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問題37|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題37 次の記述のうち、精神科リハビリテーションにおけるアプローチの説明として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. IMR(Illness Management and Recovery)は、支援者が症状を管理する。
  2. IPS(Individual Placement and Support)は、本人の希望に基づいて、雇用を目標に支援する。
  3. 家族心理教育は、家族病理に焦点を当てて治療を行う。
  4. 包括型地域生活支援プログラム(ACT)は、グループワークを通して回復を目指す。
  5. ピアサポートは、経験的知識よりも精神保健福祉の専門的知識を用いる。

設問について

精神保健福祉の相談援助に関係する語彙についての理解が問われる問題。

正答以外の選択肢についても押さえておきたい。

各選択肢について

選択肢1:IMR(Illness Management and Recovery)は、支援者が症状を管理する。

×

IMR=Illness Managemant and Recovery、疾病管理とリカバリー(中央法規当該科目テキストI第2版p228)。

有意義な目標を設定し、精神疾患に対する正しい情報とよりよい対処技術を習得し、1人ひとりのリカバリーに向けて前進することを手助けするプログラム(中央法規当該科目テキストII第2版p285~)。

選択肢2:IPS(Individual Placement and Support)は、本人の希望に基づいて、雇用を目標に支援する。

IPSモデルは、ACTモデルを就労支援に応用したもの。
IPSモデルについては、中央法規当該科目テキスト第3版p176。

アメリカで始められたモデルで、ジョブコーチモデルにストレングスモデルを組み込んだもの。

以下はCOMHBOのサイトから引用。

IPS(個別就労支援プログラム)
Individual Placement and Support

本人に「働きたい」という希望があれば一般の職に就ける, という強い信念に基づいてサービスを提供する就労支援モデルです。
1990年代前半にアメリカで開発されました。
ケアマネジメントの手法を用いて実践され, 本人の好みや長所に注目した求職活動と同伴的な支援を継続します。
IPSでは, 就労は治療的効果があり, ノーマライゼーションをもたらすと考えられています。

基本原則として, 以下のようなことが挙げられます。
症状が重いことを理由に就労支援の対象外としない。
就労支援の専門家と医療保健の専門家でチームを作ると。
職探しは,本人の興味や好みに基づく。
保護的就労ではなく,一般就労をゴールとする。
生活保護や障害年金などの経済的な相談に関するサーヒスを提供する。
働きたいと本人が希望したら,迅速に就労支援サービスを提供する。
職業後のサポートは継続的に行う。

COMHBOのサイト

選択肢3:家族心理教育は、家族病理に焦点を当てて治療を行う。

×

家族心理教育は家族支援、家族教育プログラムの1つで、

疾患と治療についての正確な知識、情報を伝えるとともに、精神障害を抱える人と同居する家族の日常的な対処を容易にするために認知行動療法的プログラムを組み込んだプログラム。単なる疾患教育ではなく、立場や経験に十分に配慮しつつ行動上の改善も目指す。

家族心理教育については、中央法規当該科目Iテキスト第2版p215~。

選択肢4:包括型地域生活支援プログラム(ACT)は、グループワークを通して回復を目指す。

×

ACT(包括的地域生活支援プログラム)
Assertive Community Treatment
重い精神障害をもった人であっても, 地域社会の中で自分らしい生活を実現・維持できるよう包括的な訪問型支援を提供するケアマネジメントモデルのひとつです.
1970年代初頭にアメリカで生まれてから多くの国に普及し, 効果が実証されています.

特徴として以下のようなことが挙げられます。
看護師・精神保健福祉士・作業療法士・精神科医などからなる多職種チームアプローチであること。
利用者の生活の場へ赴くアウトリーチ(訪問)が支援活動の中心であること。
365日24時間のサービスを実施すること.
スタッフ1人に対し担当する利用者を10人以下とすること。
このような特徴は, 医療・福祉・リハビリなど多岐にわたる支援を網羅する集中的で包括的な, 利用者のあり方に沿った地域生活を支えるために, 欠くことの出来ない要素です。

COMHBOのサイト

中央法規「制度とサービス」テキスト第6版p126-127。

やや古めの資料、過去記事にも掲載したけど再掲。
厚労省の事業で作られた、コンボ制作のACTガイド。さすがコンボ。
厚生労働省 平成21年度障害者自立支援調査研究プロジェクト成果物 【指定テーマ7】2 特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構

選択肢5:ピアサポートは、経験的知識よりも精神保健福祉の専門的知識を用いる。

×

ピア=peer、仲間。
ピアサポートは、同じような体験をした人が対等な関係で仲間を支え合うこと。(中央法規当該科目テキストp258)

参考 厚生労働省:ピアサポートの活用を促進するための事業者向けガイドライン(PDF、2019)

正答

2(IPS(Individual Placement and Support)は、本人の希望に基づいて、雇用を目標に支援する。)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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