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黄色信号で止まらない車たち ―オール自動運転の世の中を待ち焦がれる歩行者の気持ち

黄信号で車は止まらなければならないのに止まらないのはなぜか、のイメージ画像

信号が青から黄色に変わったら、安全に停止できない場合を除き、車は停止線を越えて進んではいけません。

と法律で定められているのに、信号が黄色になっても止まらないどころか、アクセルを踏み込んで停止線を越えて突っ込んでいくドライバーが多くいます。

目次

黄色信号で止まらないとこうなる

信号が黄色になったとき、特段危険がないのに車を止めず交差点に突っ込んでいった場合に起こり得ることを3つ例示します。

重大事故

交差点はそもそも危険な場所。

交通事故の中でも交差点で起きるものは非常に多くなっています。

交差している方の道路から歩行者・自転車・自動車が何かの間違いで飛び出してくるかもしれないし、対向車が右折してくるかもしれない、危険な場所です

そんなところに加速して突っ込んでいったら、万一の時に対応できません。

黄色信号で止まらないのは、自分も相手も死にかねない、自殺 or 殺人行為と言えます。

皆が譲り合わない、皆がマナー違反

30年以上前、私は習い事で毎日のように車の後部座席に座って大人たちが運転する車を見ていました。ほとんどの直進車は信号が黄色になったら停止して、対向車線の右折車に道を譲っていたことをよく覚えています。

しかし最近は信号が黄色になっても止まらず直進してくる車が非常に多く、右折したい車が右折できないか、赤信号で右折するケースを度々見かけます。

このような目に遭った右折車ドライバーが、「信号が黄色になったら自分はちゃんと止まって右折車を曲がらせてあげよう」と思うか、「自分も黄色信号で右折できないのだから、他の車も黄色信号で右折させるもんか」と思うか。

信号機のない横断歩道に歩行者がいても9割以上の車が止まらないということを先日この記事で書きました。

その中で、信号機のない横断歩道に歩行者がいても車が止まらない理由として、「皆が止まらないから」という意識があるのではないかということを書きました。多くの車が止まらないのだから、自分だけ止まるのは損だと思っている人が多いのではないかという推測です。

黄色信号での不停止についても同様で、「皆がやっているから自分もやる」的なバンドワゴン効果のようなものが広がり、黄色信号で止まらない人が増えた可能性があるのではないでしょうか。

違反点数、反則金、懲役

法律では「黄色信号=停止せよ」。

黄色信号で止まらないことは、一部の例外を除き、違反です。

違反点数、反則金が課される程度ならまだマシで、懲役刑となる場合もあるので、やっぱり信号無視は重大な違反です。

なぜ黄色信号で止まらないのか

黄色信号は「注意して進め」とか「急いで進め」と勘違いしているドライバーもいるそうですが、教習所でそんなことは教わらないはず。

それとも私が知らないだけで、かつては道路交通法で「黄色信号=注意して進め」と定めていたのか?

それなのになぜ黄色信号で多くのドライバーが止まらずに、信号を無視して交差点に突っ込んでいくのか、理由を考えてみました。

本当は、黄色信号で止まらないドライバーの意識調査があるとよかったのですが、なさそうなので推測です。見事的中ではないとしても、遠くはないと思います。

止まりたくない

車を止めない、その最大の理由は「止まりたくない」「車を止めたくない」というドライバーの気持ち。

信号機のない横断歩道に歩行者がいても車を止めないのと共通する新地です。

減速・停止そのものが面倒なのか、急いでいるのか、事情は色々とあるのでしょうが。

法律や、周囲の歩行者・車両の存在を無視してしまう、自分を優先するワガママな心です。

黄色信号の意味を勘違い

前述のように、黄色信号は「注意して進め」とか「急いで進め」と勘違いしているドライバーがいるそうです。

個人的には、「そんな人いるのか?」というのが正直なところですが、インターネット上には「黄色の信号の意味は勘違いされがちだけど・・」みたいな見出しの記事がたくさんあるのです。

なので、こういう人もいるのかもしれません。

信号無視が常態化

黄色信号で止まらない車を、実に度々目にします。

多くのドライバーが「黄色信号=進め」という自分ルールに従っていて、信号を無視することが常態化しているように見受けられます。

後続車に衝突される

止まらない車の言い訳に過ぎないと思います。

しかし前述のように、多くのドライバーが「黄色信号=進め」という自分ルールに従っている場合、自分だけ黄色信号で止まったら追突されかねない、という気持ちはあって当然かもしれません。

急いでいる

先を急ぐから止まっていられない、というドライバーも相当数いると思います。

歩道でも、電車の駅でも、会社でも、ちょっとした時間も待てない人をたくさん見ます。

せっかちな人や、自分の意に反して待たされるのは我慢ならないほど理不尽と感じる人が増えたように思います。

なぜそんなに急いでいるのか

止まりたくない、急いでいる。

少しでも移動時間を短縮して目的地に着きたい。

そんな自分中心のワガママな気持ちから、法律を無視して黄色信号で車を止めないドライバーは相当数いるのではないかと思います。

車の運転は、心に余裕を持てない時にはするべきではない、というのは教習所で誰もが習う超基本事項ですが、実際には「早く着かなきゃ!」という焦りの気持ちを持って運転している人はたくさんいるように見えます。

なぜ時間や心に余裕がないのか。

現代社会における人々の時間の使い方は、50年前とはまるで異なります。そこにヒントがあるように思います。

例えば、現代に生きる人の時間の使い方の特徴として、

  • スマホやPCなど情報機器を使う時間が長い
  • 短い睡眠時間

といったことが挙げられます。

ここに、歩行者や他の車と道を譲り合えない自己中ドライバーが増加している理由の一端があると思うのです。

脳が機能不全で欲望を抑えられない

スマホ脳過労

最近、スマホの使い過ぎで脳が過労状態となる「スマホ脳過労」が脳科学の世界で話題になっているそうです。

参考:クロ現+ 2019年2月19日(火)“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?

30~50代の働き盛りの人でも、スマホに依存すると、物忘れが激しくなり判断力や意欲が低下してしまうとのこと。

患者の脳では前頭葉の血流の減少が見られるそうですが、前頭葉の一部である前頭前野が不活発・未発達な人は、自分の欲望や感情を抑えることが苦手もしくはできません。

スマホの使い過ぎで前頭葉の血流が減少し、法律やマナーを優先できず、自分の「止まりたくない」「行ってしまいたい」という欲望を抑えられないのではないでしょうか。

睡眠不足

日本人は、世界で最も睡眠時間の短い国です。

睡眠についての教育や、寝不足がもたらす自身や社会への悪影響・弊害についての認知も不足しています。

近年、NHKが「睡眠負債」という言葉を使って、睡眠についての啓発をする番組を度々制作してくれていますが、私たちは睡眠についてもっと知り、睡眠を大切にするべきです。

睡眠不足は前頭前野の機能を低下させ、意志の力を奪います。

そのため、「信号になったら止まらなければならない」とわかっていても、スマホ脳過労と同様に、、自分の「止まりたくない」「行ってしまいたい」という欲望を抑えられず、交差点に突っ込んでいってしまう人が、相当数いると思われます。

参考:幸せになる技術 ―ちゃんと寝る

終わりに:将来に希望を託す

どうしてそんなに急ぐのか?

よくわからないまま、「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」と正体不明の何かに急き立てられている人が、現代はとても多いと思います。

現代社会の様々な背景があってそうなっているのだから、きっとどうしようもないのでしょう。

もっと法律違反やマナー無視に敏感になってよ!とここに書いても、平気で法律違反やマナー無視をする人たちには届かないだろうし。そもそも法律違反やマナー無視をしているという自覚もないのかもしれない。

世界中の人全員が、マインドフルネス瞑想で心に余裕を持って生きてくれればいいですが、そうはならないだろうし。

地球に生きる全ての人が、法律やマナーを厳格に守ってくれればいいですが、絶対そんなことないし。

だから、人の知恵が生み出した科学や技術の力でもって、法律違反やマナー破りの人によって理不尽な目に遭わされる率を下げていけたらいいと思うのです。

道路の作り、信号を変える

国交省や自治体ができることとしては、例えば道路の作りや信号の変更といった施策があります。右折専用車両を設け、すべての信号機が右折のみ青信号を表示するようにするとか。

でもお金がかかります。

人口も、恐らくは車も減っていくこの国で、そんな余裕があるのか?また、法律やマナーを守らない人のために、そこまでするべきなのか?

一部の既得権益を持つ人は喜ぶのかもしれませんが。。

自動車の運転を基本的に自動運転とする

自動運転はまだ多くの国で実験段階ですが、様々な問題をクリアして実用化されるまで、日本でも時間の問題だと思います。

自動運転には、まだ色々と課題や問題があります。
よくわかっています。
でも、昨今の車の走り方を見ていると、人が運転するより自動運転の方がよほどマシなんじゃないかと思えてなりません。

自動運転なら、前を見ないで右折して保育園児を何人も殺してしまうとか、アクセルとブレーキを踏み間違えて87歳の高齢者が前途ある親子を殺してしまうといった悲惨な事故は、劇的に減るのではないかと思うのです。

もちろん、AIには法律やマナーを守るように学習させる前提で。車の持ち主に似て、法律違反やマナー無視をするようなAIの登場は許してはいけません。

早くオール自動運転の世の中にならないかなと待ち焦がれています。AIによる第四次産業革命って、そういうことも実現できるんですよね、きっと。10年前にはそんなこと思いもしませんでしたが。

AIの開発・発達は、脅威もありますが、やはり楽しみです。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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