こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題10 アルコホーリクス・アノニマス(AA)に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
- 自助グループである。
- 自立支援医療(精神通院医療)の対象である。
- 心理専門職によるカウンセリングが目的である。
- メンバーの無名性を基礎におく。
- 参加するためには医師の診断書が必要である。
設問について
アルコール依存のアルコホーリクス・アノニマス(AA)についての理解が問われる問題。
前年は「精神保健福祉に関する制度とサービス」の科目で類似の出題あり。
中央法規「制度とサービス」科目テキスト第6版p158~等。
依存症の関連の自助グループや家族会は知っておきたい。
厚生労働省の依存症対策も見ておきたい
各選択肢について
選択肢1:自助グループである。
〇
アルコホーリクス・アノニマス( AA )は、アルコール依存症者本人を対象としている自助グループ。
アルコール依存症者の家族や友人を対象とするセルフヘルプグループは、アラノン。
選択肢2:自立支援医療(精神通院医療)の対象である。
×
アルコホーリクス・アノニマス( AA )は、飲酒問題があり、飲酒の問題から解放されたいと願う人たちの自助グループで、医療機関によるものではない。
選択肢3:心理専門職によるカウンセリングが目的である。
×
セルフヘルプグループなので専門職によるカウンセリングは目的とされない。
選択肢4:メンバーの無名性を基礎におく。
〇
アノニマスの意味は、匿名の、名前を伏せた[明かさない]、無名の、無記名の、等。
AAの参加は原則匿名。
選択肢5:参加するためには医師の診断書が必要である。
×
飲酒をやめたいという願いを持つだけでよい。
正答
3(自助グループである。)
4(メンバーの無名性を基礎におく。)