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問題22|第21回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題22 A精神保健福祉士が開催した研修会のねらいとして適切なものを、次の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)の倫理綱領に規定されている倫理基準から2つ選びなさい。

25年のキャリアを持つA精神保健福祉士は、クライエントの照会を通じて知り合った経験3年目の精神保健福祉士から、「3年目になったが、まだ適切な支援ができない」と相談を受けた。A精神保健福祉士は、以前にも他の中堅の精神保健福祉士から、「経験は増えたが、仕事の達成感を得にくい」と相談を受けていた。そこで、キャリアに応じた仕事の仕方や目標を整理するためのグループ形式の研修会を開催した。参加者からは、「経験年数に合わせた支援方法や目標が具体的となった」、「モチベーションが上がった」といった好評が得られた。

  1. 業務改善の推進
  2. 情報の共有
  3. 専門性の向上
  4. 専門職の擁護
  5. 専門職の啓発

設問について

「国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)の倫理綱領」の理解が問われる問題。
選択肢の項目は2005年版なので、現行の倫理綱領にはそのままではあてはまらない。

中央法規当該科目テキストp8-9に、精神科ソーシャルワーカーの業務指針と倫理綱領の記載がある。

各選択肢について

選択肢1:業務改善の推進

事例の「キャリアに応じた仕事の仕方や目標を整理するためのグループ形式の研修会を開催した。」は、当該倫理基準の旧版>Ⅲ 実践現場における倫理責任>4. (業務改善の推進)の「ソーシャルワーカーは、常に業務を点検し評価を行い、業務改善を推進する。」に該当する。

選択肢2:情報の共有

×

情報の共有とは、当該倫理基準の旧版>Ⅰ 利用者に対する倫理責任>「10. (情報の共有) ソーシャルワーカーは、利用者の援助のために利用者に関する情報を関係機関・関係職員と共有する場合、その秘密を保持するよう最善の方策を用いる。」

事例の内容とは無関係。

選択肢3:専門性の向上

事例の内容は、当該倫理基準の旧版>Ⅳ 専門職としての倫理責任「5. (専門性の向上) ソーシャルワーカーは、最良の実践を行うために、スーパービジョン、教育・研修に参加し、援助方法の改善と専門性の向上を図る。」に該当する。

選択肢4:専門職の擁護

×

専門職の擁護は、当該倫理基準の旧版>Ⅳ 専門職としての倫理責任>「4. (専門職の擁護) ソーシャルワーカーは、不当な批判を受けることがあれば、専門職として連帯し、その立場を擁護する。」で、この事例の内容に当てはまらない。

選択肢5:専門職の啓発

×

専門職の啓発は、当該倫理基準の旧版>Ⅳ 専門職としての倫理責任>「1. (専門職の啓発) ソーシャルワーカーは、利用者・他の専門職・市民に専門職としての実践を伝え社会的信用を高める。」で、この事例の内容に当てはまらない。

正答

1(業務改善の推進)
3(専門性の向上)

第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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