こんにちは、ブジカエルです。
大学院入試の小論文対策も、
福祉士養成講座のレポートの時みたいに記事にしちゃえ!
と、ふと思いつきました。
本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)
小論文の書き方
小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。
問題
この記事では、2023年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(2)に取り組みます。
新型コロナウィルスの拡大により、世界に健康不安、経済的不安が広がっている。我が国の経済も大きな打撃を受け、倒産や廃業も増加している。失業等により生活不安にさらされている人も少なくない。このような状況に対応するため、あなたが今最も充実すべきと考える福祉政策、および実践は何か、具体的に述べなさい。
これを800字程度で書けと。
課題の意図把握
- 生活不安に対応する制度の理解
- 生活不安の対応に必要な実践の理解
- 時事的事象に対する理解
を表現できると良いかなと考えました。
出題が「自分の考えを書け」方式なので、課題についての自分の考えをいかに形成して、それを論文という形式で、800字で表現するか、ということに尽きるかなと。
そう仮定したけどね
本当のところは知らないよ
知識の整理
課題に関する知識と、自分の考えを整理して、結論をまとめます。
5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのようにしたか)を意識しつつ、できるだけ深く掘り下げます。
解答例
新型コロナウィルス感染症により、日本では倒産や廃業、失業等により生活不安にさらされることとなった人々がいる。このような状況下で充実すべき福祉政策はまず、生活を主に経済面から支える制度であり、その窓口が機能し続けられるようにすることだろう。実践としては、支援を要する人が必要な支援を受けられるように支援者が寄り添い伴走することが求められている。この実践を可能とする態勢づくりに寄与する視点が政策に含まれてこそ、人々の生活を支える制度の窓口が機能し続けると私は考える。
まず、生活を主に経済面から支える制度で既にある制度として、生活福祉資金貸付制度の緊急小口資金の新型コロナウィルス感染症の影響による特例貸付、生活困窮者自立支援制度、生活保護といったものがある。これらの特定の窓口に人がどっと押し寄せても機能するよう、効率の良い組織運営や、必要であれば人員の補充が可能となるような、助けを求める人にしっかり対応できる態勢づくりに寄与する政策を充実させるべきであると考える。
実践としては、目の前の人に寄り添うことがまず必要だと考える。しっかり寄り添うことで信頼関係を構築し、目の前の人が何に困ってどう感じているのか共感的に理解し、支援を要する人が必要とする制度を使えるように関係機関につなぐといった連携により支援も可能となる。
生活不安にさらされている自身の状態を他人に知られたくない人が、意を決して窓口に来たのに、当該制度利用の要件に該当しないこともあるだろう。そのような時に、ただ断るのではなく、目の前の人が使える制度が他にないか等を一緒に考えるような、寄り添い伴走する姿勢は重要である。しかし、人が殺到するなどして余裕がなくなると、寄り添いが難しくなる可能性もある。支援を求める人に支援者がきちんと寄り添う実践が続けられるように、組織が機能する態勢づくりに寄与する視点があってこそ、生活を主に経済面から支える制度の窓口が機能し続けられると考える。
以上、800字
ChatGPTの解答例
新型コロナウイルスの拡大により、世界中で健康不安と経済的不安が広がっている。日本も例外ではなく、経済が大きな打撃を受け、倒産や廃業が増加し、失業などにより多くの人々が生活不安に直面している。このような状況に対応するために、今最も充実すべき福祉政策として、以下の二つの政策を挙げたい。
まず、失業者や収入が減少した人々を支援するための「経済的支援政策」の充実が重要である。具体的には、失業保険の支給額の増額や、申請手続きの簡素化、また短時間労働者や非正規雇用者に対する支援の拡充が考えられる。新型コロナウイルスの影響で、フルタイムで働くことが難しくなった人々や、収入が激減した家庭に対しては、政府が直接的な経済支援を提供することが急務である。例えば、緊急の生活支援金や、家賃の一部を補助する政策が考えられる。これにより、急な収入の減少や失業によって困窮している人々が、基本的な生活を維持できるようになる。
次に、メンタルヘルス支援の強化も重要である。経済的不安や健康不安が増す中で、ストレスや不安、うつ症状が悪化している人が多い。これに対処するためには、精神的なサポートを充実させる必要がある。具体的には、カウンセリングサービスやメンタルヘルスに関する相談窓口の設置・拡充が挙げられる。地域の保健所や福祉施設と連携して、無料または低価格で精神的なサポートを提供することが有効である。また、オンラインでのカウンセリングサービスの拡充も、コロナ禍においては非常に重要である。オンラインサービスは、移動の制約がある中で、多くの人々が利用できる利点がある。
これらの政策を実施することで、生活不安に直面している人々のサポートを強化し、コロナ禍の影響を緩和することができる。経済的支援政策は、直接的な支援を通じて生活基盤を安定させ、メンタルヘルス支援は精神的な安心感を提供することができる。いずれも、現在の厳しい状況に対応するためには欠かせない政策である。
福祉政策の充実は、ただ単に支援を提供するだけでなく、社会全体の安定にも寄与する。経済的な支援とメンタルヘルスのサポートが相互に補完し合うことで、より強固な支援体制が築かれ、多くの人々が困難な状況を乗り越える手助けとなるだろう。
以上、932文字
そうはいっても、現実的には・・財源が・・
と、私であればブレーキがかかってしまうところですが。
ChatGPTは理想だけで書けてしまう。
終わりに
小論文対策4つ目。
書くのが少し早くなってきた気がします。
内容がブラッシュアップされたかどうかはさておき。
ところで、私が出願した生活健康科学プログラムの昨年度の募集人員は90名程度。
昨年度の出願者は75名で定員割れ。
しかし合格者数は募集人員の半分程度である46名で、倍率は1.63倍。
定員割れでも一定のレベルに達していない人は合格させないよというわけですね。
とはいえ、この定員割れが続くと大学の経営はどうなんだろう・・
子どもは減っているし、人口全体も減っているし、日本の大学や大学院もやっぱり、減っていくしかないよなぁ。