こんにちは、ブジカエルです。
エミリー・ワプニックさんという人の『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』という本がなかなか良かったので、この本の内容に沿って自分の今後の人生について考えてみることにしました。
当該書籍第3章では、「マルチ・ポテンシャライトが幸せに生きる秘訣」として、として3つのポイントを挙げています。そのポイントに関して、自分の価値観を整理します。
マルチ・ポテンシャライトに関する記事
お金について
1. 必要最低限の生活費
月3万円くらい?
生活費は夫が全部出してくれるので、自分で出費するのは毎月の美容院や衣服、化粧品、習い事関連くらい。
2. 大切にしているもの
断然「学び」。
書籍購入や学費がそれなりにかかります。
といっても、年10~15万円くらいだと思いますが。
次に「旅」。
普通に会社勤めしている限り、そんなに自由に飛び回れるわけではありませんが・・これも年20万円くらいかな?
3. 成功するために必要な物、経験
そもそも、自分にとっての成功とは何か?
自由であること??
自分が意義を感じられる仕事をして収入を得ながら、時折旅ができれば幸せかなと思います。
4. セーフティーネット
もし危機に陥ったら・・まず夫が助けてくれるでしょう。
彼は安定して同年代の平均以上は稼いでいるので。
次に、姉や親が助けてくれそうな。
意義について
有意義であると感じられることがマルチ・ポテンシャライトにとってはとても大切。
ではなぜ自分は特定のものに意義を感じるのか?
自分の「なぜ」を知り、これまでに手をつけてきた一見バラバラに見える物事群をつなぐ物語を作ります。
これってまるで、キャリア形成の基本である自己理解。サビカスの「キャリアストーリー」、シャインの「キャリアアンカー」に通じるものがあると感じました。
以下は私にとっての意義についてです。
1. 自分が水を得た魚になったとき
- オーケストラで合奏:指揮者の動き、周りの音と自分が完全に一体となっているとき
- ウェブ制作やシステム構築をしていた時:サイトの企画を考えていたとき・コーディングで思い通りの見た目・動きにするために考えたり集中したり
- 読書、勉強:既に知っていることに新しく得た知識が合わさって、新たな気づきが生まれたとき
- 福祉事業所の勤務中:利用者さんのお話を聴き問いかけ相手の内省が深まっていくのが感じられるとき、利用者さんと一緒に遊んでいるとき、利用者さんと楽しい会話をしているとき
2. 意義を感じた具体的な活動を俯瞰し、その活動の何が好きだったのかを見出す
- オーケストラの合奏:美しい音楽、表現するということ、大勢で1つのものを創る、古いもの・歴史に関わっている感覚、新たな発見、集中、興奮、わくわく、夢中、フロー
- ウェブ制作・新しいものを創る、無から創り出す、自分の作品を世に発信する、顧客の喜び、表現する、集中、新たな学び、ひらめき、問題解決、わくわく、快感、どきどき、興奮
- 読書・勉強:新たな学び、気づき、「知っている」ことの価値、わくわく、興奮、ひらめき、脳が悦ぶ、アハ!な感じ
- 福祉事業所の勤務中:相手を大切に思う、愛おしい、楽しい、愛情があふれる、オキシトシン爆出
3. 2を繰り返す。
(考えた結果は上記に記載)
4. 「なぜ」のリストをつくる
(本ページ下方に記載)
5. 同じ「なぜ」で魅力を感じた、他の体験は?
・旅、特に史跡、作曲家の足跡巡り
・ジョギング
・古文書解読
・ブログ等記事執筆
・音楽鑑賞
・映画鑑賞
・会話
6. それぞれの体験の共通点
・1人で静かに
・2人でじっくり
・2人でしっとり
・みんなで一緒に、わいわい
多様性について
典型的なマルチ・ポテンシャライトである私のこれまでの人生、今の生活は多様性に富んでいます。
ところで私は多様性をどれくらい求めているのか?
この項では多様性についてのセルフチェックを行い、私の人生にどの程度の多様性が必要かを確認します。
1. 同じことをやりすぎて退屈だったとき
私が忘れん坊だからか、あまり退屈した記憶がなく・・
というか、退屈は耐え難いので、退屈かもと少しでも感じたら退屈しないで済むように何らかの変化を自ら起こしてきたような気がします。
強いて言えば、ウェブ制作をしていた頃に、創造性の必要ない単純作業(コーディング、画像制作、・・)をしている時間はひどく退屈でした。でも、そればかり毎日やることはなかったので、毎日退屈、ということは全然なかったのですが。
でも考えてみれば、ろくでもない活動で授業をよくさぼっていた中学~大学院の間は、退屈で刺激を求めていたのかもしれません。
2. 同時にいくつもプロジェクトを抱えて心の余裕を失ったとき
これは何度もあるかも。
最近では、
- 勤務先の業務の中心が自分という状態
- 残業しても片付かないので持ち帰って家で仕事
- 介護職員初任者研修に行かされ(高齢者福祉には関係ない業務なのに、会社から強制されて休日を使って行くという・・)
- 福祉職、対人援助職としてのスキルアップ(会社でこういう研修がないので・・)
- キャリアコンサルタントの実技試験対策
- 放送大学
- オーケストラ
- 歌
- 家事・夫
で手一杯、これが続くとしんどい・・という時がありました。
プロジェクトの種類は仕事・学び・音楽・家の4種類。
3. 取り組んでいるプロジェクトのバランスが取れているとき
たまにあった気がします。
- 仕事は楽しく意義を感じられて、定時で帰れる
- 運動
- 交友
- 資格の勉強
- 放送大学
- オーケストラ
- ボランティア活動
- 家事・夫
あら?
挙げてみたら心に余裕のないときと数はさほど変わりませんでした。
プロジェクトの種類は仕事・運動・交友・学び・音楽・家の6種類。
4. 今取り組んでいるプロジェクト
山ほどの数のプロジェクト~1つだけのプロジェクトの間で、今はどこに位置しているか?
手がけているものは山ほどではないけれども・・10段階中8か9くらいで、山に近いかもです。
- 仕事
- 対人援助職としてのスキルアップ
- 資格の勉強
- 放送大学
- 運動
- オーケストラ
- 歌
- ボランティア活動
- 家事・夫
5. 理想の位置は?
山ほどの数のプロジェクト~1つだけのプロジェクトの間で、理想はどの位置か?
と問われれば、7か8くらいかな?
改めて考えてみれば、もう10年以上それくらいのバランスで生きてきていました。そのバランスが崩れて苦しくなるのは、仕事が忙しすぎるときです。
6. 理想の位置に行くには?
5で考えた理想の位置は、現在の位置と近いところでした。
プロジェクトの数が問題なのではなく、1つ1つのプロジェクトにかける時間の配分が重要なのではないかと思います。
なので、自分の気持ちに注意を払いつつ、手がけるプロジェクトを簡単に増やしたり減らしたりということよりは、各プロジェクトにかける時間の配分を調整しようかなと。
とはいえ、心の余裕がなかった時のプロジェクトは、勤務先で手掛けるものを勤務時間中にやることと家でやることに分けて数えましたが、業務の種類は数十にものぼっていたので、それで苦しかったかもしれません。やはり多すぎるプロジェクトは問題ではありそうです。
理想の人生をはっきりと描くためのエクササイズ:完璧な1日
1. 朝、目を覚ました自分
- 完璧な環境①:朝日が差し込む室内、静かにクラシック音楽が流れている。ブラームスの弦楽5重奏など。
- 完璧な1日①:起床→身支度→読書→朝食→勉強→仕事→昼食→散歩→勉強→仕事→運動→夕食→夫とリラックス→就寝
- 完璧な環境②:ドイツのどこかorウィーン
- 完璧な1日②:起床→身支度→読書→朝食→勉強→仕事→昼食→散歩→仕事→運動→夕食→夫とリラックス→就寝
- 仕事:①②いずれでも書く・教える・話す
2. 1日の気分
穏やか・わくわく・楽しい・満たされている
3. 下記の「なぜ」のどれとマッチしているか?
たくさんマッチしていました。
おわりに
人生という数十年に及ぶ旅を続けていく際に、またキャリアという自分の足跡をつけていくにあたって、自分がどんな人生をつくりたいのかを自分自身が理解することはとても大切です。
キャリアカウンセリングでも自己理解はとても大切。
この記事で行ったエクササイズは、今後マルチ・ポテンシャライトとしての人生を考えるための手掛かりとなるので、大切にとっておきます。
引き続き、マルチ・ポテンシャライトとしての人生設計を考えていきます。
もしあなたがマルチ・ポテンシャライトな人だったら、あなたも是非この本を読んで、多様なポテンシャルを羽ばたかせましょう!
マルチ・ポテンシャライトに関する記事
ついで:自分の「なぜ」リスト
「マルチ・ポテンシャライトが幸せに生きるには」のエクササイズで掘り当てた、私の「なぜ」をリストにしました。
- 新たな発見
- 新たな学び
- 「知っている」ことの価値
- 気づき
- ひらめき
- 問題解決
- 脳が悦ぶ
- アハ!な感じ
- 集中
- 興奮
- わくわく
- 楽しい
- 夢中
- 快感
- フロー
- 美しい音楽
- 大勢で1つのものを創る
- 古いもの・歴史に関わっている感覚
- 表現するということ
- 無から創り出す
- 自分の作品を世に発信する
- 顧客の喜び
- 相手を大切に思う
- 愛おしい
- 愛情があふれる
- オキシトシン爆出