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ブラームス交響曲第二番に関する基本事項

ハンブルクにあるブラームスの彫刻、壮年期の顔

穏やかで優しくてひたすら美しい、ブラームスの交響曲第二番。

曲調はブラームスの弦楽曲や歌曲のイメージに近く、ブラームスの交響曲をはじめとした管弦楽曲の中では異色な感じがします。

ペルチャハに行きたくなります。
きっと素晴らしい場所に違いありません。

目次

交響曲第2番ニ長調作品73(Sinfonie Nr. 2 in D-Dur op. 73)

作曲

期間:1877年夏
場所:オーストリア・ケルンテン地方ヴェルタ―湖畔ペルチャハ

完成は1877年9月~10月、バーデンバーデン近郊のリヒテンタールにて。

初演

1877年12月30日
指揮:ハンス・リヒター
演奏:ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 第4回フィルハーモニー演奏会
場所:ウィーン楽友協会大ホール

初演の夜、ブラームスはライプツィヒに向かい、翌々日1月1日のゲヴァントハウス新年演奏会で自作のピアノ協奏曲第1番を弾き、当該交響曲を自ら指揮している。

当時の評価

  • 明朗・快活
  • 生の喜び
  • クララ・シューマン「理解しやすい」
  • テオドール・ビルロード「ただただ青い空、泉のざわめき、太陽の輝き、そして涼しい緑の木陰だ。ヴェルタ―湖はきっと美しいところに違いあるまい」

経過など

構想から20年以上かけてようやく完成した交響曲第1番の初演の翌年、6月にブラームスはペルチャハを訪れ風光明媚の地に感激、「旋律が飛び交っている」この地で創作は順調かつ異例の速さで進行。

作曲に要した期間は、わずか4か月。
交響曲第1番の作曲期間中に既にこちらに着手していたという説もあり。

時間

約43分。

初演は、
第1楽章 19分
第2楽章 11分
第3楽章 5分
第4楽章 8分
で、計43分と伝えられている(カール・フェルディナント・ポール談)。

編成

フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2;ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、バス・テューバ;ティンパニ;弦5部。第3楽章はトランペット、トロンボーン、バス・テューバ、ティンパニなし。

特徴

ペルチャハの美しい自然を反映して、心地良い風が流れ、生気の満ち溢れる音楽で、ブラームスの交響曲の中では異例の明るさと言える。

主題同期の統一性を、交響曲第1番よりもいっそう強く求めている。
新しいタイプの交響曲。

参考

ブラームスの交響曲第2番についてWikipediaで見る⇒

ブラームスの交響曲第2番をYoutubeで聴く⇒

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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