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問題37|第22回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題 37 次のうち,国連総会で採択された「精神疾患を有する者の保護及びメンタルヘルスケアの改善のための諸原則」(1991 年)の記述として,正しいものを 2 つ選びなさい。

  1. 精神疾患を有するすべての者は,可能な限り地域社会に住み,及びそこで働く権利を有する。
  2. 精神疾患を有するという判定は,各精神保健施設内で定めた医学的基準による。
  3. すべての患者の治療及びケアは,個別的に立案された治療計画に基づいて行われなければならない。
  4. すべての患者は,病状が不安定な場合を除き,自己の居住する地域社会において治療及びケアを受ける権利を有する。
  5. インフォームドコンセントとは,患者の理解しうる方法と言語によって,十分にかつ患者に理解できるように説明することである。

(注)「精神疾患を有する者の保護及びメンタルヘルスケアの改善のための諸原則」の日本語訳は厚生科学研究班の仮訳によるものである。

設問について

国連決議「精神疾患を有する者の保護及びメンタルヘルスケアの改善のための諸原則」とは

1991年12月に採択された、精神障害者を保護するための国際基準。
人権や治療、リハビリテーションなどを含む25の原則について定めています。

全文はここ(医療観察法.NET)で読めます。

各選択肢について

選択肢1:精神疾患を有するすべての者は,可能な限り地域社会に住み,及びそこで働く権利を有する。

原則3に記載のある内容です。

【 原則3 地域社会における生活 】
精神疾患を有するすべての者は、可能な限り地域社会に住み、及びそこで働く権利を有する。

選択肢2:精神疾患を有するという判定は,各精神保健施設内で定めた医学的基準による。

原則4に以下の記載があります(下線カエル)。

【 原則4 精神疾患を有することの判定 】
1. 精神疾患を有するという判定は、国際的に認められた医学的基準による。

選択肢3:すべての患者の治療及びケアは,個別的に立案された治療計画に基づいて行われなければならない。

原則9に以下の記載があります。

【 原則9 治療 】
(略)
2. すべての患者の治療及びケアは、個別的に立案された治療計画に基づいて行われなければならない。その治療計画は患者と検討され、定期的に見直され、必要に応じて変更され、資格のある専門職員によって作成される。

選択肢4:すべての患者は,病状が不安定な場合を除き,自己の居住する地域社会において治療及びケアを受ける権利を有する。

原則7に以下の記載があります。(下線カエル)

【 原則7 地域社会と文化の役割 】
1. すべての患者は、可能な限り自己の居住する地域社会において治療及びケアを受ける権利を有する。

選択肢5:インフォームドコンセントとは,患者の理解しうる方法と言語によって,十分にかつ患者に理解できるように説明することである。

原則11に以下の記載があります。(下線カエル)

【 原則11 治療への同意 】
1. 以下の第6、7、8、13及び15項に規定されている場合を除き、患者のインフォームドコンセントなしには、いかなる治療も行われない。
2. インフォームドコンセントとは、患者の理解しうる方法と言語によって、以下の情報を、十分に、かつ、患者に理解できるように伝達した後、患者の自由意志により、脅迫又は不当な誘導なしに得られた同意をいう

正答

1(精神疾患を有するすべての者は,可能な限り地域社会に住み,及びそこで働く権利を有する。)
3(すべての患者の治療及びケアは,個別的に立案された治療計画に基づいて行われなければならない。)

第22回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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