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小論文対策 過去問2015年度第2問(2)|放送大学大学院修士課程入学筆記試験対策

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

この記事では、大学院入試対策の取り組みについて書いています。

本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)

目次

小論文の書き方

小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。

問題

この記事では、2015年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(2)に取り組みます。

(健康領域)
現代日本における健康問題について、「不活動」をキーワードとして現状と問題点を述べ、あなたの見解を論じなさい。

これを800字以内で書けと。

こんな古い問題まで、しかも専攻する領域ではないものまでやった方がいいのか迷いつつ。

課題の意図把握

第一次選考(筆記試験)で見られるのは、与えられた課題に対する理解力および論述能力。

10年前は生活不活発病なんて言葉が結構言われていましたが。
まぁ、現代社会の特徴と、身体活動レベルが低いこと、生活習慣病や体力低下、死亡率の上昇の関連に関して整理して、自分の考えを書ければ良いかと。

専攻する領域ではない問題なので、どうしようかなとも思いつつ・・

知識の整理

課題に関する知識を整理して、問題提起を行います。
5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのようにしたか)を意識しつつ、できるだけ深く掘り下げます。

私の頭の中にある健康に関する情報は10年前で更新がほぼ止まっています。
最新の情報を確認しておきます。

解答例

 現代日本は不活動の傾向にある。不活動は健康寿命や寿命を縮める要因となるが、現状を良い方向に変えることは可能である。
 まず、不活動について現状を述べる。
 近年、日本の身体活動・運動分野の指標である「日常生活における歩数」、「運動習慣者の割合」はいずれも、横ばいか低下傾向である。その要因として、機械化・自動化のさらなる進展や、移動手段の発達等、労働場面・家庭場面・移動場面における歩行機会の減少等の生活環境の変化が挙げられている。
 また、比較的新しい概念である座位行動に関する調査で、日本では平日1日の総座位時間を8時間以上と回答した人が男女ともに35%程度となった。世界20カ国における平日の総座位時間を調査した研究でも、日本人の総座位時間は世界的に見てかなり長いことが報告されている。
 現代日本においては、「不活動」が増す傾向があると言えよう。
 次に、不活動の問題点を述べる。身体活動・運動の量が少ない人は、多い人と比較して生活習慣病やうつ病、認知症などの発症・罹患リスクや、死亡リスクが高いという関係もみられることが挙げられる。不活動は、人の健康寿命や寿命を縮める要因となるのである。
 現状を改善していくために考えられることについて、私の見解を述べる。
 まず、個人の意識を高める必要がある。考えられるあらゆる手段を用いて、動くことがカッコイイのだと、全住民の意識に働きかける等のことが考えられる。
 同時に、環境を変える必要もある。日本において道路や町づくりは長年の間車が優先され、歩行者の安全や快適さは置き去りにされてきた。人々の活動を促進する道路や広場、誰もが歩きたくなる気持ちの良い物理的環境の整備が必要である。都市計画において身体活動を促進する地域環境の構築を、交通計画において身体活動を促進する公共交通政策が望まれる。

以上、766文字

ChatGPTの解答例

  現代日本における健康問題として、「不活動」は重要なキーワードである。「不活動」とは、身体的な活動が不足している状態を指し、これが健康に与える影響は深刻である。現代社会では、テクノロジーの進化やライフスタイルの変化により、身体を使う機会が減少し、それに伴って「不活動」が問題視されている。
 まず、現状について考察すると、日本は高齢化社会が進行しており、特に高齢者層で「不活動」が顕著である。高齢者は筋力や体力の低下を避けるために日常的に運動を行うべきであるが、運動習慣がないまま生活を送ると、筋力の低下や転倒リスクの増加が見られる。これにより、生活の質が低下し、最終的には介護の必要性が高まる。
 また、若年層でも「不活動」は問題となっている。特に都市部では、デスクワークが中心の仕事が多く、長時間の座りっぱなしの生活が続くことで、運動不足が深刻化している。さらに、スマートフォンやゲーム機の普及により、余暇時間も座っていることが多くなり、身体活動が不足しがちである。これが肥満や生活習慣病のリスクを高める要因となっている。
「不活動」が健康に及ぼす影響は多岐にわたる。身体的には、筋力の低下、骨密度の減少、心肺機能の低下などが挙げられる。これにより、日常生活の自立度が低下し、結果として生活の質が損なわれる。また、心理的な面でも、運動不足はストレスや不安を引き起こす可能性があり、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす。運動はエンドルフィンの分泌を促進し、心の健康を支える役割を果たしているため、身体活動の不足は心理的な問題も引き起こす。
 このような問題に対処するためには、いくつかの対策が必要である。まず、政府や地域社会が「不活動」を防ぐための施策を講じることが重要である。例えば、公共の場に運動施設を設置することや、企業においては従業員の健康促進のために適度な休憩や運動を奨励することが考えられる。また、個人の意識改革も必要である。日常生活において意識的に身体を動かす習慣を取り入れることが、健康維持には欠かせない。
 結論として、「不活動」は現代日本における深刻な健康問題であり、その対策は多方面からアプローチする必要がある。政府、地域社会、企業、個人の各方面での協力により、身体活動を促進し、健康な社会を築くことが求められている。

以上、963文字

うーん、微妙・・

終わりに

健康管理士の資格を取った以降も、それなりにこのテーマについて追いかけてはいましたが。

断片的ではあったので、今回多少は体系的に整理できました。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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