こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題9 次のうち、統合失調症の非薬物的治療法として、最も用いられているものを1つ選びなさい。
- 理学療法
- 作業療法
- 内観療法
- 曝露療法
- 精神分析療法
設問について
精神科領域の心理社会的療法に関する理解が問われる問題。
過去問解説本によると、標準的なレベル。
各選択肢について
選択肢1:理学療法
×
(定義)
理学療法士及び作業療法士法
第二条 この法律で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。
選択肢2:作業療法
〇
精神科作業療法については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p244。
統合失調症をはじめ、幅広い精神疾患に対して実施される。
(定義)
理学療法士及び作業療法士法
第二条 (中略)
2 この法律で「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。
選択肢3:内観療法
×
吉本伊信が開発した内観療法は、部屋の片隅に屏風を立てて静座し、指導者から自分と関わりが深かった人に対する自分の行動を年代順に振り返るように指示され、内省した内容を逐次伝えることにより、自己中心的な思考から他社に生かされている喜びを体験することを通じて洞察を得る療法である。
中央法規の当該科目テキスト(第2版)p234
選択肢4:曝露療法
×
曝露療法は、神経症性障害の患者に対して専ら用いられる。
行動療法では、オペラント条件付けやモデリングのほか、不安などを惹起する場面を軽いものから系列化し、順次不安反応を逆制止する刺激を与えて乗り越えることによって不安反応を消去することを目指す系統的脱感作療法、不安に曝露させ、回避することを阻止することにより慣れさせていくフラッディング(曝露療法)などがある。
中央法規の当該科目テキスト(第2版)p233
選択肢5:精神分析療法
×
洞察的精神療法の代表的な療法で、フロイトによる創設。
洞察的精神療法では、患者自身が病気の症状やその背景にある事柄について理解を深め、人格の構造的変化がもたらされることを通じて、問題の解決を期する。
正答
2(作業療法)