MENU

問題27|第23回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題27 精神障害者の権利擁護に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。

  1. インフォームドコンセントとは、必要だと考えられる治療や検査の方法について、十分な説明をすることである。
  2. リーガルアドボカシーとは、障害者自らが、法的な面から権利を主張する活動のことである。
  3. 援助の記録は、事実の経過や根拠を証明する資料として、権利擁護に貢献するものである。
  4. ピアアドボカシーとは、地域の中で障害者が当たり前の生活を営めるように、市民参画型の活動を展開することである。
  5. 合理的配慮とは、障害者が他の者と平等に全ての人権や基本的自由を享有するための、必要かつ適当な変更や調整のことである。

設問について

精神障害者の権利擁護に関する概念や方法についての理解が問われる問題。

各選択肢について

選択肢1:インフォームドコンセントとは、必要だと考えられる治療や検査の方法について、十分な説明をすることである。

×

医療場面で、行われようとしている治療について十分な説明をすること、患者自身がその説明に納得し同意すること。
中央法規当該科目テキスト第2版p158。

選択肢2:リーガルアドボカシーとは、障害者自らが、法的な面から権利を主張する活動のことである。

×

リーガルアドボカシーは、弁護士や司法書士などの法律家がアドボカシーのための活動をすること。

障害者自らが、法的な面から権利を主張する活動は、セルフアドボカシー。

選択肢3:援助の記録は、事実の経過や根拠を証明する資料として、権利擁護に貢献するものである。

支援者が行った対応については全て記録に残す。
本人や家族への説明をした後に得る承諾書や、個別支援計画作成のため会議で議論したことについて、身体的拘束について客観的な状態を詳細に記録したもの等。

こうした記録は、権利侵害や虐待を未然に防ぐことに貢献する。

選択肢4:ピアアドボカシーとは、地域の中で障害者が当たり前の生活を営めるように、市民参画型の活動を展開することである。

×

ピアアドボカシーは、当事者同士による権利擁護の活動。

地域の中で障害者が当たり前の生活を営めるように、市民参画型の活動を展開するのはノーマライゼーションの理念。

選択肢5:合理的配慮とは、障害者が他の者と平等に全ての人権や基本的自由を享有するための、必要かつ適当な変更や調整のことである。

正答

3(援助の記録は、事実の経過や根拠を証明する資料として、権利擁護に貢献するものである。)
5(合理的配慮とは、障害者が他の者と平等に全ての人権や基本的自由を享有するための、必要かつ適当な変更や調整のことである。)

第23回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

あわせて読みたい
第23回 精神保健福祉士 国家試験対策 過去問題しゃぶり尽くし 【(1) 精神疾患とその治療】 問題1 次のうち,摂食,体温,情動の調節に関わっている中枢神経の部位として,正しいものを 1 つ選びなさい。 問題2 次のうち,この患者...

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
プロフィール詳細はこちら

目次
閉じる