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問題17|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題17 次のうち、被災者の心理的変化に関して、徐々に疲労が蓄積していくとともに、被災者同士の間で強い連帯感が生まれる時期として、適切なものを1つ選びなさい。

  1. 茫然(ぼうぜん)自失期
  2. 再建期
  3. 幻滅期
  4. 無感覚期
  5. ハネムーン期

設問について

災害被災者の精神保健についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキスト第3版p275~。

「被災者の地域における心理的経過」の理解

被災者が被災地域の人々との関係の中でどのような心理状態や行動を示すか、また、それがどのように推移するかを理解しておくことも重要である。

(1) 茫然自失期(災害直後)
驚愕・恐怖体験のため無感覚、感情の欠如、茫然自失の状態となる。
自分や家族・近隣の人々の命や財産を守るために、危険をかえりみず行動的となる人もいる。
(2) ハネムーン期
劇的な災害の体験を共有し、くぐり抜けてきたことで、被災者同士が強い連帯感で結ばれる。
援助に希望を託しつつ、がれきや残骸を片づけ助け合う。被災地全体が暖かいムードに包まれる。
(3) 幻滅期
災害直後の混乱がおさまり始め、復旧に入る頃
被災者の忍耐が限界に達し、援助の遅れや行政の失策への不満が噴き出す。
人々はやり場のない怒りにかられ、けんか等のトラブルも起こりやすくなる。
飲酒問題も出現
被災者は自分の生活の再建と個人的な問題の解決に追われるため、地域の連帯感は失われる場合もある。
(4) 再建期
復旧が進み、生活の目処頃がたち始める頃
被災地に「日常」が戻り始め、被災者も生活の建て直しへの勇気を得る。
地域づくりに積極的に参加することで、生活の再建への自信が増向上する。
フラッシュバックは起こりえるが徐々に回復していく。
ただし、復興から取り残されたり精神的支えを失った人には、ストレスの多い生活が続く。

東京都福祉局 東京都立中部総合精神保健福祉センター 災害被災者支援

各選択肢について

選択肢1:茫然(ぼうぜん)自失期

×

茫然自失期は災害直後から1週間経過後。

驚愕・恐怖体験のため無感覚、感情の欠如、茫然自失の状態となる。
自分や家族・近隣の人々の命や財産を守るために、危険をかえりみず行動的となる人もいる(=英雄期)。

選択肢2:再建期

×

被災後、3か月以降。
復旧が進み、生活の目処頃がたち始める頃。

選択肢3:幻滅期

×

被災後、1か月から3か月頃。
災害直後の混乱がおさまり始め、復旧に入る頃。

選択肢4:無感覚期

×

茫然自失期に「無感覚」の状態となることはあるが、被災者の心理的変化や精神保健において「無感覚期」という概念はない。

選択肢5:ハネムーン期

被災後、1週間から1か月ほど経過した時期。
災害体験を共有し、くぐり抜けてきたことで、被災者同士が強い連帯感で結ばれる時期。

一方、被災下での生活ストレスも蓄積されていく。急性ストレス反応が見られることもある。

正答

5(ハネムーン期)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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