こんにちは、ブジカエルです。
エミリー・ワプニックさんという人の『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』という本がなかなか良かったので、この本の内容に沿って自分の今後の人生について考えてみることにしました。
昨日はパート1の第3章に沿って自分の価値観を整理。
今日は、パート2の第4章以降に沿って、自分の働き方について考えます。
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マルチ・ポテンシャライトの働き方4パターン
幸せなマルチ・ポテンシャライトの大半が、次の4つの働き方(ワークモデル)のどれかを採用しているそうです。
- グループハグ・アプローチ
- スラッシュ・アプローチ
- アインシュタイン・アプローチ
- フェニックス・アプローチ
グループハグ・アプローチ:1つの多面的な仕事/ビジネスに携わって、職場で多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来する。
スラッシュ・アプローチ:パートタイムの仕事やビジネスを複数掛け持ちして、その間を日常的に飛び回る。
アインシュタイン・アプローチ:生活を支えるのに十分な収入を生み出す、他かつのことも追求できる時間とエネルギーを残してくれる、フルタイムの仕事かビジネスに携わる。
フェニックス・アプローチ:ある業界で数か月~数年働いたあと、方向転換して、新たな業界でキャリアをスタートさせる。
これまでの人生には、スラッシュ・アプローチ以外の全部の経験があります。
そして最近まさに、スラッシュ・アプローチのようなことをしてみようかと考えていたところでした。
本書パート2では、このワークモデルについて考えることを出発点として、キャリアや人生をどのようにしていきたいのかを思い描くことを助けてくれます。
第4章 グループハグ・アプローチ
1つの多面的な仕事/ビジネスに携わって、職場で多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来する「グループハグ・アプローチ」。
私の場合、過去に小規模な制作会社に勤務していた時がまさにこの働き方でした。
少数精鋭。
と書くと見栄えがいい感じがしますが、要は1人1人が色々な役割を担わないと、社内の業務がまわらないのです。
とはいえ、
- 顧客折衝・クライアントサポートといった営業的な役割
- Web・システム制作ディレクションもしつつ、
- 制作自体も上流から下流まで全部1人でこなす
- SNS運用も担当
- マネージャとして採用担当
- 後輩の指導、従業員のキャリアアップ・教育面の仕組み整備
- 業務効率アップのための仕組み作り・マニュアル作成
な具合に、複数方面で業務をこなしていたというのは、まわにグループハグ・アプローチかと思うのです。非常に充実していました。
とはいえ10年もやっているとお腹いっぱいだし、今後、またこの働き方をしたいかと問われたら断然NOですが、経験としてはとても良いものでした。
もしこの働き方をしてみたいという方は、当該課題にグループハグ・アプローチをしてみたい人のためのセルフ・チェックがあるので、ぜひやってみてください!
第5章 スラッシュ・アプローチ
パートタイムの仕事やビジネスを複数掛け持ちして、その間を日常的に飛び回るスラッシュ・アプローチ。
最近、この働き方に興味を持ったところです。
なので、スラッシュ・アプローチが合うか試してみる「セルフ・チェック」をやってみます。
興味のマスターリストを作る
過去から現在までに興味を持ったもの、情熱を感じたもの、獲得したスキル、好奇心を覚えたものを、思いつく限りすべて書き出すというもの。
興味の幅がわりと広いので、抑制せずに書き出したら大変なことになりますよ。
資格:国家資格キャリアコンサルタント、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、園芸福祉士、健康管理士、食生活アドバイザー、社会福祉主事、学芸員
生活・健康:食生活、運動(筋トレ、有酸素運動)、睡眠、アロマ、風水×、整理、ヨガ、ダイエット
学問:歴史学、進化生物学、社会学、心理学、行動経済学、幸福学、哲学、情報学
IT:ウェブ制作、システム開発×、画像加工×、デザイン×
音楽:クラシック音楽、管弦楽、ブラームス★、シューマン、ドイツロマン派、ウィーン
旅:日本中!世界中!!★
リストを整理
リスト中にある、近いうちにもう一度やりたいとは思わないものに×をつけます。
リストの中の、今とくにわくわくを感じるものには★印をつけます。
リストの中の、過去に報酬を得たもの、平均以上の専門知識やスキルをもっているもの、稼げるとわかっているものに下線を引きます。
「スラッシュ/収入源」の候補リストを作る
★印や下線を引いた興味を書き出し、スラッシュ/収入源のリストを作ります。
国家資格キャリアコンサルタント
- 独立開業する
- 副業で予約を受け付けるウェブサイトを作る
- ココナラに登録する
のように。
そのスラッシュは、自分の「なぜ」にマッチしているか
書き出したスラッシュの1つ1つを、第3章で明らかにした「なぜ」にマッチしているかを確認します。
そのスラッシュを検討して、新たな「なぜ」が生まれるか?
スラッシュをまとめる
新しい紙に、ワクワクを感じるスラッシュを2~5個書き出し、ひとまとめにするとどんな感じになるかやってみます。
別の組み合わせも試し続ける
スラッシュの別の組み合わせをつくってスラッシュをひとまとめにする、という作業をいくつもの組み合わせでやってみます。
行動を起こす
ワクワクする組み合わせがあったら、小さな行動から始めてみよう!
私の場合、以上のセルフ・チェックでは現実的なスラッシュ・キャリアの案にはなりませんでしたが、ちょっとしたヒントは出てきました。
第6章 アインシュタイン・アプローチ
生活を支えるのに十分な収入を生み出す、他かつのことも追求できる時間とエネルギーを残してくれる、フルタイムの仕事かビジネスに携わる、アインシュタイン・アプローチ。
私はこれまで、この働き方をしている期間が長かったです。
仕事以外で追求したい、お金にならないことがいくつかあるので、仕事の時間が長いのは人一倍苦痛かもしれません。
収入が安定していて、仕事以外の純粋な楽しみのためだけのことも満喫できる。
拘束時間や必要なエネルギーがほどよく、興味を満たしてくれる仕事に就ければ、私にとってはベストなアプローチかもしれません。
第7章 フェニックス・アプローチ
ある業界で数か月~数年働いたあと、方向転換して、新たな業界でキャリアをスタートさせる、フェニックス・アプローチ。
私はこれも当てはまる気がします。
仕事は、約10年出版→約10年ウェブ→現在福祉 という感じで、10年ちょっとごとに方向転換してきました。
仕事以外の学びとしては、文学→歴史→英語→健康→コンピュータ→社会学→幸福学→キャリア→福祉 という感じで、いずれも年単位で時間とエネルギーを注ぎ込んできました。
現在は福祉の領域で仕事をしています。
当該書籍に書いてあるとおり、他人から見たら支離滅裂ででたらめに見えるかもしれませんが、それぞれのキャリアをつなぐ「なぜ」はあるし、キャリア・ストーリーもあるし、仕事以外で深めてきた学びも、でたらめに広がってきたのではなく、数年学んで大体のことがわかると、関連のある新たな領域のことも知りたくなるから広がっていくのです。
おわりに
今回は、『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』パート2の第4章以降に沿って、自分の働きかたについて考えました。
今までも知らず知らずのうちに、マルチ・ポテンシャライト的な働き方をしてきたんですね、私は・・。しかも、複数のアプローチを組み合わせたりして。
今後も色々と試していくことでしょう。
この本を読んだからには、ちょっと変わったバランスでも「こんなでいいんだろうか」と迷うことなく、「マルチ・ポテンシャライトだからこれでいい!」と自信を持って生きていけそうです。
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