MENU

問題18|第22回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題 18 データ分析方法の名称として,正しいものを 1 つ選びなさい。

成人の勤労者を対象に,職場でのストレスの大きさ,職場でのサポートの程度及び抑うつ症状の重症度について,一定の尺度を用いた質問紙調査を行った。

調査で得られた量的データを基に抑うつ症状を従属変数として,職場でのストレス及び職場でのサポートの二つの独立変数との関連性について分析を行った。
次のうち,上記のデータ分析方法の名称として,正しいものを 1 つ選びなさい。

  1. カイ 2 乗検定
  2. デルファイ法
  3. 重回帰分析
  4. 分散分析
  5. 因子分析

設問について

社会調査や統計の知識が必要な問題。
精神保健福祉士は、社会調査や統計の知識もないといけないというわけか・・
社会調査や統計については以前、放送大学でいくつか授業を履修したし、社会福祉士の試験のときにもさらっと勉強したのに、かなり忘れてしまっていて残念。

社会調査、統計とくれば、総務省統計局。
子ども向けの統計学園、大人向けのデータサイエンススクール等、学習コンテンツが嬉しい。
総務省統計局ホームページ

各選択肢について

選択肢1:カイ 2 乗検定

「カイ二乗検定」は、カイ二乗分布を利用する検定方法の総称。
利用例:母分散の検定、分布の適合度検定、クロス集計表の独立性や一様性の検定、等。

選択肢2:デルファイ法

〘名〙 (Delphi technique の訳語。「デルファイ」は「デルフォイ」の英語名で、古代ギリシアのアポロンの神託地の名にちなむ) 技術予測などに用いられる技法。多数の専門家や個人に予測についてのアンケート調査を行ない、その結果を回答者にフィードバックして調査を繰り返し、精度を上げながら、未来についての確かな見通しを得るもの。

デルファイ法(デルファイほう)とは? 意味や使い方 – コトバンク

選択肢3:重回帰分析

回帰分析とは、結果となる数値(目的変数)と要因となる数値(説明変数)の関係性を数式モデルで表す手法です。説明変数が1つの場合は単回帰分析、2つ以上の場合は重回帰分析と呼ばれます。

Data StaRt データ・スタート | A(analysis、分析)データに基づく分析|総務省統計局

選択肢4:分散分析

観測されたデータのばらつきを、さまざまな要因の効果による変動と誤差による変動に分離し、主要因を明らかにして、その効果の大きさを推定する統計学的手法の一。英国の統計学者R=A=フィッシャーが確立。

分散分析(ぶんさんぶんせき)とは? 意味や使い方 – コトバンク

選択肢5:因子分析

主として心理学の分野を中心に発達した統計的解析技法の一つ。多くの変量間の関係(相関関係)を説明する因子の発見を目的としている。

因子分析(いんしぶんせき)とは? 意味や使い方 – コトバンク

正答

正答:3(重回帰分析)

第22回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

あわせて読みたい
第22回 精神保健福祉士 国家試験対策 過去問題しゃぶり尽くし 【(1) 精神疾患とその治療】 問題1 次のうち,交感神経の活動の高まりを示すものとして,正しいものを 1 つ選びなさい。 問題2 次のうち,ICD-10 において,解離...

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
プロフィール詳細はこちら

目次
閉じる