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問題56|第24回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

事例問題3

次の事例を読んで、答えなさい。
〔事例〕
Eさん(33歳、女性)は、大学卒業後に仕事をしていた27歳の時に統合失調症と診断された。一時は入院していたが、現在は通院を続けながら一日中自宅で過ごしている。Eさんは今後の生活が心配になり、主治医に話したところ、精神科デイケアの利用を勧められた。デイケア担当のF精神保健福祉士による初回面談で、Eさんは、「一日中家にいて、いろいろ考えて不安に押しつぶされる感じがする。家族から仕事はどうするのかと聞かれると、焦りが強くなる。今の生活を変えたいけれど、新しい場所でうまくやれるか、不安が先に立つ。まずは生活リズムを整えたい。将来的には仕事も考えたい」と話した。F精神保健福祉士はEさんの気持ちを受け止め、週1日のデイケアを複数回体験することを提案した。(問題55)
体験後にEさんは、「同世代の人がいて、自分と同じように悩んでいる人もいる。今後も継続して利用したい」と話し、週3日のデイケア利用を開始した。
1か月が過ぎた頃、EさんからF精神保健福祉士に、「デイケアに通い始めて、規則正しい生活にはなった。でも、多くのメンバーと話して仲良くなりたい、次のステップにつなげたいと頑張れば頑張るほど、うまくいかなくて焦りが強くなる。疲れてるのかな。どうしたら自然にできるんだろう」と相談があった。相談を受け、F精神保健福祉士はEさんの援助方針を検討するスタッフ会議を開催した。(問題56)
利用から半年が過ぎ、グループ活動の企画に取り組むなど、生き生きとした姿が少しずつ見られるようになった。F精神保健福祉士はモニタリング面談で、「これまでの活動を振り返り、感じていることを教えてください」と尋ねた。Eさんは、「メンバー同士で支え、支えられることで、新しい自分が生まれてきた感じ。少しずつ希望が見えてきた。これからも迷ったり、悩んだりすると思うけど、今はちょっとだけ前向きになれた自分を褒めてあげたい」と話してくれた。(問題57)

目次

問題56 次の記述のうち、このスタッフ会議でF精神保健福祉士が提案したこととして、適切なものを1つ選びなさい。

  1. 「Eさんと家族が希望している就労プログラムを勧めてみましょう」
  2. 「これまでどおり生活リズム改善を主目標にすすめましょう」
  3. 「レクリエーションの司会進行をお願いしてみましょう」
  4. 「疲労は再発につながるので、デイケアを休むことを助言しましょう」
  5. 「Eさんに声かけして見守りつつ、少人数活動への参加を促してみましょう」

設問について

日中活動先に安定して通所できるようになったクライエントの支援についての理解が問われる問題。

デイケアに安定して通所できるようになったが、「多くのメンバーと話して仲良くなりたい、次のステップにつなげたい」という思いが空回りしている様子のEさんには、SST等のコミュニケーションプログラム、少人数で取り組む作業等のプログラムが適切と考えられる。

各選択肢について

選択肢1:「Eさんと家族が希望している就労プログラムを勧めてみましょう」

×

デイケアで、「多くのメンバーと話して仲良くなりたい、次のステップにつなげたい」という思いに対して、就労プログラムが適切とは言えない。

選択肢2:「これまでどおり生活リズム改善を主目標にすすめましょう」

×

生活リズムが整い、デイケアに安定して通所できていて、「多くのメンバーと話して仲良くなりたい、次のステップにつなげたい」という思いが芽生えたEさんには、生活リズム改善の次のステップにつなげる支援が必要。

選択肢3:「レクリエーションの司会進行をお願いしてみましょう」

×

いきなり司会進行はハードルが高い。

選択肢4:「疲労は再発につながるので、デイケアを休むことを助言しましょう」

×

「疲れているのかな」という発言はあったが、本当に疲労が蓄積しているのかは不明。生活リズムが整い次のステップに進みたいEさんにとって、デイケアを休むことが最善とは言い切れず、休むことによりせっかく整った生活リズムが再び乱れる懸念もある。

選択肢5:「Eさんに声かけして見守りつつ、少人数活動への参加を促してみましょう」

Eさんは、人と関わることを希望しているが、急いで多くの人と関わろうとしている可能性がある。生活リズムが整い安定して通所できている状況は見守りつつ、少ない人数との関わりから始められる環境を作る支援は〇。

正答

5(「Eさんに声かけして見守りつつ、少人数活動への参加を促してみましょう」)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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