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問題15|第23回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題15 次のうち、心身症患者の特徴を表す概念として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. アカシジア
  2. アタッチメント
  3. アドヒアランス
  4. アイデンティティ
  5. アレキシサイミア

設問について

心身症についての理解が問われる問題。

正答となる用語については、中央法規であれば「疾患とその治療」の方で確認できる。
当該科目の中での心身症理解には、中央法規当該科目テキスト第3版p39、199~。

各選択肢について

選択肢1:アカシジア

×

抗精神病薬の副作用で生じるものが多い。
パーキンソン病,脳炎,脳炎後パーキンソニズム,頭部外傷などの中枢神経疾患でも非薬剤性に出現する。

アカシジアは,動かずにはいられない衝動があり,同じ坐位,立位姿勢をとり続けることができない状態である。このため身体を絶えず揺り動かし,体位を変え,下肢を組んだり,直したり,歩き回ったり,を繰り返す。

日本医事新報社

選択肢2:アタッチメント

×

主に幼少期における養育者などとの関係性,ことにアタッチメントattachment(愛着)が,人間の生涯にわたるパーソナリティや社会的適応性などにいかに影響を及ぼすかを問う発達理論。愛着理論ともいう。イギリスの児童精神科医であるボウルビィBowlby,J.(1969)によって提唱され,(後略)

コトバンク

選択肢3:アドヒアランス

×

中央法規「疾患とその地用」テキストp215、269。
患者が積極的に治療方針の決定に参加し、患者が主体となって治療を継続していくことを意味する。

選択肢4:アイデンティティ

×

エリクソンによる発達段階「青春期」における発達課題「同一性」のこと。

選択肢5:アレキシサイミア

中央法規「疾患とその治療」テキストp168、171。

失感情症、感情を言葉にして表出することができない。

失感情症(アレキシサイミア)はシフネオスが提唱した性格特性です。自分の感情(情動)への気づきや、その感情の言語化の障害、また内省の乏しさといった点に特徴があると言われています。心身症の発症の仕組みの説明に用いられる概念ですが、近年は衝動性や共感能力の欠如など、ストレス対処や対人関係を巡る問題との関連が研究されています。

厚生労働省 e-ヘルスネット>アレキシサイミア

正答

5(アレキシサイミア)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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