量
- スマートウォッチ、トラッカー
- 体内埋め込みのセンサー
小論文で取り上げるのは1つでいいので、そんなに多くは挙げなくていいかなと。
念のため、自分のあやふやな知識に頼らず、検索して調べてみました。
高齢者介護施設で使う場合
月刊誌「WAM」2023年2月号に掲載された記事を一部編集したwam netのページから。これは高齢の離れた親ではなく、高齢者の介護施設の話。
デジタル系見守り機器は、主に以下の3つに分類されます。
- 睡眠型センサー:睡眠状態や呼吸・心拍などを検知
- カメラ型センサー:遠隔で画像や映像を確認
- 複合型センサー:さまざまな機能を複合的に持つ
睡眠型センサー
ベッドとマットレスの間に敷くシート状のタイプが多い。
主な測定項目
- 利用者のベッド上での睡眠状態
- 離床や起き上がりなどの状態変化
- 心拍や呼吸などのバイタル値
長所
- 状態変化に関する通知が届き、適時の介入ができる
- 遠隔でバイタル確認ができる
- 睡眠状態やバイタル値の蓄積・分析により、QOL改善につなげられる
短所
- 単独では画像や映像での状態確認はできない
カメラ型センサー
に基づき、遠隔からすることができます。同時に複数の被介護者に関する通知が届いた場合には、画像や映像でその状態を見たうえで、優先度がより高い被介護者のもとへ訪室することができます。
またカメラ型センサーの場合、被介護者のプライバシーに関する設定ができます。例えば、アルコ・イーエックスの「ペイシェントウォッチャープラス」ではモザイクやボカシを通した表示設定変更(図2)が可能です。プライバシーに関する機能を活用し、介護者のプライバシーに対する配慮をすることも重要なポイントです。
ベッドとマットレスの間に敷くシート状のタイプが多い。
主な機能
- カメラ機能
- 被介護者のベッド上の状態変化を察知するセンサー機能
- 被介護者の離床・起床などの動きにあわせて通知発信
長所
- ベッド上や居室の状態を、画像や映像で確認
- 動きに合わせて通知が届き、適時の介入ができる
- 同時に複数の被介護者に関する通知が届いた場合、画像や映像で状態を確認して、優先度の判断ができる
短所
- 単独ではバイタル測定ができない機器が多い
複合型センサー
主な機能
- 睡眠やバイタルなどの状態察知
- 画像・映像表示
ナースコールなどのように、見守りとして必要な機能を多数有する機器もある。
例えば、行動分析センサーとして居室内の転倒やベッドからの離床を感知するだけでなく、呼吸異常を感知する機能やナースコール機能、さらにはケア記録機能も備えており、センサーが感知したときは映像での確認が可能という優秀な機器もある。
長所
- 1台の機器で包括的な見守りが可能
- ナースコールとの連動が可能な機器も多い
- 見守り業務の大幅な効率化が可能となり、介護サービスの品質向上につながる
短所
- 機器本体や設置の費用が高額な場合もある
デジタル系見守り機器の注意点
以下は福祉施設等による使用の場合であり、一般家庭には当てはまりませんが一応。
- 通信環境の構築
多くの機器はWi-Fi環境が構築されていることを前提としている。
被介護者の居室だけではなく、介護職員が勤務するフロア全体に電波を行き届かせるためには専門家のサポートが必要なことも。 - 見守り業務に関するオペレーションの変更
既存の業務オペレーションのままでは、デジタル系見守り機器を導入後も、業務の効率化が進まない場合も。
睡眠型センサーの導入によって遠隔で安否確認できる環境になったら、機器の利用を組み込んだ見守り業務へと、オペレーションを変えていく必要がある。 - 組織一体として取り組む意識
機器を導入したものの、介護職員の利用が進まず、機器を撤去するケースもあるとか。導入に関する共通の目的意識を持ち、業務課題の解決のために継続的に改善を図っていく必要がある。
個人的に使う場合
- カメラ型見守りサービス
- センサー検知型見守りサービス
- 自動通知型見守りサービス
カメラ型見守りサービス
メリット
- 遠方から映像(静止画や動画)で様子がわかる
- 普段の生活パターンが把握できる
- 転倒や熱中症、病気など状況の変化が把握できる
- 場合によっては、遠方にいても救急車を呼べる
- 食事や服薬、来客など状況がわかる(撮影されている範囲で)
- カメラに通知機能があれば、常に映像を見ていなくてもよい
デメリット
- 導入や運用にコストがかかる
- 映像を送信するための通信システムが必要
- 家が広い・部屋が多いと、カメラがたくさん必要
- 風呂場など設置できない場所がある
- 対象者が「監視されている」と感じると歓迎されにくい
- 停電時など利用できない可能性がある
センサー検知型見守りサービス
センサー検知型見守りサービスの種類
- センサー付きの電球を設置しON/OFFで異常を感知
- 日常生活で使用するドアにセンサーを設置し開閉の有無を感知
- 人感センサー自体を室内に設置し人の動き、温度、明るさなどを感知
- エネルギーセンサーを分電盤に設置し家電の使用状況を感知
- テレビや冷蔵庫などの家電にセンサーを設置し使用状況を感知
- ガスの使用状況を感知
センサーが一定期間使用されていない、動きがない、異常なデータなどを感知した場合に、家族やサービス提供事業者に通知がいく仕組み。
設置されたセンサーが異常を感知すると、家族のスマートフォンやパソコンなどに通知されるタイプが一般的。最近ではリアルタイムに室温や状態を確認できたり、スマートフォンから操作できるタイプも増えているとか。
メリット
- プライバシーが守られる、カメラ型と比べて、監視されている感があまりない
- 高齢者の方で特別に何かをする必要はない
- 遠隔でデータが確認できる
- 異常を感知したら通知を受け取れる
- 異常があれば通知を受け取れるので、常にデータを見ている必要はない
デメリット
- 実際の様子はわからない
動かない場合、転倒なのか、意識がないのか、寝ているのか、わからない - 屋外の様子はわからない
センサーは基本的に室内に設置するもの - コストがかかる
機器の費用、初期費用(契約、工事等)、月額費用 - 通信障害時、停電時、機器の故障時は
自動通知型見守りサービス
センサー検知型のうち、家電を活用するタイプ。
日常的に使う家電にセンサーを搭載して、「長時間家電が使われなかった」、「異常な動作があった」等の場合に通知が届く。
- 電球:電気のスイッチon/offで安否確認
- 冷蔵庫:冷蔵庫のドアの開閉で安否確認
- 湯沸かしポット:ポットの使用状況から安否確認
- テレビ:テレビの使用状況から安否確認
長時間反応がない場合に異変に気付くというシステム。
高齢者が意識を失ったときに即座に気づくことはできないので、異変の把握という点では限定的。
解答例
人の手を介さずに高齢者の安否を把握する方法には、カメラ型やセンサー型等複数のタイプがある。そのうちセンサー型の一つである、センサー付きの電球について以下に述べる。
①しくみ
住居内にセンサー付きの電球を設置し、その電球の使用状況の変化から異常を感知する。異常を感知すると、予め設定されているデバイス等に通知が送信される。普段の電球の使用状況のデータは蓄積されて、スマートフォン等で随時確認できる。
②有効と考える根拠
電球の場合、カメラ型と比べると高齢者のプライバシーが守られ、高齢者にとって監視されている感覚があまりないことがまず挙げられる。また、高齢者の方で特別な操作をする必要がなく、導入時の負担感はあまりないと考えられる。見守る側にとっては、遠隔でデータが確認できる、異常を感知したら遠くにいても通知が受け取れるので常時データを見ておく必要がないというメリットがある。また、センサー付き電球の価格が他の見守り家電と比べると比較的安価であり、通信機能を持っている電球もあるため、通信も含めた運用コストが1000円台からと比較的安価である。
③見守りの限界
異変の把握という点では限定的であることがまず挙げられる。センサー付き電球による見守りでは、長時間反応がない場合に異変に気付く。そのため、高齢者が意識を失った時に即座に気付くことができるわけではない。
次に、電気を使うこと、通信することが前提であるため、停電時や通信障害時、ハッキングによる見守りシステム破壊時にはこの見守りシステムが有効に働かないことが考えられる。
また、電気機器であることから、機器の故障や寿命による不具合が発生し、期待されている見守りができなくなることも考えられる。
以上、センサー付き電球による見守りのしくみ、有効と考える根拠、見守りの限界について述べてきた。単身高齢世帯は増加する一方で、2050年には20%を超えると予想されている。高齢者本人や家族が安心して暮らせるしくみづくりが今後も発展することが期待される。
以上 848文字
うーん。
やっぱりベストじゃないけど、及第点がもらえたらいいなぁ。
ChatGPT
方法: スマートホームセンサーシステム
① そのしくみ
スマートホームセンサーシステムは、高齢者の自宅に設置されたセンサーを使って安否を把握する仕組みである。主なセンサーには、動作センサー、ドア・窓センサー、ライフスタイルセンサー、振動センサー、環境センサーがある。これらのセンサーは、家の各所に設置され、リアルタイムでデータをクラウドに送信する。異常が検知された場合には、登録された家族やケアマネージャーにアラートが通知される。これにより、迅速な対応が可能となる。
② 有効と考える根拠
このシステムは、以下の理由で有効である。まず、24時間体制で監視が可能であり、異常を迅速に発見できる点が挙げられる。センサーは非侵襲的に設置でき、高齢者のプライバシーを保ちながら安全を確保できる。さらに、リアルタイム通知機能により、異常発生時に即座に対応が可能であり、長期間のデータ分析によって生活パターンの変化を把握し、予防策を講じることができる点も有利である。
③ その方法の限界(残された課題)
しかし、スマートホームセンサーシステムには限界も存在する。まず、センサーや通信機器の故障や停電、インターネット接続の問題があると、監視が途切れる可能性がある。次に、システムの導入には高額な初期費用がかかり、維持管理にもコストがかかるため、経済的な負担となることがある。また、センサーが大量のデータを収集するため、プライバシーの懸念が生じる可能性がある。さらに、誤検知のリスクもあり、不必要なアラートが発生することがあるため、精度向上が求められる。
結論として、スマートホームセンサーシステムは高齢者の安全を見守るための有効な方法であるが、技術的、経済的、プライバシーに関する課題も存在する。これらの課題に対処するためには、技術の進歩とともに、適切な運用とコスト管理が重要である。
以上、782文字
以前、chatGPTにレポート作成をしてもらったときには、とても提出できるレベルではなかったのですが、このクオリティの回答が一瞬で出てくるって、人間は既に完全に負けている・・
終わりに
解答を書きながら思ったのですが。
大したこと書けないんだよなぁ。
でも、大したことが書ける出題でもないような。
もう少し数をこなさないと何とも言えないような気も。
AIが一瞬で優れた回答を出してくるこの時代に、ちまちま試験対策する意味って何だろう。