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小論文対策 過去問2020年度第2問(1)|放送大学大学院修士課程入学筆記試験対策

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

大学院入試の小論文対策も、
福祉士養成講座のレポートの時みたいに記事にしちゃえ!
と、ふと思いつきました。

本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)

目次

小論文の書き方

小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。

問題

この記事では、2020年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(1)に取り組みます。

(生活領域)
日本社会における「父親の育児」の現状について説明し、今後の政策課題について、述べなさい。

これを800字程度で書けと。

課題の意図把握

第一次選考(筆記試験)で見られるのは、与えられた課題に対する理解力および論述能力。

時代の認識。
現代社会に対する感覚。
社会問題に対する視点。

そんなところを書き表せるといいかなと思いました。

本当のところは知らないよ。

知識の整理

課題に関する知識を整理して、問題提起を行います。
5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのようにしたか)を意識しつつ、できるだけ深く掘り下げます。

解答例

 まず、日本社会における「父親の育児」の現状について述べる。
 日本では近年、父親の育児休業取得率が上がってきている。ユニセフの報告書で日本の育児休業制度が世界第1位と評価されるといった制度の充実や政策が背景にあると考えられる。しかし、日本において父親の育児休業取得率が上がってきているといっても、令和4年度調査で17.13%であり、2割にも満たない。取得日数も母親と比較すると圧倒的に少なく、育児が今なお母親に偏っていると言えよう。
 では、父親の育児に関する今後の政策課題として考えられることは何か。
 父親の育児の状況は、良い方に変わってきている。今後は、制度が定着し、状況がさらに改善していく必要がある。そのためには、父親の育休取得が当然であるという意識や、子育てをする両親を支える社会を実現するべきという意識を社会全体に根付かせることが課題となると考えられる。
 父親の育休取得が当然であると社会の大多数が認識するようになるまでには、時間も手間もかかると思われる。特に、男性が金銭面以外で家庭運営に関わらないのが当然とされた時代を長く過ごした中高年以上の男性にとって、男性が育児休業を取得するのが当然と言われても、気持ちがついてこないかもしれない。また、育児は母親がするもの、という意識が根強い人は依然多く存在するだろう。出産する女性の中には、自身でそう思って自らを縛っている人もいるかもしれない。育休の取得によりキャリア面で不利になることを厭う人もいるだろう。きめ細かな政策が必要だ。
 一方、父親に育児参加を促し、子の両親がともに育休を取得して、二人で育児をすればよいという風潮にならないよう配慮も必要だ。かつてヒトの育児は、集団で行われていたと考えられている。子どものケアを家族だけが負わなければならない状況にならないよう、社会全体が両親の育児をサポートする状況になるような政策が望まれる。

以上、798文字

ChatGPTの解答例

 日本社会における「父親の育児」の現状は、近年改善の兆しが見られるものの、依然として課題が多い。伝統的に、育児は母親の役割とされ、父親の育児参加は限定的であった。しかし、社会の変化や意識の変革により、父親の育児参加が少しずつ進んでいる。
 現状としては、まず父親の育児参加の増加が挙げられる。近年、働く父親の間で育児に対する意識が高まり、育児休暇の取得率が増加している。例えば、厚生労働省のデータによると、育児休暇を取得する男性の割合は徐々に増加しており、特に若年層の父親を中心に積極的に育児に関わろうとする傾向が強まっている。また、企業の中には、育児休暇や短時間勤務制度を積極的に導入するところも増えてきた。
 しかし、依然として多くの課題が存在する。一つは、育児休暇の取得に対する職場の理解と支援が不十分である点である。多くの企業では、育児休暇を取得する男性に対して、キャリアへの影響を懸念する声が根強く、実際に休暇を取得しづらい状況が続いている。また、育児に関するサポートが限定的であり、父親が育児に参加しようとしても、必要な情報や支援が不足していることが多い。
 さらに、育児と仕事の両立の難しさも大きな問題である。特に長時間働く文化が根強い日本では、仕事と育児の両立が難しく、父親が育児に参加するためには、仕事の負担を軽減する必要がある。家庭内での役割分担も重要であり、パートナーシップの問題が影響している。
 今後の政策課題としては、以下の点が挙げられる。まず、育児休暇の制度強化と職場環境の改善が必要である。育児休暇を取得しやすくするためには、企業に対して法的な義務を強化し、育児休暇を取得した男性社員がキャリアに不利益を被らないようにする取り組みが求められる。また、育児に関する研修やサポートを充実させ、育児休暇を取得する際の不安を軽減することが重要である。
 次に、育児と仕事の両立支援を強化する必要がある。具体的には、フレックスタイム制度やテレワーク制度を推進し、働き方を柔軟にすることで、父親が育児に参加しやすくする取り組みが求められる。育児休暇や短時間勤務制度の利用促進も含め、労働環境全体の改善が必要である。
 最後に、育児に対する意識改革も重要である。男女共同参画の意識を高め、育児に対する社会的な期待を変えていく必要がある。メディアや教育機関を通じて、父親の育児参加が自然であるという価値観を広めることが求められる。
 総じて、日本社会における「父親の育児」は改善の兆しが見られるものの、依然として多くの課題が存在する。今後は、育児休暇制度の強化、育児と仕事の両立支援、意識改革など、多角的なアプローチが必要である。これにより、父親が育児に積極的に関わる社会が実現するだろう。

以上、1146文字

終わりに

社会の状況に対して、それなりに自分の考えはあるので、それを書くことはできるのだけど、まとめるまで時間がかかってしまう。
今は、出題のテーマについて調べながらだから、余計に。

でも試験の時に、調べないで、書けるだろうか。
という一抹の不安が・・

色々読み散らかしているだけに、雑多な情報が、不正確な状態で、山ほど頭の中で散らかったいる・・

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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