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問題6|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ①精神疾患とその治療

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題6 次のうち、強迫性障害に最もよくみられる症状として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 対人恐怖
  2. 解離
  3. 儀式行為
  4. 幻嗅
  5. パニック発作

設問について

強迫性障害に見られる症状についての理解が問われる問題。
強迫性障害については中央法規当該科目テキスト第2版p155~。

正答以外の選択肢についても理解しておきたい。

各選択肢について

選択肢1:対人恐怖

×

他人を意識しすぎることが基板にある。
他者から拒絶されることにびんかんで、社交場面で傷つきやすい病態。

強迫性障害との直接の関連はない。

選択肢2:解離

×

解離は、自分自身のこと(個人史や人間関係)をすっかり忘れてしまう、あるいは忘れたような行動が他人から観察される、または他人(の個人史)とすっかり入れ替わり、まるで別人のような行動が、他人から観察される現象をいう。脳の生理学機構の障害としては説明ができず、ストレスとの関連が想定されているが、なぜこうした現象が生じるのか、あるいは本人がこの現象をどう受け止めているのか(内省)はよくわかっていない。中核は自我意識の障害にあるとされる。

中央法規当該科目テキスト第2版p51。

選択肢3:儀式行為

強迫症/強迫性障害でしばしば見られる。

儀式行為
自分の決めた手順でものごとを行わないと、恐ろしいことが起きるという不安から、どんなときも同じ方法で仕事や家事をしなくてはならない。

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 強迫性障害|こころの情報サイト

儀式行為を行うことによって不安が多少緩和される傾向がある。
強迫症については中央法規当該科目テキスト第2版p155~。

選択肢4:幻嗅

×

幻臭とも。
実際にはない異臭を感じること。

幻覚の一つ。
幻覚とは、実在していない物体、人、感覚としてとらえられるものなどを、それらが実在しているかのように信じる病態。感覚様式によって、幻視・幻聴・幻嗅、幻触・幻味・体感幻覚等に区分される。

統合失調症、精神作用物質の使用、てんかんの複雑部分発作などでみられることがある。
強迫性障害との直接の関連はない。

選択肢5:パニック発作

×

特段の理由なく突然、急激に不安が高まる病態。
動悸、頻脈、胸部苦悶、発汗、めまいなどを覚えて、「死んでしまうのではないか」と困惑するが、数分から1時間程度までで治まることが多い。

パニック発作を繰り返し起こすのがパニック障害。
強迫性障害との直接の関連はない。

正答

3(儀式行為)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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