こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題46 次のうち、この時のL精神保健福祉士がKさんに提案した内容として、適切なものを2つ選びなさい。
Kさん(65歳)は、精神科病院に入退院を繰り返していたが、両親が他界してからは入院が数年続いている。現在は精神症状が軽減しており、病棟でも落ち着いて過ごしている。そこで、指定一般相談支援事業所のL精神保健福祉士も参加して地域移行に向けたケア会議が開かれた。Kさんは、「自分のような長期入院者が退院できるのか」「初めての一人暮らしで不安だ」「日中はどう過ごせばいいのか」「家事や日常生活での金銭管理に自信がない」と話した。
次のうち、この時のL精神保健福祉士がKさんに提案した内容として、適切なものを2つ選びなさい。
- ピアサポーターとの交流
- 就労継続支援A型事業所への通所
- 障害福祉サービスによる療養介護の利用
- グループホームでの宿泊体験
- 成年後見制度の利用
設問について
病棟に勤務する精神保健福祉士による退院支援の事例。
入院が数年に及んだクライエントの不安への寄り添い、ピアサポーターの役割、社会資源についての理解が問われる問題。
各選択肢について
選択肢1:ピアサポーターとの交流
〇
Kさんは、ケア会議で様々な不安を語っている。
Kさんと同じ病気や近い体験をしてきたピアサポーターとの交流を通して、これらの不安の軽減や、退院後の生活について具体的なイメージを描くこと等が期待できる。
選択肢2:就労継続支援A型事業所への通所
×
金銭管理の不安は語られたが、Kさんに就労のニーズがあることは読み取れない。
選択肢3:障害福祉サービスによる療養介護の利用
×
Kさんに療養介護が必要であることは読み取れない。
選択肢4:グループホームでの宿泊体験
〇
初めての一人暮らしについての不安が語られている。
グループホームの宿泊体験により、不安の軽減や退院後の生活について具体的なイメージを描くこと等が期待できる。
選択肢5:成年後見制度の利用
×
金銭管理の不安は語られているが、成年後見制度の利用が必要である状況とは読み取れない。
正答
1(ピアサポーターとの交流)
4(グループホームでの宿泊体験)