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小論文対策 過去問2019年度第2問(2)|放送大学大学院修士課程入学筆記試験対策

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

大学院入試の小論文対策も、
福祉士養成講座のレポートの時みたいに記事にしちゃえ!
と、ふと思いつきました。

本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)

目次

小論文の書き方

小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。

問題

この記事では、2019年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(2)に取り組みます。

(健康領域)
国民の体力と運動実施状況およびわが国の健康づくりのための取り組みについて説明し、その課題と対策について、述べなさい。

これを800字以内で書けと。

こんな古い問題まで、しかも専攻する領域ではないものまでやった方がいいのか迷いつつ。

課題の意図把握

第一次選考(筆記試験)で見られるのは、与えられた課題に対する理解力および論述能力。

自分が専攻しようとしている領域についての基本的な理解。
現代社会の課題に対する視点。

そんなところを書き表せるといいはずなのですが。

専攻する領域ではない問題なので、どうしようかなと・・

知識の整理

課題に関する知識を整理して、問題提起を行います。
5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのようにしたか)を意識しつつ、できるだけ深く掘り下げます。

何度も書いているように、専攻する領域ではない問題なのですが、私は健康管理士でもあり健康問題にはそこそこ関心を持っていたりもします。福祉士としても健康増進法は知っておくべき法律だし、最近の健康対策について調べてみるのも悪くはないような。

最近の日本国民の体力について、ChatGPTに教えてもらいました。
出典が示されないのが毎度惜しい。

最近の日本国民の体力については、いくつかの観点から見ることができます。最近のデータや研究によれば、日本人の体力にはいくつかのトレンドや課題が見られます。

運動習慣の減少: 日本では、仕事や生活の忙しさから運動する時間が取れない人が増えており、特に若年層や高齢者において運動不足が指摘されています。これにより、体力の低下や健康問題が懸念されています。

高齢化社会の影響: 日本は世界でもトップクラスの高齢化社会であり、高齢者の体力維持が重要な課題です。高齢者の体力を維持するための運動プログラムやリハビリテーションが推奨されています。

体力テストの結果: 体力測定の結果として、近年の調査では、特に若い世代において持久力や筋力が低下している傾向があります。学校や地域コミュニティでは、体力向上のための活動やプログラムが進められています。

生活習慣の変化: 食生活の変化やスマートフォン、PCの長時間使用など、現代のライフスタイルが体力に影響を与えていると言われています。これに対処するためには、バランスの取れた食事や定期的な運動が推奨されています。

全体として、体力の低下が見られるものの、健康促進のための取り組みや意識の向上も進んでいるため、体力改善に向けた努力が続けられています。

運動実施状況
令和6年版の厚生労働白書によれば、20歳以上で運動習慣のある人は28.7%。

わが国の健康づくりのための取り組みについて、ChatGPTに聞いてみました。

日本では健康づくりのために様々な国家的な取り組みが行われています。これらの取り組みは、国民の健康維持や疾病予防、生活習慣の改善を目的としており、次のようなものがあります。

  1. 健康日本21
    「健康日本21」は、健康の増進と生活習慣病の予防を目指した国家的なプログラムです。第1次(2000年)、第2次(2013年)、そして現在の第3次(2023年)の「健康日本21」プランが策定されており、具体的な目標と戦略が設定されています。これには、生活習慣の改善、体力向上、メンタルヘルスの促進などが含まれます。
  2. 運動習慣の促進
    日本では、運動不足を解消するための取り組みも進められています。例えば、地域での「ウォーキングイベント」や「健康マラソン」、企業での「社員の健康促進プログラム」などがあります。これにより、運動習慣を定着させることを目指しています。
  3. 食育の推進
    食生活の改善を目指して、「食育推進基本法」が施行されています。学校や地域での食育活動が推進され、栄養バランスの取れた食事の重要性や健康的な食習慣についての教育が行われています。
  4. 高齢者支援
    高齢者の健康維持のために、介護予防や健康教室、リハビリテーションの支援が行われています。また、「高齢者の健康づくりに関する指針」なども策定され、高齢者が自立した生活を維持できるようにサポートされています。
  5. メンタルヘルス対策
    メンタルヘルスの重要性が認識される中で、職場や学校でのメンタルヘルス支援プログラムの導入が進められています。ストレス管理や精神的な健康維持のための教育と支援が行われています。
  6. 予防接種と検診
    疾病予防のための予防接種や定期検診が推奨されています。特にがん検診や成人病の検診が奨励され、早期発見・早期治療を目指しています。

これらの取り組みは、国民の健康を守り、より良い生活を送るために重要な役割を果たしています。政府や地方自治体、民間団体が連携して、健康づくりのための環境を整えています。

日本における健康づくりには多くの取り組みが行われていますが、いくつかの重要な課題と、それに対する対策もあります。以下に主要な課題と対策をまとめました。

課題
生活習慣病の増加

課題: 高血圧、糖尿病、心疾患などの生活習慣病が増加しています。これは、不規則な生活習慣や運動不足、食生活の偏りが原因とされています。
対策: 健康診断や定期的な検診の促進、健康教育の強化、生活習慣の改善を目的とした地域や職場でのプログラムが導入されています。
高齢化社会と健康維持

課題: 高齢者の増加により、介護や健康維持の問題が深刻化しています。高齢者が自立した生活を送るためには、体力の維持と病気予防が重要です。
対策: 高齢者向けの運動プログラムや介護予防プログラム、地域での健康教室などが提供されています。また、地域包括ケアシステムの整備も進められています。
メンタルヘルスの問題

課題: ストレスや精神的な問題が増加しており、メンタルヘルスのサポートが不足しています。
対策: 職場や学校でのメンタルヘルス支援、カウンセリングサービスの提供、メンタルヘルス教育の充実が進められています。地域や企業でのメンタルヘルスプログラムも増加しています。
運動不足

課題: 現代のライフスタイルにより、運動不足が問題視されています。特にデスクワークが多い人や、長時間のスマートフォン利用が影響しています。
対策: 公共のスポーツ施設の整備や、地域でのウォーキングイベント、企業での健康促進活動が推奨されています。また、国や地方自治体による運動習慣の促進が行われています。
食生活の偏り

課題: 外食や加工食品の摂取が多く、栄養バランスの取れた食事が不足している場合があります。
対策: 食育活動や栄養指導が進められており、学校や地域での食育プログラム、栄養バランスを考えた食事の推奨が行われています。
医療アクセスの地域差

課題: 都市部と地方での医療アクセスに格差があり、地方では医療サービスが不足していることがあります。
対策: 遠隔医療の導入や、地域医療体制の整備が進められています。地方でも質の高い医療が受けられるようにするための支援が行われています。
総括
日本の健康づくりにおける課題には、生活習慣病の増加、高齢化社会の対応、メンタルヘルス問題、運動不足、食生活の偏り、医療アクセスの地域差などがあります。これらに対する対策として、健康診断や教育の強化、地域や企業での健康促進プログラム、高齢者向けの支援、メンタルヘルスのサポート、食育活動の推進、医療体制の整備などが行われています。これらの取り組みを通じて、健康的な社会を実現するための努力が続けられています。

解答例

 まず、日本国民の体力と運動の実施状況について述べる。
 最近の調査によると、コロナ禍で衰えたと見られる小中学生の体力は、回復傾向にある。最近の調査では、高齢者の握力が過去の調査と比べて向上している等の結果もあるが、20歳以上で運動習慣のある人は28.7%にとどまる。コロナ禍による身体活動・運動習慣の減少、デジタルデバイスの長時間使用等による生活習慣の変化など、現代のライフスタイルは体力に影響を及ぼしていると考えられる。
 次に、日本の健康づくりのための取り組みについて述べる。
 日本では、国民の健康増進に関する取り組みが早くから行われてきた。近年の例として、2000年から始まった「健康日本21」が挙げられる。健康寿命の延伸や生活の質の向上などを目指して進められてきたもので、2024年には「誰一人取り残さない健康づくり」を掲げる健康日本21(第三次)が始まった。厚生労働省では、「健康日本21(第三次)」における身体活動・運動領域の目標として、日常生活における歩数の増加、運動習慣者の増加等を設定している。また、社会環境の質の向上に関する目標のうち、自然に健康になれる環境づくりとして、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりに取り組む市町村数の増加を設定している。
 日本における健康づくりの取り組みに関する課題として、心の健康をめぐる状況が挙げられる。近年、精神疾患の外来患者数は増加傾向にあり、自殺者数も20年前よりは減っているが、年間2万人以上を上回り続けている。心の健康に関する問題から、体の健康を損ねている人が多く存在する。
 対策として、社会環境の整備が考えられる。健康には個人の意識や行動だけでなく、個人を取り巻く環境が大きく影響する。心の健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会を作ることが求められていると言えよう。

以上、773文字

ChatGPTの解答例

 日本における国民の体力と運動実施状況には、近年いくつかの重要なトレンドが見られる。まず、体力に関しては、一般的に日本人は高い健康意識を持つ一方で、生活習慣の変化や社会的な要因により、体力の低下が懸念されている。特に、若年層や中高年層においては、運動不足や不規則な生活習慣が影響し、体力が低下しているとされる。
 運動実施状況については、都市化の進展や仕事の忙しさにより、運動する時間が取れない人が増加している。特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用が多い現代の生活スタイルが影響し、運動不足が深刻な問題となっている。また、国民全体の運動習慣が減少している一方で、地域やコミュニティ単位での運動促進活動が行われているが、十分な成果を上げるには至っていない。
 これに対して、わが国では健康づくりのために多くの取り組みが実施されている。代表的な取り組みとしては、「健康日本21」がある。このプログラムは、生活習慣病の予防や健康の増進を目的としており、定期的な健康診断や運動習慣の推進が含まれている。また、食育の推進も重要な取り組みの一環であり、栄養バランスの取れた食事の重要性を教育する活動が行われている。
 さらに、高齢者の健康維持のために、介護予防や地域での健康教室なども推進されている。これにより、高齢者が自立した生活を維持するためのサポートが行われており、体力の維持や健康的な生活の支援が進められている。また、メンタルヘルスの問題に対しても、職場や学校での支援プログラム、カウンセリングサービスの提供が行われている。
 しかし、これらの取り組みにはいくつかの課題も存在する。まず、生活習慣病の増加は依然として深刻であり、特に不規則な生活習慣や運動不足が影響している。高齢化社会においては、介護や健康維持のための支援が必要であり、メンタルヘルスの問題も増加している。運動不足の解消や食生活の改善には、地域や企業での健康促進活動が必要だが、これを全国的に浸透させるには時間がかかる。
 これらの課題に対する対策としては、まず健康教育や啓発活動を強化し、生活習慣の改善を促進することが求められる。また、運動習慣の普及には地域や企業での取り組みを一層推進し、効果的なプログラムを提供することが重要だ。高齢者への支援やメンタルヘルス対策には、専門的なサポートと地域密着型の支援を充実させることが必要である。
 総じて、わが国の健康づくりの取り組みは進展しているが、課題も多いため、これらに対する継続的な対策と努力が不可欠である。

終わりに

健康管理士となってから10年以上経ちました。
久しぶりに健康日本21についてそこそこちゃんと見てみたら、隔世の感がありました。
時代は動いているんだなぁ。

まぁ、私もかなり変わりましたが。
10年という歳月で、人も社会も変わりますね。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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