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問題7|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ①精神疾患とその治療

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題7 次のうち、Cさんに2日目の夕方より現れた症状として、正しいものを1つ選びなさい。

Cさん(18歳、男性)は、「部屋の中に隠しカメラがある」と3か月前から執拗(しつよう)に訴えるため、心配した両親と共に精神科を受診した。Cさんはリスペリドンを処方され、服用を始めた2日目の夕方より、「足がむずむずする」「じっとしていられないので、部屋の中を歩き回ってしまう」と強く訴えた。
次のうち、Cさんに2日目の夕方より現れた症状として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. ジストニア
  2. アカシジア
  3. ジスキネジア
  4. カタレプシー
  5. ミオクローヌス

設問について

抗精神病薬の副作用についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキスト第2版p218~。

厚生労働省 重篤副作用疾患別対応マニュアル

主に脳の中枢神経系に作用し、その薬理作用が思考・感情・意欲などの精神機能にある薬剤を向精神薬と呼んでいます。精神医学の用語としては、向精神病薬は、その薬理作用に応じて、抗精神病薬(主に幻覚・妄想の治療に用いられる)、抗うつ薬、抗不安薬、気分安定(調整)薬、睡眠薬(または睡眠導入剤)、抗痙攣剤(主にてんかんの治療に用いられる)などに分けて使われています。

厚生労働省 こころの耳

各選択肢について

選択肢1:ジストニア

×

身体の筋肉が異常に緊張した結果、異常な姿勢・異常な運動を起こす状態です。運動を行う回路に混線が生じた結果、運動するという命令が過剰に出ている状態と考えられています。

(中略)

ジストニアの症状
緊張する筋肉の場所によってさまざまな症状を引き起こします。

  • 目があけづらい(眼瞼痙攣)
  • 首が曲がってしまう(痙性斜頚)
  • 字が書きづらい(書痙)
  • 声が出しづらい(痙攣性発声障害)
  • 話すときに舌が出てしまう(口舌ジストニア)
  • 食いしばってしまって口が開かない(口顎部ジストニア)
  • 階段を降りるときに足が内側に曲がってしまう(下肢ジストニア)
  • 歩くときに身体が後ろに曲がってしまう(軸性ジストニア)
NCNP病院

選択肢2:アカシジア

□アカシジアは,動かずにはいられない衝動があり,同じ坐位,立位姿勢をとり続けることができない状態である。このため身体を絶えず揺り動かし,体位を変え,下肢を組んだり,直したり,歩き回ったり,を繰り返す。

□抗精神病薬の副作用で生じるものが多いが,初報告は薬剤開発以前の1901年,Haškovec1)による2例である。彼は両症例に共通する落ちつきのない過剰な運動に着目し,「じっと座っておれない;not+sitting still」を意味するギリシャ語をもとに”akathisia”と呼称した。後にDelay & Deniker2)は過剰運動が持続性(tasikinesia)であることを特徴に加えた。

□パーキンソン病,脳炎,脳炎後パーキンソニズム,頭部外傷などの中枢神経疾患でも非薬剤性に出現する。

日本医事新報社

選択肢3:ジスキネジア

×

自分の意思とは無関係に身体に異常な動きが起こることを不随意運動といいます。不随意運動にはジスキネジアというものがあり、これは医薬品の服用に関連して起こる場
合があります。典型的なジスキネジアは口や舌、頬などに起こることが多いですが身体の他のところにも出ることがあります。さらに色々な不随意運動が複雑に混じって起こ
る場合もあるので、典型的ではない場合でもジスキネジアと判断されることがあります。

厚生労働省 重篤副作用疾患別対応マニュアル ジスキネジア

選択肢4:カタレプシー

×

(Katalepsie) 緊張型統合失調症で見られる症状の一つ。患者は意志がまったく消失したかのごとく、他人のなすがままになり、例えば四肢を他動的に動かしても、そのままの状態を保っている。強硬性。蝋屈性。

コトバンク

選択肢5:ミオクローヌス

×

生理的ミオクローヌスは入眠時および早期の睡眠相において生じることがある(睡眠時ミオクローヌスと呼ばれる)。睡眠時ミオクローヌスは,局所性,多焦点性,分節性,または全身性のことがあり(以下参照),驚愕反応と類似する場合がある。生理的ミオクローヌスの他の型としては,吃逆がある(横隔膜ミオクローヌス)。

病的なミオクローヌスは,様々な疾患や薬剤によって生じる(ミオクローヌスの主な原因の表を参照)。最も一般的な原因は以下のものである:

低酸素症
薬物毒性
代謝障害
病的なミオクローヌスのその他の原因としては,基底核を侵す変性疾患や一部の認知症などがある。

MSDマニュアル プロフェッショナル版

正答

2(アカシジア)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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