こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
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問題 18 データ分析方法の名称として,正しいものを 1 つ選びなさい。
成人の勤労者を対象に,職場でのストレスの大きさ,職場でのサポートの程度及び抑うつ症状の重症度について,一定の尺度を用いた質問紙調査を行った。
調査で得られた量的データを基に抑うつ症状を従属変数として,職場でのストレス及び職場でのサポートの二つの独立変数との関連性について分析を行った。
次のうち,上記のデータ分析方法の名称として,正しいものを 1 つ選びなさい。
- カイ 2 乗検定
- デルファイ法
- 重回帰分析
- 分散分析
- 因子分析
設問について
社会調査や統計の知識が必要な問題。
精神保健福祉士は、社会調査や統計の知識もないといけないというわけか・・
社会調査や統計については以前、放送大学でいくつか授業を履修したし、社会福祉士の試験のときにもさらっと勉強したのに、かなり忘れてしまっていて残念。
各選択肢について
選択肢1:カイ 2 乗検定
「カイ二乗検定」は、カイ二乗分布を利用する検定方法の総称。
利用例:母分散の検定、分布の適合度検定、クロス集計表の独立性や一様性の検定、等。
選択肢2:デルファイ法
〘名〙 (Delphi technique の訳語。「デルファイ」は「デルフォイ」の英語名で、古代ギリシアのアポロンの神託地の名にちなむ) 技術予測などに用いられる技法。多数の専門家や個人に予測についてのアンケート調査を行ない、その結果を回答者にフィードバックして調査を繰り返し、精度を上げながら、未来についての確かな見通しを得るもの。
デルファイ法(デルファイほう)とは? 意味や使い方 – コトバンク
選択肢3:重回帰分析
回帰分析とは、結果となる数値(目的変数)と要因となる数値(説明変数)の関係性を数式モデルで表す手法です。説明変数が1つの場合は単回帰分析、2つ以上の場合は重回帰分析と呼ばれます。
Data StaRt データ・スタート | A(analysis、分析)データに基づく分析|総務省統計局
選択肢4:分散分析
観測されたデータのばらつきを、さまざまな要因の効果による変動と誤差による変動に分離し、主要因を明らかにして、その効果の大きさを推定する統計学的手法の一。英国の統計学者R=A=フィッシャーが確立。
分散分析(ぶんさんぶんせき)とは? 意味や使い方 – コトバンク
選択肢5:因子分析
主として心理学の分野を中心に発達した統計的解析技法の一つ。多くの変量間の関係(相関関係)を説明する因子の発見を目的としている。
因子分析(いんしぶんせき)とは? 意味や使い方 – コトバンク
正答
正答:3(重回帰分析)