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問題25|第22回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題 25 V精神科病院で薬物依存症者の家族教室を担当しているC精神保健福祉士は・・・,

家族教室に参加したDさんが,「覚醒剤使用歴がある息子が,求職活動をしても,なかなか理解してもらえず,就職できない」と悔しそうに語るのを聞いた。薬物依存症に対する差別や偏見をなくすことを目的とした家族会の支援をしていたC精神保健福祉士は,家族教室終了後,Dさんに声を掛け,やりきれない思いを受容するとともに,家族会に関する情報提供を行った。その後,C精神保健福祉士は家族会に参加するようになったDさんと共に,家族会メンバーと力を合わせて,薬物依存症のことを理解してもらうための講演会を開催したり,利用できる新たなサービスを求めるための署名運動を行い,行政機関に働き掛けたりするようになった。
次のうち,C精神保健福祉士が家族会と共に行った内容として,適切なものを 1つ選びなさい。

  1. ソーシャルアドミニストレーション
  2. ソーシャルアクション
  3. ソーシャルビジネス
  4. ソーシャルキャピタル
  5. ソーシャルプランニング

設問について

ソーシャルワークに関する言葉の定義の理解を問う問題。

各選択肢について

選択肢1:ソーシャルアドミニストレーション

 社会福祉運営管理とは,ソーシャル・アドミニストレーションとしての国や自治体の福祉政策を含む社会福祉組織のサービス活動の運営管理(広義)と,ソーシャル・ウェルフェア・アドミニストレーションとしての社会福祉施設の運営管理(狭義)と理解されてきた。

 R.M.テトマス(1971)は社会福祉運営管理を「基本的には一連の社会的ニードの研究と,欠乏状態の中でこれらのニードを充足するための組織(それは伝統的には社会的諸サービスとか社会福祉と呼ばれるもの)がもつ機能の研究」と定義している。これは広義の社会福祉運営管理を指し,それを運営していくための狭義の社会福祉運営管理を必要とすると解釈される。

野田秀孝・外山弘幸「ソーシャルワークと組織の運営管理」(『人間発達科学部紀要』第6巻第 1号:83-90、2011

ソーシャル・アドミニストレーションはイギリスの大学でソーシャル・サービスを研究,教育する学部名となっており,一つの学問分野と認められている。

ソーシャル・アドミニストレーションとは? 意味や使い方 – コトバンク

選択肢2:ソーシャルアクション

ソーシャルアクションとは、個人・集団・地域住民に適合した社会福祉制度やサービスの改善・創設を促す援助技術であり(エンサイクルペディア社会福祉学 2007:仲村ら;641)、また、高良によると、問題を体験している人々のニーズに適合した構造的変化を想定した、市民、組織、立法、行政・司法機関等への組織的な働き掛けであり、エンパワメント理念に基づいたアドボカシー機能を果たすためのソーシャルワークの一つの実践形態であるとしている。(高良 2013)

篠本耕二「ソーシャルアクションの実践例に関する一考察」(『東海学院大学紀要』12、2018)

高良麻子「日本の社会福祉士によるソーシャル・アクションの認識と実践」(『社会福祉学』53巻4号 p. 42-54、2013年)

選択肢3:ソーシャルビジネス

高齢者や障がい者の介護・福祉、子育て支援、まちづくり、環境保護、地域活性化など、地域や社会が抱える課題の解決をミッション(使命)として、ビジネスの手法を用いて取り組むものです。社会的企業や社会企業家、コミュニティビジネスなどと呼ぶこともあります。

What’s ソーシャルビジネス|日本政策金融公庫

選択肢4:ソーシャルキャピタル

社会・地域における人々の信頼関係や結びつきを表す概念。抽象的な概念で、定義もさまざまだが、ソーシャルキャピタルが蓄積された社会では、相互の信頼や協力が得られるため、他人への警戒が少なく、治安・経済・教育・健康・幸福感などに良い影響があり、社会の効率性が高まるとされる。直訳すると社会資本だが、インフラを意味する「社会資本」とは異なる。社会関係資本。

ソーシャルキャピタルとは? 意味や使い方 – コトバンク

選択肢5:ソーシャルプランニング

ソーシャル・プランニング(social planning)

効率的な社会資源の配分による社会問題の解決を目標とする方法。計画立案を基本的機能とし,立案過程においてさまざまなニーズや利害の調整を図ることが重視される。

日本社会福祉士養成校協会「わが国の社会福祉教育,特にソーシャルワークにおける基本用語の統一・普及に関する研究報告書」2005年

↓上記資料が掲載されているページ
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟/JASWE|調査・研究報告書等
面白そうな資料・研究報告書がてんこ盛り。
ソ教連の模擬試験はつまらなかったけど、このページはとても面白い。

正答

正答:2(ソーシャルアクション)

第22回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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