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問題27|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題27 次のうち、G精神保健福祉士の対応の基となる考え方として、適切なものを1つ選びなさい。

就労移行支援事業を利用していたFさんは、運送会社の配送準備業務に従事し3週間が経過した。ある日、仕事帰りに事業所に立ち寄り、担当であるG精神保健福祉士に、「ミスしないようにと考えすぎなのか緊張が続き、疲れが取れません。これからも頑張っていきますが、紙に書いて丁寧に指示するという就職前の約束が実行されないので、困っています」と話した。G精神保健福祉士は話を整理し、「私の方から人事担当者に改めて話します」と答えた。
次のうち、G精神保健福祉士の対応の基となる考え方として、適切なものを1つ選びなさい。

  1. 社会モデル
  2. クラブハウスモデル
  3. 社会的目標モデル
  4. 医療モデル
  5. 相互作用モデル

設問について

理論に基づくソーシャルワーク実践についての理解が問われる問題。
精神障害者支援の実践モデルについては、中央法規理論と展開Iテキスト第2版p263~等。

各選択肢について

選択肢1:社会モデル

社会モデルは、障害者が受ける社会的な制約や困難は、障害者を取り囲んでいる社会や環境によって生まれると捉える。

「ミスしないようにと考えすぎなのか緊張が続き、疲れが取れません」という状況が、「紙に書いて丁寧に指示するという就職前の約束が実行されない」という環境により生まれ、結果、Fさんが困っているという状態。

G精神保健福祉士は、人事担当者を通して環境に働きかけようとしているので、社会モデルと言える。

選択肢2:クラブハウスモデル

×

精神障害者の力に着目することを具体化した活動。
クラブハウスモデルについては、中央法規「生活支援システム」テキスト第3版p275~。

クラブハウスでは、職員と利用者が対等な関係で、職員の役割は何らかの指示を出すことではなく、利用者が様々なサービスの主体的に取り組むことができるようにマネジメントサービスと行うこと。クラブハウスとして事業を行うためには、クラブハウスインターナショナルの認証を受け、クラブハウス国際基準に基づいて運営することになる。

選択肢3:社会的目標モデル

×

最も初期に登場したモデルは、社会的目標モデルである。(社会諸目標モデルとも表現される)。 Coyle や Kaizer, C.などの先駆者の初期の研究に結びついているモデル1)である。このモデルは、社会問題の解決を目的としたグループワークで、セツルメント活動や 1960 年代の公民権運動などと関連し、ソーシャルアクション志向のグループワークとしても発展している。社会への意識(social consciousness)と社会的責任(socialresponsibility)を鍵概念として、民主主義社会への意識を高め、それに適した行動を促すこと、それを通じた社会的責任を果たしていくことに主眼をおいている。このモデルでのワーカーは、 影響を与えることができ、メンバーを取り巻く様々な目標の達成が可能となるよう に手助けをする役割を担う。 メンバー一人ひとりが仲間たちとのプログラム活動のなかで、共に経験し、学び、活動しながら、 社会的貢献や社会変革への目標・課題を達成できるようにワーカーは援助していくのである。

山口, 真里,加藤, 由衣,西梅, 幸治
広島国際大学医療福祉学科紀要, 19, p. 1-15, 2023-03-31

選択肢4:医療モデル

×

「医療モデル」は、主として病院や診療所での、患者を中心とした疾病の治療が目的である。患者を中心とした、医療従事者の多職種連携による集学的チーム体制で多様な患者の疾病に対応しようとする狭義の統合医療である。

日本統合医療学会

選択肢5:相互作用モデル

×

中央法規「理論と展開」IIテキスト第2版p41等。

相互作用モデルとは、個人と個人を取り巻く社会との有機的な相互援助システムの関係に焦点をあて、個人と社会の双方をともに援助していくモデルであり、媒介モデルともいわれている。故人と社会の強制的な関係を前提として、個人と集団の相互作用を促すことにより、社会システムの一員としてメンバーの発達を支え、促進させることを目的としている。

上記テキスト

正答

1(社会モデル)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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