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問題23|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題23 次の記述のうち、ソーシャルワーカーのコーディネーターとしての役割を説明するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  1. クライエントの生活を支援するために、専門職間の連携を図り、連絡調整を行う。
  2. クライエント自身が問題を解決することを可能にするため、側面的援助を行う。
  3. クライエントの問題解決に向けて、クライエントに自発的、能動的な行動を促す。
  4. クライエントの権利擁護のために交渉し、クライエントを保護する。
  5. クライエントの生活問題を把握・分析し、福祉サービスの課題を明らかにする。

設問について

ソーシャルワーカーの役割についての理解が問われる問題。

正答以外の選択肢についても理解しておきたい。

業務指針26ページ「ソーシャルワーカーの機能一覧表」
精神保健福祉士業務指針 第3版(PDF) (PDFの掲載ページはここ

各選択肢について

選択肢1:クライエントの生活を支援するために、専門職間の連携を図り、連絡調整を行う。

コーディネーター。

⑥ 調整(コーディネート)

さまざまな社会資源を見つけ出し、クライエントに対して、必要とされる資源を計画的に提供する機能

精神保健福祉士業務指針 第3版

選択肢2:クライエント自身が問題を解決することを可能にするため、側面的援助を行う。

×

クライエントに対して側面的支援を行うのは、イネイブラー。

中央法規テキストでは「側面的援助機能(イネイブラー)」として出てくるけど、業務指針や厚労省サイトでは、イネイブラーは共依存の関係でしか出てこないような。

選択肢3:クライエントの問題解決に向けて、クライエントに自発的、能動的な行動を促す。

×

ファシリテーター。

⑧ 促進(ファシリテート)

他の人に促しや指針を示して、物事がうまく展開する方向に導く機能

精神保健福祉士業務指針 第3版

選択肢4:クライエントの権利擁護のために交渉し、クライエントを保護する。

×

アドボケーター。

⑦ 代弁(アドボカシー)

クライエントの利益を考慮してはたらきかけたり、弁護したりする機能

精神保健福祉士業務指針 第3版

選択肢5:クライエントの生活問題を把握・分析し、福祉サービスの課題を明らかにする。

×

微妙に意味不明。

クライエントの生活問題を把握・分析するのは支援の展開過程におけるアセスメントだし、福祉サービス第三者評価は事業所等の提供する福祉サービスの課題を明らかにする。

どっちにしてもコーディネーターではない。

正答

1(クライエントの生活を支援するために、専門職間の連携を図り、連絡調整を行う。)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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