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小論文対策 過去問2011年度第2問(1)|放送大学大学院修士課程入学筆記試験対策

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

この記事では、大学院入試対策の取り組みについて書いています。

本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)

目次

小論文の書き方

小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。

問題

この記事では、2011年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(1)に取り組みます。

手元にある過去問で一番古いもの。

(生活領域)
「現代社会はリスク社会である」との記述について、あなたの考えることを論じなさい。このとき、「生活者」というキーワードを用いなさい。

これを800字以内で書けと。

出題から10年以上経っていますが、これもやっておくか・・。

課題の意図把握

第一次選考(筆記試験)で見られるのは、与えられた課題に対する理解力および論述能力。

この問題では、
・リスク社会と生活者について基本的な知識があること
・リスク社会における生活者、というテーマに対する視点・考え方
を適切に書き表せると良いのではと考えました。

と、仮定しました。
本当のところは知らないよ。

知識の整理

「現代社会はリスク社会である」って、ベックが言ったことでしたかね。
そんなようなことも含めて、ちらっと復習しました。

解答例

 この世に生まれ、生きて生活していること自体がリスクを負っていると言える。リスク社会である現代において生活者はそのことを自覚し、人生や生活の中で生じ得るリスクについて知り、備え、リスクに対処することが求められていると私は考える。
 現代社会ではグローバル化が進み、個人の生活は否応なく地球規模でリスクにさらされるようになっている。例えば、アメリカにおける銀行の破綻の影響が、個人の雇用に及ぶことがある。中国における食品製造会社の不正が、個人の健康問題となることもある。世界の通貨の中における日本円の存在価値の低下は、個人の購買力の低下につながる。生活がある日突然破綻する事態に直面することもある社会であると言える。
 さらに、家族や地域コミュニティのあり方が変化して、結婚して子を持つことは自明のことではなくなった。伝統や慣習、宗教に関係なく生きていけるようになり、生活者一人一人にとっては、多様な生き方が可能になった。しかしその分、生活者は人生の節目はもちろん色々なタイミングで、常に意思決定をする必要に迫られ、その結果もまた自分自身で引き受けなければならなくなっている。また、様々なリスクが生活者に直接降りかかるようになり、生活者自身がリスクに対処する必要が出てきている。
 このようなリスク社会において、生活者はリスクと折り合いながら生活していかなければならない。まずは、リスクを知る必要があるだろう。生活する上でのリスクを正しく理解することで、リスクを管理することが可能となる。そして、自身で背負いきれないリスクについては、他者と協働して地域や行政に働きかけることも考えられる。生活者個人が主体的にリスクについて考え、他者に働きかけることで、リスクに強い社会の構築につなげることもできるだろう。その中で、リスクに弱い生活者への配慮も行われることが望ましいと考える。

以上、783文字

Geminiの解答例

リスク社会とは

そもそも、リスク社会とは、ウルリヒ・ベックが提唱した概念で、現代社会が様々なリスクに常にさらされている状態を指します。これらのリスクは、自然災害だけでなく、科学技術の進歩、経済のグローバル化など、人為的な要因も大きく関わっています。

生活者にとってのリスク社会

リスク社会において、生活者は以下の様な影響を受ける可能性があります。

不確実性の増大: 昔に比べて、将来を予測することが難しくなっています。経済の変動、自然災害、健康問題など、様々なリスクが私たちの生活を不安定にする可能性があります。
選択の多様化と複雑化: 商品やサービス、情報が溢れる中で、何が安全で、何が自分に合っているのか、判断することが難しくなっています。
自己責任の強化: リスク回避のために、自己啓発や健康管理など、個人が積極的に行動することが求められています。
コミュニティの希薄化: リスクに直面した時、個人で解決しなければならないケースが増え、コミュニティの絆が希薄化している側面もあります。
生活者ができること

では、リスク社会の中で、私たちはどのように生きていけばよいのでしょうか?

リスクに関する知識を深める: リスクの種類や発生メカニズムを理解することで、適切な対策を講じることができます。
多様な情報源から情報を収集する: 一つの情報だけに頼らず、複数の情報源から情報を集め、客観的に判断することが重要です。
コミュニティとのつながりを大切にする: 互いに助け合い、支え合うことで、リスクに対する抵抗力を高めることができます。
柔軟な考え方を持つ: 社会は常に変化しています。変化を恐れず、新しい価値観やライフスタイルを受け入れる柔軟な姿勢が求められます。
まとめ

リスク社会は、決して悲観的なものではありません。リスクを認識し、適切な対策を講じることで、より豊かな生活を送ることができます。リスクを恐れず、積極的に行動することが、現代社会を生きる私たちに求められています。

以上、826文字

負けた気はしない

終わりに

負けた気はしないのですが。
フレームワークを使うと、より短時間で形にできる気はするのですが。

頭の中の情報を端的に引き出すのは難しいよう。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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