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小論文対策 過去問2024年度第2問(2)|放送大学大学院修士課程入学筆記試験対策

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

大学院入試の小論文対策も、
福祉士養成講座のレポートの時みたいに記事にしちゃえ!
と、ふと思いつきました。

本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)

目次

小論文の書き方

小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。

問題

この記事では、2024年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(2)に取り組みます。

高齢者の貧困・生活問題をどう解決するか、就労という側面から述べなさい。

これを800字程度で書けと。

課題の意図把握

第一次選考(筆記試験)で見られるのは、与えられた課題に対する理解力および論述能力。

時代の認識。
現代社会に対する感覚。
社会問題に対する視点。

そんなところを書き表せるといいかなと思いました。

本当のところは知らないよ。

知識の整理

課題に関する知識を整理して、問題提起を行います。
5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのようにしたか)を意識しつつ、できるだけ深く掘り下げます。

解答例

 日本では高齢者の割合が年々増えていて、今後も増えることが予測されている。総人口に占める65歳以上の人口の割合は、2023年9月の総務省による人口推計では29.1%、2040年には35%に、2070年には39%になると推計されている。高齢者の貧困世帯の割合も増え、生活問題に直面する人も多い。
 こうした高齢者の貧困・生活問題を解決する方法について、就労という側面から考えられることとしては、①65歳までの現役世代に対して行う施策、②高齢者に対して行う施策、③雇用者等に対して行う施策、④広く社会に対して行う施策が考えられる。
 まず、65歳までの現役世代に対する施策としては、就労率を高める、非正規雇用の人の収入を増やす、厚生年金加入を必須とする、個人年金加入の促進等のことが考えられる。これらにより、高齢期の収入が増え、貧困率が減少することが考えられる。
 65歳以上の高齢者に対しては、就労意欲を高め、就労率を高める施策が考えられる。
 次に雇用側である企業等に対しては、健康状態の個人差が大きい高齢者がそれぞれの状態に合わせて勤務する時間や日数を調整できるようにする、高齢により心身が若年の人と異なる状態になった人でも取り組める業務を切り出す、高齢により心身が若年の人と異なる状態になった人が安心して働けるよう高齢者に配慮する労働安全の視点を取り入れた職場づくりを促す、といった施策が考えられる。
 世の中には、高齢者を「働けない人、社会のお荷物」、貧困状態にある高齢者を「自業自得」等と見なす人もいる。しかし、誰もが平等に毎年1歳ずつ年をとり、加齢に伴い若い時に持っていたものを失っていく。一方、若い時に持っていなかったもの、例えば英知等を加齢に伴って獲得するという側面もある。貧困は社会が作り出すという視点を持ち、高齢者も含めて誰もができる範囲でできることをして支え合って社会を創るという意識を、より多くの人が共有できる仕組み作りが行われると良いと考える。

以上、829文字

ChatGPTの解答例

 高齢者の貧困や生活問題は、先進国を含む多くの国で深刻な社会的課題となっている。日本においても、年金だけでは生活が困難な高齢者が増加しており、これに対する対策が急務である。就労という側面から解決策を考えると、以下のような取り組みが必要である。
 まず、高齢者の就労機会の拡充が重要である。多くの高齢者は、年金だけでは生活費が足りず、収入を得るために働く必要がある。しかし、年齢や体力の制約から、一般的なフルタイムの職には就きにくいのが現状である。このため、高齢者向けのパートタイムや短時間労働の仕事を増やし、柔軟な勤務形態を提供することが求められる。具体的には、地域密着型のサービス業や軽作業など、高齢者が自分の体力や経験に合わせて働ける仕事を増やすことが効果的である。また、企業に対して高齢者の雇用を促進するためのインセンティブを提供する政策も有効である。
 次に、高齢者向けの職業訓練やスキルアップ支援が必要である。高齢者が労働市場に参加するためには、現代の仕事に必要なスキルを身につける必要がある。例えば、ITスキルや接客スキルなど、今後の労働市場で価値のあるスキルを習得するための訓練プログラムを提供することが重要である。公共機関や地域の団体が提供する職業訓練プログラムを充実させ、また、企業が高齢者向けに研修を行うことも一つの方法である。これにより、高齢者がより高い付加価値を持つ仕事に就くことができ、収入を増やすことが可能になる。
 さらに、高齢者の就労環境の改善も重要である。高齢者が働く際には、労働条件や職場環境が適切でなければならない。例えば、労働時間の柔軟性や、身体に負担をかけない業務内容の設定などが必要である。また、職場での安全性を確保し、適切な支援や相談窓口を設けることで、高齢者が安心して働くことができる環境を提供することが求められる。
 最後に、地域コミュニティとの連携も重要である。地域のボランティア活動や地域サービスの提供を通じて、高齢者が社会参加する機会を増やすことができる。地域社会が高齢者の経験や知識を活かす場を提供し、また地域のニーズに応じた活動を行うことで、高齢者の生活の質が向上し、貧困問題の解決にもつながる。
 総じて、高齢者の貧困・生活問題の解決には、就労機会の拡充、職業訓練やスキルアップ支援、就労環境の改善、地域コミュニティとの連携が不可欠である。これらの取り組みを通じて、高齢者が安心して働き、充実した生活を送るための基盤を整えることが重要である。

以上、1047文字

終わりに

毎度そうなのですが、一旦書き上げてから読み返すと、途中で論理がつながらなくなっていたり、文章の順番を変えた方がいい箇所がみつかったり、します。

「小論文の書き方」についてまとめた記事にも書いたように、流れを整理してから書かないと、後で大幅なロスが生じかねないなぁと、思ったのでした。

まぁ、こういうことも含めて、練習の回数を重ねようと思います。
頭のいい人はそんな必要ないんだろうなぁいいなぁなんて思ったりもしますが。
凡人の自分は地味に努力します。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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