こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
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目次
問題69 次のうち、社会調査における無作為化比較試験( RCT:Randomized Controlled Trial)に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。
- 質的調査として実施される。
- 対象者の無作為抽出が前提条件である。
- 対象者が二つの群に無作為に割り付けられる。
- 一つの群の繰り返し測定を行う調査法である。
- 理論的サンプリングが行われる。
設問について
社会調査についての理解が問われる問題。
社会調査については、中央法規当該科目テキスト第6版p354~。
無作為化比較試験は、代表的な介入研究デザインの1つ。
交絡要因の群間の方よりなど様々なバイアスを軽減するために、介入を受ける集団と受けない集団に無作為に分け、前向きに追跡、両者のアウトカムを比較する方法を用いる研究・試験。中央法規当該科目テキスト第6版p361。
各選択肢について
選択肢1:質的調査として実施される。
×
無作為化比較試験は量的調査。
選択肢2:対象者の無作為抽出が前提条件である。
×
無作為化比較試験では、特定の条件で抽出された対象者を2つ以上のグループにランダムに分ける。
対象者の無作為抽出が前提条件となるのは、単純無作為抽出法、系統無作為抽出法、躁か無作為抽出法、等。
選択肢3:対象者が二つの群に無作為に割り付けられる。
〇
選択肢4:一つの群の繰り返し測定を行う調査法である。
×
一つの群の繰り返し測定を行うのは、縦断調査(動向調査、コホート調査、パネル調査)。
選択肢5:理論的サンプリングが行われる。
×
理論的サンプリングが行われるのは、グラウンデッド・セオリー・アプローチ。
正答
3(対象者が二つの群に無作為に割り付けられる。)