こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題77 次のうち、保健所における精神保健福祉業務として、正しいものを1つ選びなさい。
- 定期病状報告の受理
- 精神医療審査会の事務
- 退院支援委員会の主催
- 自立支援医療(精神通院医療)の支給認定
- 障害年金の申請受理
設問について
保健所における精神保健福祉業務についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキスト第3版p202~。
厚生労働省 ○保健所及び市町村における精神保健福祉業務運営要領(平成12年03月31日障第251号)
各選択肢について
選択肢1:定期病状報告の受理
〇
保健所の業務の1つに「8 入院等関係事務」があり、定期病状報告の受理はこの事務の1つ。
(1) 関係事務の実施
精神保健福祉法では、保健所を地域における精神保健業務の中心的行政機関として、以下のような手続事務を委ねている。
ア 措置入院関係(一般人からの診察及び保護の申請、警察官通報、精神科病院の管理者からの届出の受理とその対応、申請等に基づき行われる指定医の診察等への立ち合い)
イ 医療保護入院等関係(医療保護入院届及び退院届の受理と進達,応急入院届の受理と進達)
ウ 定期病状報告等関係(医療保護入院,措置入院)
エ その他関係業務
厚生労働省の上記通知
入院等関係事務ではこの関係事務の実施の他、
・移送に関する手続きへの参画
・関係機関との連携
・人権保護の推進
・精神科病院に対する指導監督
がある。
選択肢2:精神医療審査会の事務
×
精神医療審査会の事務を行うのは、精神保健福祉センター。
(精神保健福祉センター)
精神保健福祉法
第六条 都道府県は、精神保健の向上及び精神障害者の福祉の増進を図るための機関(以下「精神保健福祉センター」という。)を置くものとする。
2 精神保健福祉センターは、次に掲げる業務を行うものとする。
一 精神保健及び精神障害者の福祉に関する知識の普及を図り、及び調査研究を行うこと。
二 精神保健及び精神障害者の福祉に関する相談及び指導のうち複雑又は困難なものを行うこと。
三 精神医療審査会の事務を行うこと。
四 第四十五条第一項の申請に対する決定及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第五十二条第一項に規定する支給認定(精神障害者に係るものに限る。)に関する事務のうち専門的な知識及び技術を必要とするものを行うこと。
五 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第二十二条第二項又は第五十一条の七第二項の規定により、市町村(特別区を含む。第四十七条第三項及び第四項を除き、以下同じ。)が同法第二十二条第一項又は第五十一条の七第一項の支給の要否の決定を行うに当たり意見を述べること。
六 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第二十六条第一項又は第五十一条の十一の規定により、市町村に対し技術的事項についての協力その他必要な援助を行うこと。
選択肢3:退院支援委員会の主催
×
精神療養病棟の施設基準に規定される退院支援相談員は、退院支援委員会を主催する。
退院後生活環境相談員は、医療保護入院者退院支援委員会の開催で中心的な役割を担う。
厚生労働省>医療保護入院者の退院促進に関する措置について(PDF)
選択肢4:自立支援医療(精神通院医療)の支給認定
×
自立支援医療(精神通院医療)申請書は、受給者の居住地を管轄する市町村長(特別区にあっては区長。以下同じ。)に提出し、提出を受けた市町村は、申請書、添付資料等を確認の上、該当する所得区分等を記入して都道府県に進達する。
都道府県知事(指定都市にあっては市長。以下同じ。)は、所定の手続による申請書を受理したら、審査、支給の認定を行う。
選択肢5:障害年金の申請受理
×
申請は、障害基礎年金の場合は住所地の市町村、障害厚生年金の場合は年金事務所または年金相談センター。
正答
1(定期病状報告の受理)