こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題48 精神障害者のケアマネジメントに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 精神保健福祉士が示した方針に基づき立案する。
- 社会資源の調整、改善及び開発を行う。
- 治療目標に沿って計画を作成する。
- 単一のサービス利用者を対象にする。
- 家族の同意を得てから実施する。
設問について
ケアマネジメントについての理解が問われる問題。
中央法規当該科目Iテキスト第2版p274~等。
ケアマネジメントとは、福祉・医療・保健・就労・教育など、人々の生活ニーズと、地域にあるさまざまな社会資源の間に立って、複数のサービスを適切に結びつけて、調整を図り、包括的かつ継続的なサービス提供を可能にする援助方法です
精神障害者ケアガイドライン~市町村で精神障害者ケアマネジメントを行うために~
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター(PDF)
各選択肢について
選択肢1:精神保健福祉士が示した方針に基づき立案する。
×
地域を基盤としたソーシャルワークでは、クライエントこそが課題を解決する方策を知る存在であり、課題を解決する主体と位置付けられる。
選択肢2:社会資源の調整、改善及び開発を行う。
〇
精神障害者の地域生活を支える、フォーマル・インフォーマル双方の社会資源を用いる。既に存在するものを調整し、場合によっては改善し、足りない場合には開発してケアマネジメントを進める。
選択肢3:治療目標に沿って計画を作成する。
×
治療目標に沿う疾患管理も重要だが、地域生活においてはクライエントの生活上のニーズに沿う必要がある。
選択肢4:単一のサービス利用者を対象にする。
×
精神障害者の地域生活におけるケアマネジメントでは、複数のニーズを持つクライエントも対象とする。
選択肢5:家族の同意を得てから実施する。
×
契約主体はクライエント本人。
正答
2(社会資源の調整、改善及び開発を行う。)