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小論文対策 過去問2013年度第2問(1)|放送大学大学院修士課程入学筆記試験対策

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

この記事では、大学院入試対策の取り組みについて書いています。

本当に色々なことを忘れてしまうので、取り組みの痕跡を残しておこうという意図もあり。(来年は物忘れ外来に行こう・・)

目次

小論文の書き方

小論文を書く際に踏まえておきたいことは下記記事にまとめたので、これを参考に進めます。

問題

この記事では、2013年度 放送大学大学院修士課程 生活健康科学プログラム 筆記試験問題、第2問(1)に取り組みます。

(生活領域)
現代日本の「食」に関する問題の中で、あなたが一番重要だと考えるテーマを1つあげ、それについて論じなさい。

これを800字以内で書けと。

これは取り組んでおく意味の大きい課題だと思いました。

課題の意図把握

第一次選考(筆記試験)で見られるのは、与えられた課題に対する理解力および論述能力。

この問題では、
・今の日本の食に関する問題について基本的な知識があること
・今の日本の食に関する状況を見る視点・理解のし方
を適切に書き表せると良いのではと考えました。

と、仮定しました。
本当のところは知らないよ。

知識の整理

今の日本における食に関して、例えばどんな問題があるか。

  • 摂食障害
  • 食べ過ぎ、肥満、生活習慣病
  • おいしいものはカロリーが高い
  • カロリーが高くて、必要な栄養の入っていない食べ物がたくさん売っている
  • 普通にしていたらつい食べ過ぎてしまう
  • 食品ロス
  • フードバンク
  • 魚の値段が高くなってきている

ChatGPTとGeminiにも聞いてみました。

ChatGPTに聞いてみた

日本の食に関する問題は複数ありますが、以下のような点が主な課題として挙げられます:

  1. 食の安全性: 食品の安全性や品質が問題になることがあります。例えば、農薬や添加物、食品の表示に関する問題などが挙げられます。最近では、食品偽装や不正表示の問題も取り上げられています。
  2. 食の高価格化: 食品価格の高騰が、特に低所得層や高齢者の家庭にとって大きな負担となっています。原材料費の上昇や輸入依存度の高い食品の価格変動が影響しています。
  3. 食の偏りと健康問題: 生活習慣病や肥満などの健康問題が増加しています。特に、加工食品やファストフードの過剰摂取が問題視されています。
  4. 食のロス: 食品廃棄物の問題も深刻です。日本では、まだ食べられるにもかかわらず捨てられる食品が多いことが問題視されています。
  5. 少子高齢化による食文化の変化: 高齢化社会の進展により、伝統的な食文化が失われつつあります。また、家庭での食事の機会が減少し、外食やコンビニ食に依存する傾向が見られます。
  6. 農業の衰退と食料自給率: 農業従事者の高齢化や後継者不足が進行し、国内の食料自給率が低下しています。これにより、輸入依存度が高くなり、国際的な食料価格の変動に対するリスクが増しています。

これらの問題に対処するためには、政策の見直しや市民の意識改革、持続可能な食の選択が重要です。

Geminiに聞いてみた

日本の食に関する問題は、多岐にわたっています。主な問題点をいくつか挙げさせていただきます。

  1. 食料自給率の低下:
    原因: 農業人口の減少、耕作放棄地の増加、海外からの安価な農産物の輸入など
    問題点: 食料危機が発生した場合の対応が難しくなる、食料の安定供給が脅かされる、食料の安全性が確保できない可能性がある
  2. 食生活の欧米化:
    原因: 外食産業の発展、加工食品の普及、食文化の多様化
    問題点: 生活習慣病の増加、肥満、栄養バランスの偏り、伝統的な食文化の衰退
  3. 食品ロス:
    原因: 生産過程での廃棄、小売店での売れ残り、消費者の食べ残しなど
    問題点: 食料の無駄、環境負荷の増大、経済的な損失
  4. 食の安全への不安:
    原因: 食品偽装事件、農薬や化学物質の残留、食中毒事件など
    問題点: 食に対する信頼の低下、消費者の不安感の増大
  5. 高齢者の低栄養:
    原因: 食欲不振、歯の喪失、一人暮らしによる調理の困難など
    問題点: 健康状態の悪化、免疫力の低下、要介護状態への移行
  6. 食育の不足:
    原因: 家庭や学校での食育の機会が少ない、食に関する知識や関心の低下
    問題点: 食の大切さへの理解不足、食に関する判断力の低下
  7. 食料の地域格差:
    原因: 都市部と地方の食料供給体制の違い、経済的な格差
    問題点: 食料のアクセス性の低下、食料の多様性の減少

解答例

 本論では、現代日本の「食」に関する問題の中から、心身の健康を保つ食生活を推進する施策について論じることとする。
 我々が心身の健康を保つためには、そのために必要な栄養素を必要なだけ摂れる食事を摂り続ける必要がある。摂り過ぎても害のない栄養素もあるが、摂り過ぎが不健康につながる栄養素もある。バランスが重要だ。
 しかし、クッキーやスナック菓子等の廉価でおいしい食べ物は、糖質・脂質が多く、一度食べ始めると止まらない状態になりやすい。一方で、よほど意識しなければ不足してしまう栄養素もある。現代の日本は、食や栄養に関する知識がある程度あり、摂食行動をコントロールできる程度に心が健康で理性を働かせられる人でないと、心身の健康を保つ栄養バランスの整った食事を続けられない状況である。
 そこで、より多くの人が栄養バランスの整った食生活を送れる世の中とするための施策を3つ提案する。
 1つは、食育を全世代において継続的に行うことである。食、栄養と心身の健康に関する研究は時代とともに進んでいる。世代別に伝えたい注意点もある。最新の研究成果を活かした、世代ごとの食育を、国を挙げて行う施策が有効と考えられる。
 2つめは、簡単に体と食事の管理ができるサービスの開発普及である。ICT技術の発展により、様々な食事管理アプリが普及している。しかし、食事内容の入力が煩雑であるといったデメリットはある。今後、より簡便なサービスの開発と普及を後押しする施策が望まれる。
 3つめは、特定の食べ物への課税である。スナック菓子やクッキー、甘い清涼飲料水等への課税により、食べ過ぎ・飲み過ぎを多少防止できるのではないだろうか。
 人間は環境の影響を受ける。健康的な食生活を完全に個人の責任とするのではなく、我々がつい健康的な食品を選びたくなるような環境を作ることを、国が役割として果たすことが望まれる。

以上、785文字

ChatGPTの解答例

現代日本の「食」に関する問題の中から、心身の健康を保つ食生活を推進する施策について、というテーマでChatGPTに論じてもらいました。

現代日本における「食」に関する問題は多岐にわたりますが、特に心身の健康を保つ食生活を推進するための施策は、公共の健康政策として非常に重要です。以下にその施策について論じます。

1. 食育の推進

食育は、健康的な食生活の基盤を作るために重要です。学校教育や地域コミュニティでの食育活動を強化し、以下の点に焦点を当てるべきです:

  • 基礎的な栄養知識の提供: 食品群や栄養素の役割、バランスの取れた食事の重要性を教える。
  • 調理スキルの習得: 自宅で簡単に健康的な食事を作るための基本的な料理技術を教える。
  • 食品選びの指導: 健康的な食品選びやラベルの読み方を学ぶ。

2. 食品の質と安全性の向上

食品の質と安全性を確保するために、以下の施策が考えられます:

  • 原材料の質の向上: 有機農産物や低農薬食品の推進。農業や食品業界と連携し、品質の高い食品を普及させる。
  • 食品表示の強化: 栄養成分表示や原材料の表示を充実させ、消費者が自分の健康に合った食品を選びやすくする。

3. 健康的な食事のための環境整備

健康的な食事を促進するための環境を整えることも重要です:

  • 外食産業の改善: 外食チェーンやレストランが健康的なメニューを提供するように奨励する。例えば、低カロリーで栄養価の高いメニューを提供すること。
  • 地域コミュニティの支援: 地域ごとの食育プログラムや健康フェアを開催し、地元の食材や料理の良さを伝える。

4. 栄養補助食品と健康食品の適切な利用

栄養補助食品や健康食品は、バランスの取れた食事を補完する役割を果たしますが、適切な利用が求められます:

  • 科学的根拠に基づいた情報提供: 栄養補助食品や健康食品の効果やリスクについて、科学的に検証された情報を提供する。
  • 消費者教育: これらの食品の効果的な使い方や選び方について、消費者に対して教育を行う。

5. 社会的なサポートと政策

社会的な支援と政策も、健康的な食生活を実現するためには不可欠です:

  • 所得の格差への対応: 食品の価格や入手可能性が健康的な食事に影響を及ぼすため、低所得層へのサポートや食料支援を行う。
  • 公共施設での食事改善: 学校や病院、介護施設などで提供される食事の質を向上させる施策を実施する。

6. 食品ロスの削減と持続可能な食生活

食品ロスの削減と持続可能な食生活も、心身の健康に寄与します:

  • 食品ロスの啓発活動: 食品ロスを減らすための教育やキャンペーンを行い、無駄なく食品を利用する文化を促進する。
  • 持続可能な食品選択: 環境に優しい食品選択を奨励し、持続可能な食生活を推進する。

これらの施策を通じて、現代日本における心身の健康を保つ食生活を推進することが可能です。個人の努力だけでなく、社会全体での取り組みが求められます。

Geminiの解答例

同じテーマでGeminiにも聞いてみたのですが、少々難ありでした。

心身の健康を保つ食生活を推進する施策について

現代社会において、食生活は単なる栄養摂取の手段ではなく、心身の健康維持に深く関わる重要な要素となっています。食に関する問題が多様化する中、心身の健康を保つ食生活を推進するための施策について、以下に論じます。

1. 食育の推進

  • 学校教育の充実: 小学校低学年から高校までの段階で、食の大切さ、栄養バランスの重要性、食に関する知識や技能を体系的に学ぶ機会を設ける。
  • 家庭での食育: 保護者向けの食育講座の開催や、レシピ提供などを通じて、家庭での食育を支援する。
  • 地域社会における食育: 地域住民が参加できる料理教室や食に関するイベントを開催し、食への関心を高める。

2. 食料の安定供給と安全確保

  • 農業の振興: 農業者の高齢化や後継者不足に対応し、農業を魅力ある職業にするための支援を行う。
  • 食料生産の効率化: 省力化技術の導入やスマート農業の推進により、生産コストを削減し、食料の安定供給を実現する。
  • 食品表示の充実: 食品の成分表示をわかりやすくし、消費者が適切な食品を選択できるようにする。
  • 食品検査の強化: 食品の安全性を確保するため、検査体制を強化し、違反食品の取り締まりを厳しく行う。

3. 食生活の改善

  • 地産地消の推進: 地元の食材を使った料理を普及させ、旬の食材を食べる習慣を定着させる。
  • バランスの取れた食事の普及: 三食バランスの取れた食事を推奨し、栄養バランスの良い食事のレシピを提供する。
  • 外食産業への働きかけ: 健康的なメニューの開発やカロリー表示の義務化を推進し、外食産業の食の質の向上を図る。

4. 食品ロスの削減

  • 生産段階でのロス削減: 食品の廃棄を減らすための技術開発や、余剰農産物の有効活用を推進する。
  • 小売段階でのロス削減: 販売期限の表示の見直しや、食品ロス削減に向けた取り組みを推進する。
  • 消費段階でのロス削減: 食品の適切な保存方法や、残食を減らすための工夫を普及する。

5. 高齢者の栄養改善

  • 高齢者向けの栄養相談: 高齢者向けの栄養相談窓口を設置し、個々の栄養状態に合わせた食事指導を行う。
  • 高齢者向けの食事サービス: 高齢者向けの宅配弁当サービスや、地域包括支援センターでの食事提供などを充実させる。

6. 食に関する情報の提供と啓発

  • メディアを活用した情報発信: テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなど、様々なメディアを活用して、食に関する正しい情報を発信する。
  • 食に関するイベントの開催: 食に関するイベントを開催し、食への興味関心を高める。
  • 食に関する情報のデータベース構築: 食に関する情報を一元化し、誰でも簡単にアクセスできるようにする。

7. 産官学連携の推進

  • 産業界: 食品メーカーは、健康志向の製品開発や、食品ロス削減に向けた取り組みを強化する。
  • 行政: 食育の推進、食品の安全確保、食料の安定供給など、様々な政策を立案し、実行する。
  • 学術機関: 食に関する研究を行い、その成果を社会に還元する。

まとめ

心身の健康を保つ食生活を推進するためには、食育の推進、食料の安定供給と安全確保、食生活の改善、食品ロスの削減、高齢者の栄養改善、食に関する情報の提供と啓発、産官学連携の推進など、多角的な視点から施策を推進していくことが重要です。

具体的な施策例

  • 学校給食の充実: 地元の食材を使ったメニューの増加、栄養バランスの改善
  • 食に関するアプリの開発: 食材の栄養成分やレシピ検索、食事記録などが可能なアプリの開発
  • 食品リサイクルの推進: 食品廃棄物を減らし、資源循環型社会の実現
  • コミュニティカフェの開設: 地域住民が集まり、食事や交流ができる場所を提供

これらの施策を効果的に実施するためには、国民一人ひとりが食の大切さを認識し、日々の生活の中で実践していくことが不可欠です。

終わりに

制限時間内で、それなりのクオリティで仕上げるには、もっと練習が必要だ。
と思いました。

そういえば私、食生活アドバイザーだったんだよな。
と思い出すテーマでした。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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