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問題18|第23回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題18 次のうち、女性よりも男性に多く認められるメンタルヘルスの問題として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. うつ病
  2. 抜毛症
  3. 自閉スペクトラム症
  4. 転換性障害
  5. 選択性緘黙(かんもく)

設問について

メンタルヘルスの性差についての理解が問われる問題。
主要な精神疾患、障害の性差については、疾患・障害個々の項目にも記載があるかも。

各選択肢について

選択肢1:うつ病

×

思春期以降に発症する感情障害,身体表現性障害,摂食障害,心身症などのほとんどで女性の方が多い。(「メンタルヘルスにおける性差──精神障害の性差」(『医学のあゆみ』Volume 219, Issue 5, 394 – 400 (2006)))

選択肢2:抜毛症

×

ICD-10で抜毛癖。
9割が女性。

中央法規「疾患とその治療」テキスト第2版p157、187
抜毛することで心的な満足感を得る。毛髪を引き抜くことで手応えと充実感を覚える。児童・思春期に多く見られる。このような自己破壊活動は、手首自傷症候群(繰り返しリストカットすることで、生きている手応えや心的な満足感、一時的な安心感を得る)にみられる心的規制と類似するところがある。

選択肢3:自閉スペクトラム症

自閉性障害,注意欠陥多動性障害(ADHD),進行性言語障害などの小児・児童期に発症する神経発達障害に基づく疾患では女性より男性で約4倍も多い。(「メンタルヘルスにおける性差──精神障害の性差」(『医学のあゆみ』Volume 219, Issue 5, 394 – 400 (2006)))

選択肢4:転換性障害

×

転換性障害は、女性の方が多い。

変換症/転換性障害については、中央法規「疾患とその治療」テキストp164~。

選択肢5:選択性緘黙(かんもく)

×

選択性緘黙は、女性の方が多い。

場面緘黙、選択性緘黙については、中央法規「疾患とその治療」テキストp208~。

正答

3(自閉スペクトラム症)

第23回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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