こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
目次
問題16 次のうち、セクシュアリティに関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
- ジェンダーは、身体的性別を指す言葉である。
- 性別違和は、DSM-5で採用された用語である。
- 性的指向は、自己の性をどのように認識しているのかを示す概念である。
- トランスジェンダーは、生物学的・身体的性と性自認が一致しない人を表す言葉である。
- 性同一性は、人の性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念である。
設問について
性別違和と精神保健についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキスト第3版p298~。
各選択肢について
選択肢1:ジェンダーは、身体的性別を指す言葉である。
×
ジェンダーとは、身体的な性別ではなく、社会的・文化的に作られた性差を指す。
ジェンダー・アイデンティティは「性自認」。
選択肢2:性別違和は、DSM-5で採用された用語である。
〇
2013年に発表されたDSM-5では、「性同一性障害」が「性別違和」(gender dysphoria:GD)に変更された。ICD-11では、「性別不和」(gender incongruence)に変更されるらしい。
選択肢3:性的指向は、自己の性をどのように認識しているのかを示す概念である。
×
性的志向は、性的な関心や魅力をどの性別に対して感じるかを言うもの。選択肢の内容は、性自認の説明。
選択肢4:トランスジェンダーは、生物学的・身体的性と性自認が一致しない人を表す言葉である。
〇
選択肢5:性同一性は、人の性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念である。
×
性同一性は、ジェンダー・アイデンティティは「性自認」のこと。
選択肢の内容は、性的志向の説明。
正答
2(性別違和は、DSM-5で採用された用語である。)
4(トランスジェンダーは、生物学的・身体的性と性自認が一致しない人を表す言葉である。)