こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題39 次の記述のうち、精神保健福祉士が連携する職種の役割として、適切なものを1つ選びなさい。
- 公認心理師は、不安や抑うつを訴える患者のストレス反応の評価を行う。
- 薬剤師は、不安で眠れない患者への、睡眠導入剤の処方を行う。
- 作業療法士は、食事摂取カロリーが気になる患者に、献立の作成を行う。
- 介護支援専門員は、転倒を繰り返す患者に、歩行機能の訓練を行う。
- 医師は、障害福祉サービスの利用を希望する患者への、申請書の作成を行う。
設問について
精神保健福祉士が連携する専門職とその役割についての理解が問われる問題。
中央法規「相談援助の基盤」テキスト第2版p181~。
各選択肢について
選択肢1:公認心理師は、不安や抑うつを訴える患者のストレス反応の評価を行う。
〇
(定義)
公認心理師法
第二条 この法律において「公認心理師」とは、第二十八条の登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう。
一 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること。
二 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
三 心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
四 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。
選択肢2:薬剤師は、不安で眠れない患者への、睡眠導入剤の処方を行う。
×
薬の処方を行うのは医師。
薬剤師は、医師の処方に基づき調剤を行う。
選択肢3:作業療法士は、食事摂取カロリーが気になる患者に、献立の作成を行う。
×
食事摂取カロリーが気になる患者に、献立の作成を行うのは、管理栄養士。
(定義)
理学療法士及び作業療法士法
第二条 この法律で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。
2 この法律で「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。
3 この法律で「理学療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、理学療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、理学療法を行なうことを業とする者をいう。
4 この法律で「作業療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、作業療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、作業療法を行なうことを業とする者をいう。
選択肢4:介護支援専門員は、転倒を繰り返す患者に、歩行機能の訓練を行う。
×
歩行機能の訓練を行うのは理学療法士。
(定義)
第七条 (中略)5 この法律において「介護支援専門員」とは、要介護者又は要支援者(以下「要介護者等」という。)からの相談に応じ、及び要介護者等がその心身の状況等に応じ適切な居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス、介護予防サービス若しくは地域密着型介護予防サービス又は特定介護予防・日常生活支援総合事業(第百十五条の四十五第一項第一号イに規定する第一号訪問事業、同号ロに規定する第一号通所事業又は同号ハに規定する第一号生活支援事業をいう。以下同じ。)を利用できるよう市町村、居宅サービス事業を行う者、地域密着型サービス事業を行う者、介護保険施設、介護予防サービス事業を行う者、地域密着型介護予防サービス事業を行う者、特定介護予防・日常生活支援総合事業を行う者等との連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術を有するものとして第六十九条の七第一項の介護支援専門員証の交付を受けたものをいう。
介護保険法
選択肢5:医師は、障害福祉サービスの利用を希望する患者への、申請書の作成を行う。
×
障害福祉サービスの利用申請支援を行うのは、相談支援専門員。
正答
1(公認心理師は、不安や抑うつを訴える患者のストレス反応の評価を行う。)