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問題47|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題47 次の記述のうち、精神障害者のケアマネジメントにおけるリハビリテーション型モデルの説明として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 利用者に社会資源をあっせんし、双方を結びつける機能を中心とする。
  2. 多職種による訪問支援チームが、24時間対応をする。
  3. 利用者との個別の治療関係に基づき、心理的アプローチを重視する。
  4. 環境調整を行いながら、能力障害に焦点を当て、生活技能の獲得を支援する。
  5. 利用者とその環境の潜在能力を引き出し、セルフケア能力を高める。

設問について

精神障害者のケアマネジメントの方法についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目IIテキスト第2版p262~。

主な方法は以下の通り。

  • ACT(Assertive Community Treatment:包括型地域生活支援)
  • ストレングス型モデル
  • 仲介型モデル
  • 拡張仲介型モデル
  • 臨床型モデル
  • リハビリテーション型モデル
  • 集中型モデル

調べている間に出てきた「障害者ケアマネジメントのモニタリングおよびプログラム評価の方法論に関する研究」(厚生労働科学研究成果データベース MHLW GRANTS SYSTEM)等で(この研究はちょっと古いけど)、ケアマネジメント理論の発展を含めて理解しておくと、試験でも実践でも応用が効くのでは、と思いメモ。

各選択肢について

選択肢1:利用者に社会資源をあっせんし、双方を結びつける機能を中心とする。

×

仲介型(ブローカー)モデルの説明。
仲介型モデルは、サービスの斡旋・調整を主な機能としている。アウトリーチはあまり行わず、主にオフィスを中心に利用者と面接したり、電話によりサービス連携等を行う。

選択肢2:多職種による訪問支援チームが、24時間対応をする。

ACTの説明。
重度の精神障害のあるクライエントを手厚く支援できる。

集中型モデルについての説明が、過去問解説とテキストで異なり困惑・・

選択肢3:利用者との個別の治療関係に基づき、心理的アプローチを重視する。

×

臨床型モデルの説明。

選択肢4:環境調整を行いながら、能力障害に焦点を当て、生活技能の獲得を支援する。

機能的なアセスメントを行い、計画を定める際には利用者もさんかする。利用者の脳力障害を焦点とし、利用者の持つ潜在能力や生活技能訓練を用いた生活技能の獲得に注力し、環境面の調整も行うことで地域における滞在期間を増やし、個人の目標を達成することを重視する。

選択肢5:利用者とその環境の潜在能力を引き出し、セルフケア能力を高める。

×

ストレングス型モデルの説明。

正答

4(環境調整を行いながら、能力障害に焦点を当て、生活技能の獲得を支援する。)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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