こんにちは、ブジカエルです。
エミリー・ワプニックさんという人の『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』という本がなかなか良かったので、この本の内容に沿って自分の今後の人生について考えてみることにしました。
一昨日はパート1の第3章に沿って自分の価値観を整理。
昨日は、パート2の第4章以降に沿って、自分の働き方について考えました。
今日は、第8章に沿って、自分に合う生産性システムを作ります。
マルチ・ポテンシャライトに関する記事
マルチ・ポテンシャライトに必要な生産性システムは完全オリジナル
複数のことに情熱を注いでしまう、マルチ・ポテンシャライトな私たち。
過去の偉大な賢人や知識人が確立させてきた生産性のアドバイスのほとんどは残念ながら、マルチ・ポテンシャライトのことを考慮していません。
マルチ・ポテンシャライトには、その他大勢の人のための方法にとらわれることなく、柔軟なアプローチが必要です。
ただ、同じマルチ・ポテンシャライトでも、あなたと私では必要なアプローチが異なります。
しかも、1年前の私と今の私とでは、また異なるアプローチがが必要になることも。
マルチ・ポテンシャライトに必要な生産性システムは、その時々の自分に合わせて進化させ、再設計しなければならないとのこと。
上記の書籍では、ユニークな対処法を色々と紹介してくれています。その中から合いそうなものを選び、カスタマイズして、自分仕様の生産性システムを作ろう!というわけです。
マルチ・ポテンシャライトの生産性を高める4つのポイント
エミリーさんは対処法を4つのカテゴリに分けています。
- 何に取り組むべきかを選ぶ
- 時間をつくる
- 辞め時を知る
- 仕事に取り掛かる
生産性を高めるポイント その1:何に取り組むべきかを選ぶ
まず、1番目の「何に取り組むべきかを選ぶ」について。
マルチ・ポテンシャライトにとって、自分のポテンシャルのどれを伸ばすべきかを見極めることは、とても難しいことです。
せっかく「今度こそ」と選んで取り組んでも、一定期間取り組んである程度まで達すると、新たな冒険が欲しくなってしまう。
しかし、私たちはかなり多くのことを器用にこなすことができるけれども、本当に何もかもやれるわけではないし、一度に全てをこなせるわけでもありません。
自分の心の声を聴き、勇気を出して行動を起こし、好奇心やわくわく感を持って取り組むようにと、エミリーさんは私たちを鼓舞してくれます。
エミリーさんが用意してくれたセルフチェックは以下の通り。
1 優先プロジェクト
まずは、自分がわくわく感を覚え、今積極的に取り組んでいることをリストアップ。
- 自分の人生に、優先プロジェクトはいくつある?
良いスタートを切るには、同時に持つのは1~5程度が良いそう。
2 待機プロジェクト
わくわく感を覚えてはいるけれども、今積極的には取り組んでいないことをリストアップします。
時々していること、休眠中のプロジェクト、まだ深く掘り下げる機会のないアイデアや活動を入れます。
個人的なこと、仕事のこと、人生の目標、何でもOK&数量無制限。
3 プロジェクトにはわくわく感を!
- もし、優先プロジェクトの1~5という数字がしっくりこなかったら、自分にしっくりくるプロジェクトの数を見出す。
- 今の生活に優先プロジェクトの数が多すぎると感じるなら、次の待機プロジェクトに移せるものはないか検討する。
- 優先プロジェクトを増やしたい気分なら、待機プロジェクトに目を通し、心血を注ぎたいプロジェクトを1つ選び、優先プロジェクトに移す。
- 自分が取り組むべきプロジェクトの数がわかったら、上記書籍の見本のように紙に書き、貼る。取り組むべきプロジェクトが選びやすくなる。
生産性を高めるポイント その2:時間をつくる
プロジェクトを選んだら、それらをどのように人生に組み込んでいくか考えます。
- それぞれの作業に適した時間帯に行う
- 毎日忙しかったら・・できるときにいつでもやる
- 柔軟なスケジュールで取り組む
- 事前にスケジュールを立てる
- プロジェクト漬けの期間(1日でも)を予定に組み込む
生産性を高めるポイント その3:辞め時を知る
マルチ・ポテンシャライトが仕事を辞める時は、仕事が大変なときではなく、仕事が朝飯前になった時。
仕事が大変でなくなると興味が失せ、新たな分野を探求したくなるという、常に苦労を探して生きるようにできているようです。
自分なりの終点に到達し目的を果たすと、退屈になってきて仕事を辞めたくなってしまう。
この終点に達したときの状態と似た症状を引き起こすのが「抵抗」だそうで、どちらであるか見分けるには体の感覚に注意を払い、プロジェクトにとどまるべきか新たな冒険に出るべきかを決めます。
辞め時ではないのに、抵抗に騙されて辞めてしまったら、もったいないですよね。
生産性を高めるポイント その4:仕事に取りかかる
何に取り組むべきかを知ることと、実際に取り掛かることは、全く別物。
自分にとって最も大切なプロジェクトに取り組めるように、自分を騙さなければならない時もあるかも。
プロジェクトを着実に前進させるための&抵抗への対処方法のヒントは以下の通り。
仕事の前に、ポジティブな気分になる
瞑想/運動/感謝/ビジュアライゼーション/環境づくり
次の小さなステップを思い浮かべる
やるべきあらゆることを考えると、圧倒されそうになってしまう。
そんなときは、全体像ではなく、次のステップに目を向けること。スモールステップを踏んでいくことで、着実に前進できます。
タイマーをセット(ポモドーロ・テクニック)
- タイマーを25分にセットして、1つのプロジェクトに取り組む。
- 1ポモドーロが終了したら、5分休む。
- 1、2を繰り返して4ポモドーロを終了したら、25分の休憩をとる。
自分のタイミングに合わせて、ポモドーロを長くor短くする、日によってシステムを変えるのもOK。
ちなみにポモドーロとはイタリア語で「トマト」。
5分だけ猛烈にやってみるという手も
仕事に取りかかるのが辛いときは、タイマーを5分にセットして、特定の作業に全力で取り組んでみる。
5分経ったらやめてもいいが、大抵の場合は始めたら続けたくなっているとのこと。あるあるですね。
私は片付けを進めたいときに15分程度のポモドーロでよく行うのですが、何となく気が進まないけど取り組まなければならないプロジェクトの、とてもいいスイッチになります。
フロー状態を生み出す
マルチ・ポテンシャライトは、あらゆつことを研究したいし、やりたいし、あらゆるものになりたいけれど、時間は有限。
だから、フロー状態に自在に入れるようになったら・・無敵かも。
手元のこの本を再読しようと思いました。
3つのCに気を付ける
私たちの活動の大半は、以下の3つに分けられます。
- Creating 創る
- Connecting つながる
- Consuming 吸収する
Connecting と Consumingu は組み合わせ可。
でも、Creating は他の2つと組み合わせ不可。創るときは、ただひたすら、創るのみ。だそうです。
確かに、私も過去クリエイティブ職だったときにはそのようにして効率と仕事の質を上げていました。
成果ゼロの日のための対処法
なかなかスタートを切れない日。
私の場合は、疲れて帰ってきて、テレビをつけてぼんやりし続けてしまう時とか、食べ続けてしまう時が当てはまりそうです。
対処法1 期待値を上げすぎない
1日にできることを多く見積もりがちで、1年にできることを少なく見積もりがちな私たち。
その日にやりたいことを長々とリストアップするのではなく、優先プロジェクトの1つで、ある程度の作業ができたらそれでOKと考えよう!
対処法2 ささやかな成功を記録する
私たちは、うまくいったことよりも、うまくいかなかったことに目を向けがちです。
人間は、進化の過程でネガティブなことに注目するようになってきたので、致し方のないことではありますが。
このネガティビティ・バイアスから離れるために、小さな成功や、自分がとった行動を記録します。それを重要な要素として認識し、自分の成功に注目しよう!
対処法3 一緒に努力できる友人を見つける
どんなことも、一人でするより誰かとした方が楽。
だから相棒を見つけて・・とエミリーさんは書いているけれども、私は自分だけで、コツコツ取り組む方が楽なような気がしてなりません。
最終手段
感情を解き放つ。
休憩する。
行動を起こす
第8章を振り返り、自分のためだけの生産性システムを作ります。
- 試せそうなテクニックを5つ選んで組み合わせる。
- やってみて、合わなかったら他の対処法と差し替えてみる。
- 1、2の繰り返しで、システムをブラッシュアップ!
おわりに
かなり端折って書いたので、この記事を読んだだけでは訳が分からないかもしれません。
自分もマルチ・ポテンシャライトかもと思われたら、ぜひエミリーさんの本を読んでみてください。
マルチ・ポテンシャライトであることを肯定的に受け止め、その上で人生を、今後のキャリアを考えていけたら、今よりさらに楽しみが増えるのではないかと思います。
マルチ・ポテンシャライトに関する記事
おまけ:私の生産性システム
私の生産性システムを作ってみます。
優先プロジェクト
仕事
対人援助職としてのスキルアップ
資格の勉強
運動
家事・夫
待機プロジェクト
放送大学
オーケストラ
歌
ボランティア活動
いつやる
朝
昼休み
夜
週末
今回、敢えて本に沿ってやってみたけれども、10年以上前からずっと、こんなふうにやってきていたなぁ・・と昔からのことを思い出したのでした。