こんにちは、ブジカエルです。
大学院入試の小論文対策も、
福祉士養成講座のレポートの時みたいに記事にしちゃえ!
と、ふと思いつきました。
本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)
小論文の書き方
小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。
問題
この記事では、2020年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(2)に取り組みます。
(健康領域)
我が国の公的医療保険制度について、他国の制度や社会システムと比較して、その特徴と制度によってもたらされた功罪について意見を述べなさい。
これを800字以内で書けと。
課題の意図把握
第一次選考(筆記試験)で見られるのは、与えられた課題に対する理解力および論述能力。
自分が専攻しようとしている領域についての基本的な理解。
現代社会の課題に対する視点。
そんなところを書き表せるといいかなと思いました。
本当のところは知らないよ。
知識の整理
課題に関する知識を整理して、問題提起を行います。
5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのようにしたか)を意識しつつ、できるだけ深く掘り下げます。
解答例
日本の公的医療保険制度の特徴として、国民皆保険制が挙げられる。国民皆保険を採用する国は他にもあるが、そうではない国も多くある。
例えばイギリスでは国民保健サービス(NHS)によって、全ての住民が原則無償で医療サービスを受けられる。財源は主に税金と、16歳以上の就労者が負担する保険料である。救急を除いて、予め登録したかかりつけ医をまず受診し、必要に応じて専門医が紹介されることになっている。様々な要因によってかかりつけ医の予約が困難な状況が続いており、そのため必要な処置を受けるまでに何週間も待たなければならない場合もあるといった課題がある。しかし、医療費全体の支出の伸びを抑制することにはある程度成功している。
一方日本では、国民皆保険制度を背景として、病気や事故に遭遇した際、原則1割~3割の自己負担で、概ね誰もがいつでも、必要な医療サービスを受けられる。特定機能病院等の大きな病院すら、特別の料金を支払えば紹介状がなくても受診することができる。町の診療所は毎日どこかしら開院していて、受診先を自分で選べる。よほどのことがなければその日のうちに受診でき、さほど待たずに受診できる医療機関もある。
このように日本の公的医療保険制度は、サービスを受ける側にとって早い、安い、便利、を実現した。世界最長レベルの平均寿命はその成果と言っていいだろう。課題としては、医療費の膨張に対して抑制がききにくいことが挙げられる。高齢化に伴い致し方ない部分もあるが、自分の体の不調に対して、自身で解決しようとする前に「とりあえず受診」という姿勢の人も多い。医療費の自己負担が低いため、安易な受診が促進される側面がある。
高度な医療や高額な薬が保険適用になるケースも増えており、医療費の膨張には歯止めがかからないかのように見える。医療保険は国民全体の問題である。公的医療保険制度を維持していく道を見出すには、国民一人一人が健康や制度に対する意識を高めなければならないだろう。
以上、829文字
ChatGPTの解答例
我が国の公的医療保険制度は、全国民に対して医療サービスを提供する重要な役割を果たしている。日本の医療保険制度は、国民皆保険制度と呼ばれ、すべての国民が健康保険に加入することを義務付けている。この制度は、医療費の負担を軽減し、国民の健康を守るための基本的な保障を提供している。以下に、日本の医療保険制度の特徴と、それによってもたらされた功罪について、他国の制度と比較しながら述べる。
日本の公的医療保険制度の特徴の一つは、広範なカバレッジである。すべての国民が医療保険に加入しており、保険の種類には、職場での健康保険(被用者保険)と地域の国民健康保険(自営業や無職者が対象)がある。これにより、どのような状況にあっても医療サービスを受けることができ、治療費の負担を軽減することができる。このような制度は、医療費の自己負担が比較的低く、一般的に良質な医療サービスを受けることができるというメリットを持つ。
他国の制度と比較すると、例えばアメリカの医療保険制度は、民間保険が主流であり、国民の一部が保険に加入していない場合がある。そのため、医療サービスの利用に差が生じ、保険未加入者は高額な医療費を自己負担することが多い。対して、カナダの医療制度は公的な医療保険が充実しており、医療サービスの提供が全ての国民に保証されているが、予防医療や一部の専門的治療には時間がかかることがある。
日本の医療保険制度によってもたらされた功罪について考えると、まず功としては、医療費の自己負担が比較的少なく、病気や怪我の際に迅速に医療を受けやすい点が挙げられる。高齢化が進む日本においても、比較的安価な自己負担で医療を受けることができるため、多くの人が必要な医療を受けることができる。
しかし、罪としては、制度の持続可能性に関する問題がある。高齢化の進行や医療費の増加により、保険料の上昇や医療費の負担増が懸念される。また、医療サービスの過剰利用や医療機関の経営の厳しさも問題となっている。これにより、医療の質の低下や、保険制度の財政的な圧迫が生じる可能性がある。
さらに、医療の質やサービスの格差も問題である。地域によって医療資源の分配に差があり、都市部と地方部で医療サービスの質に差が生じることがある。特に地方では医療機関の不足や、医師の偏在が問題となっており、これが地域間の医療サービスの格差を生む原因となっている。
総じて、日本の公的医療保険制度は広範なカバレッジを提供し、医療費の負担を軽減するなど、多くのメリットをもたらしている。一方で、高齢化や医療費の増加に伴う制度の持続可能性の問題や、医療資源の地域間格差といった課題も存在する。これらの課題に対応するためには、制度の見直しや医療資源の適正配分を進める必要がある。
以上、1155文字
終わりに
とりあえず公開