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問題22|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題22 次の記述のうち、ソーシャルワークの原理に基づく実践として、適切なものを2つ選びなさい。

  1. ホームレスに至った原因を特定するため、環境要因よりも個人要因を重視し分析する。
  2. 住民との協働による、課題の早期発見や見守りを推し進め、事前対応型の予防的支援を展開する。
  3. 多機関に所属する専門職からなるチームを統括し、クライエントの生活を総合的かつ包括的に援助するように指揮する。
  4. セルフネグレクトの状態にあり、援助を拒む住民には、相談窓口に来所するよう強く働きかける。
  5. 地域の福祉ニーズを的確に把握し、必要なサービスが不足している場合にはそれらを創出する。

設問について

ソーシャルワークの原理、実践モデルについての理解が問われる問題。

各選択肢について

選択肢1:ホームレスに至った原因を特定するため、環境要因よりも個人要因を重視し分析する。

×

クライエントを問題や課題の原因を有している対象としてとらえることに重点を置くのは、医学/治療モデル。

ソーシャルワークでは、生活モデル(=問題を病理状態の反映としてではなく、他者、事物、場所、組織、思考、情報、および価値を含む生態系(エコシステム)の要素間の相互作用の結果と捉える)に基づき、個人だけでなく環境、あるいはその両方に介入する。

中央法規理論と相談援助Iテキスト第2版p258~等。

選択肢2:住民との協働による、課題の早期発見や見守りを推し進め、事前対応型の予防的支援を展開する。

コミュニティソーシャルワークは、個を地域で支える援助と個を支える地域を援助を一体的に推進する。
岩間伸之による、地域を基盤にしたソーシャルワークの特質は下記の通り。

  1. 本人の生活の場で展開する援助
  2. 援助対象の拡大
  3. 予防的かつ積極的アプローチ
  4. ネットワークによる連携と協働

中央法規理論と相談援助IIテキスト第2版p296~等。

選択肢3:多機関に所属する専門職からなるチームを統括し、クライエントの生活を総合的かつ包括的に援助するように指揮する。

×

精神保健福祉士の倫理綱領にあるように、他の専門職と連携・協働する。「統括」という言葉はそぐわない。

2.専門職としての責務

(中略)

(5)連携の責務
 精神保健福祉士は、他職種・他機関の専門性と価値を尊重し、連携・協働する。

精神保健福祉士 倫理綱領

選択肢4:セルフネグレクトの状態にあり、援助を拒む住民には、相談窓口に来所するよう強く働きかける。

×

援助を拒む住民に、相談窓口への来所を強く働きかけるのは不適切。このようなケースでは、ソーシャルワーカーが地域に出向き訪問を重ねて信頼関係を構築していくアウトリーチが適切と考えられる。

アウトリーチについては、中央法規理論と相談援助IIテキスト第2版p206~。

選択肢5:地域の福祉ニーズを的確に把握し、必要なサービスが不足している場合にはそれらを創出する。

必要な社会資源やその地域に不足している社会資源を開発していくことも、精神保健福祉士に課せられた重要な役割。

中央法規理論と相談援助IIテキスト第2版p314~。

正答

2(住民との協働による、課題の早期発見や見守りを推し進め、事前対応型の予防的支援を展開する。)
5(地域の福祉ニーズを的確に把握し、必要なサービスが不足している場合にはそれらを創出する。)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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