こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題67 地域生活定着支援センターに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 事業の実施主体は、市町村である。
- 少年院から退院する者は、支援の対象者に含まれる。
- 支援は、刑務所からの出所直後から始まる。
- 精神障害者が支援を受けるには、精神障害者保健福祉手帳の所持が必要である。
- 矯正施設の長は、支援の対象者を決定する。
設問について
地域生活定着支援センターに関する理解が問われる問題。
地域生活定着支援センターについては、
- 中央法規当該科目テキスト(第6版)p306
- 厚生労働省:高齢又は障害により福祉的な支援を必要とする矯正施設退所者等の地域生活定着支援(地域生活定着促進事業)
令和3年度からは、刑事司法手続の入口段階にある被疑者・被告人等で高齢又は障害により自立した生活が困難な人に対する支援も開始されました。
この事業では、高齢又は障害により、福祉的な支援を必要とする犯罪をした人等に対し、各都道府県の設置する地域生活定着支援センターが、保護観察所、矯正施設、留置施設、検察庁及び弁護士会といった刑事司法関係機関、地域の福祉関係機関等と連携・協働しつつ、刑事上の手続又は保護処分による身体の拘束中から釈放後まで一貫した相談支援を実施することにより、その社会復帰及び地域生活への定着を支援する。
令和3年度からは、刑事司法手続の入口段階にある被疑者・被告人等で高齢又は障害により自立した生活が困難な人に対する支援も開始。
各選択肢について
選択肢1:事業の実施主体は、市町村である。
×
事業の実施主体は、都道府県。
選択肢2:少年院から退院する者は、支援の対象者に含まれる。
〇
支援の対象者は、刑又は保護処分の執行のため矯正施設(刑務所、少年刑務所、拘置所及び少年院)に収容されている人のうち、高齢又は障害のため釈放後直ちに福祉サービスを受ける必要があるものの釈放後の行き場のない人等。
選択肢3:支援は、刑務所からの出所直後から始まる。
×
所在地センターの長は、所在地保護観察所の長から、特別調整対象者に係る特別調整協力等依頼書(別紙参考様式1)を受理したときは、速やかに担当の職員(以下「担当職員」という。)を指名の上、動き始めることになっている。
令和3年度からは、刑事司法手続の入口段階にある被疑者・被告人等で高齢又は障害により自立した生活が困難な人に対する支援も開始された。
選択肢4:精神障害者が支援を受けるには、精神障害者保健福祉手帳の所持が必要である。
×
対象者は、高齢又は障害のため福祉的支援を必要とする、
- 矯正施設退所予定者および退所者
- 身体を拘束された被疑者または被告人および起訴猶予の処分を受けた人、罰金もしくは科料の言い渡しを受けた人、または刑の全部の執行猶予の言い渡しを受けた人
- その他、センターが認めた人
選択肢5:矯正施設の長は、支援の対象者を決定する。
×
支援の対象者は、以下の枠組みで選定。
- 矯正施設退所者等支援:矯正施設と保護観察所
- 被疑者等支援:保護観察所・検察庁
正答
2(少年院から退院する者は、支援の対象者に含まれる。)