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問題66|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ⑤精神保健福祉に関する制度とサービス

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題66 次のうち、仮釈放の許否決定の権限を有する機関として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 地方裁判所
  2. 地方検察庁
  3. 保護観察所
  4. 地方更生保護委員会
  5. 刑務所

設問について

刑事司法と更生保護についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキスト第6版p272~。

法務省>「更生保護」とは

各選択肢について

選択肢1:地方裁判所

×

警察が検挙して検察に送致し、
検察が捜査等を行い起訴・不起訴を決定し、
裁判所に起訴された事件の手続きが行われ、有罪・無罪等の判断が下される。

選択肢2:地方検察庁

×

前述の通り。

選択肢3:保護観察所

×

保護観察所
 各地方裁判所の管轄区域ごとに全国50か所に置かれ,更生保護の第一線の実施機関として,
(1) 保護観察
(2) 生活環境の調整
(3) 更生緊急保護
(4) 恩赦の上申
(5) 犯罪予防活動
などの事務を行っています。
 また,医療観察制度による処遇の実施機関として,心神喪失等の状態で重大な他害行為をした人の
(1) 生活環境の調査
(2) 生活環境の調整
(3) 精神保健観察
などの事務も行っています。

法務省>更生保護の組織

選択肢4:地方更生保護委員会

地方更生保護委員会
 各高等裁判所の管轄区域ごとに全国8か所に設置されています。
(1) 仮釈放及び仮出場の許可並びに仮釈放の取消し
(2) 少年院からの仮退院及び退院の許可
(3) 不定期刑の終了
(4) その他法律に定められた事務
に関する権限を有する合議機関で,3人以上15人以下の委員で構成されています。

法務省>更生保護の組織

選択肢5:刑務所

×

  矯正局は、犯罪や非行をした人たちを収容する矯正施設(刑事施設(刑務所、少年刑務所、拘置所)、少年院、少年鑑別所、婦人補導院をまとめて『矯正施設』といいます。)における業務がよりよく運用されていくように、計画や提案をしたり、指導・監督をしています。
 多職種からなる矯正職員が協力して、収容を確保(逃走等を防止)し、犯罪や非行をした人たちが科された刑罰や処分を受け止め、矯正施設の中でしっかりと取り組むよう導くことで、その人たちに自らの罪を反省させ、償わせることは重要な目的です。また、それだけでなく、その人たちがきちんと社会復帰できるようにして、再犯・再非行を防止することも必要です。
 それにより、国民の皆さまが犯罪被害を受けることのない、安全で安心して暮らせる社会の実現に役立ちたいと考えています。

 また、そうした目的の実現に向けて、新しい指導や処遇方法などの調査・研究も行っています。独立した組織として置かれた矯正研修所では、職員へのさまざまな研修や、処遇方法の効果検証などを行っています。

法務省>矯正局

正答

4(地方更生保護委員会)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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