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問題12|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題12 次のうち、著名人の自殺に関する報道の後で自殺者数が増加する現象を説明する用語として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. ハロー効果
  2. ウェルテル効果
  3. カクテルパーティ効果
  4. キャリーオーバー効果
  5. ピグマリオン効果

設問について

自殺については、中央法規当該科目テキスト第3版p186~、p240~、等。
でも設問の内容的には、共通科目「心理学理論と心理的支援」の方かと。

正答以外の選択肢についても知っておきたい。

各選択肢について

選択肢1:ハロー効果

×

《halo effectの訳語》人物や物事を評価するとき、目立ってすぐれた、あるいは劣った特徴があると、その人物や物事のすべてをすぐれている、あるいは劣っている、と見なす傾向。後光効果。光背効果。

コトバンク

選択肢2:ウェルテル効果

著名人の自殺が報道されることにより、連鎖的に自殺者が増える現象。名称の「ウェルテル」は、ドイツの詩人・作家であるゲーテの著書『若きウェルテルの悩み』に登場する主人公の名に由来する。同書は1774年の発刊後、ヨーロッパでベストセラーとなり、作中で自殺するウェルテルを真似て自殺者が急増するという社会現象を巻き起こした。アメリカの社会学者デビッド・フィリップスがこれに着目し、1974年に名付け、提唱した。日本でも同効果とみられる若者の自殺が度々起こり、社会問題となっている。

コトバンク

選択肢3:カクテルパーティ効果

×

周囲の環境のうち、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする脳の働き。カクテルパーティーの騒音の中で、会話をする相手の声だけを判別できるような選別能力をいう。カクテルパーティー現象。

コトバンク

選択肢4:キャリーオーバー効果

×

社会調査法の用語。前のある質問のために,以後の質問に対する被調査者の回答にゆがみが生じることを意味する。

コトバンク

選択肢5:ピグマリオン効果

×

他人から期待されることによって学習・作業などの成果が上がる現象。米国の心理学者ローゼンタールが、教師からの期待の有無が生徒の学習成績を左右するという実験結果をもとに報告。名称はギリシャ神話のピグマリオンにちなむ。ローゼンタール効果。教師期待効果。

コトバンク

ピグマリオン効果と真逆の効果もある。

・ピグマリオン効果のように「期待」と「成績」に因果関係があるのであれば、その逆もまた成立すると考えられた現象を、ゴーレム効果という。
・人に対し悪い印象を持ち接することにより、その印象が良い印象を打ち消して悪い影響のほうが勝ってしまい、悪い人と実際になってしまうことを指す。
・ピグマリオン効果とは正反対の意味を持つ。
・例えば教師が生徒と接する際に、この生徒は成績の良くない生徒だと思いながら、この生徒に対して成績の上がる見込みがない期待度の低い状態で接すると、その期待通りに生徒の成績が下がることがある。
・ゴーレムという名前の由来:このゴーレムとはユダヤの伝説にある意思のない泥人形のことであり、呪文で動き出すのだが、額の護符の文字を1字取り去ると
土に戻るという話から引用されている。

コトバンク

正答

2(ウェルテル効果)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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