こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題23 次の記述のうち、ソーシャルワーカーのコーディネーターとしての役割を説明するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
- クライエントの生活を支援するために、専門職間の連携を図り、連絡調整を行う。
- クライエント自身が問題を解決することを可能にするため、側面的援助を行う。
- クライエントの問題解決に向けて、クライエントに自発的、能動的な行動を促す。
- クライエントの権利擁護のために交渉し、クライエントを保護する。
- クライエントの生活問題を把握・分析し、福祉サービスの課題を明らかにする。
設問について
ソーシャルワーカーの役割についての理解が問われる問題。
正答以外の選択肢についても理解しておきたい。
業務指針26ページ「ソーシャルワーカーの機能一覧表」
精神保健福祉士業務指針 第3版(PDF) (PDFの掲載ページはここ)
各選択肢について
選択肢1:クライエントの生活を支援するために、専門職間の連携を図り、連絡調整を行う。
〇
コーディネーター。
⑥ 調整(コーディネート)
さまざまな社会資源を見つけ出し、クライエントに対して、必要とされる資源を計画的に提供する機能
精神保健福祉士業務指針 第3版
選択肢2:クライエント自身が問題を解決することを可能にするため、側面的援助を行う。
×
クライエントに対して側面的支援を行うのは、イネイブラー。
中央法規テキストでは「側面的援助機能(イネイブラー)」として出てくるけど、業務指針や厚労省サイトでは、イネイブラーは共依存の関係でしか出てこないような。
選択肢3:クライエントの問題解決に向けて、クライエントに自発的、能動的な行動を促す。
×
ファシリテーター。
⑧ 促進(ファシリテート)
他の人に促しや指針を示して、物事がうまく展開する方向に導く機能
精神保健福祉士業務指針 第3版
選択肢4:クライエントの権利擁護のために交渉し、クライエントを保護する。
×
アドボケーター。
⑦ 代弁(アドボカシー)
クライエントの利益を考慮してはたらきかけたり、弁護したりする機能
精神保健福祉士業務指針 第3版
選択肢5:クライエントの生活問題を把握・分析し、福祉サービスの課題を明らかにする。
×
微妙に意味不明。
クライエントの生活問題を把握・分析するのは支援の展開過程におけるアセスメントだし、福祉サービス第三者評価は事業所等の提供する福祉サービスの課題を明らかにする。
どっちにしてもコーディネーターではない。
正答
1(クライエントの生活を支援するために、専門職間の連携を図り、連絡調整を行う。)