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問題3|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ①精神疾患とその治療

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題3 次のうち、統合失調症の陰性症状として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 言葉のサラダ
  2. 貧困妄想
  3. 感情鈍麻
  4. 作為体験
  5. 思考抑制

設問について

統合失調症の症状についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキスト第2版p113~。

統合失調症の症状は、
・陽性症状(健常者にはない症状)
・陰性症状(健常者にあるはずのものがない)
に分けられる。
その中身は主に次の通り。

陽性症状:幻覚、妄想、滅裂思考とそれに基づく言動、興奮、奇異な動作
陰性症状:感情鈍麻、会話の貧困さ、意欲低下、無為、自閉など

各選択肢について

選択肢1:言葉のサラダ

×

思考過程の異常に連合弛緩(連合障害、思考のまとまらなさ)が挙げられる。
相互に関係のない感ねんが次々に浮かんで、思考のまとまりがつかない病態。
これが進行すると、思考・言葉が滅裂となり、言葉のサラダ(単語が脈絡なく話される)と呼ばれる状態になる。

連合弛緩には陽性症状と陰性症状のどちらの要素もあるが、言葉のサラダは陽性症状。

選択肢2:貧困妄想

×

妄想は、思考の障害のうち、内容の障害。
内容が不合理で有り得ない、病的に強い確信がある、訂正不可能である、という3つの特徴がある。

貧困妄想は、うつ病の思考の障害で見られる微小妄想の一つ。
微小妄想とは、自己評価が低下し、自分に関する事柄を極端に悲観的に捉え、貧困妄想・罪業妄想・心気妄想がしばしば訂正不能で持続する。

貧困妄想は、妄想のうち、例えば「財産を失った」という内容のもの。
うつ病で見られる思考の障害に、自己評価の低下が重症で、自分に関する事柄を極端に悲観的に捉え、次のような妄想による訴えが訂正不能で持続する(微小妄想)。
・貧困妄想(貯金がなくなりもう生きていけない、入院費が払えなくなった、など)
・罪業妄想(重大な罪を犯した、その罰を今受けている、など)
・心気妄想(重大な病気にかかった、もう先はない、など)

選択肢3:感情鈍麻

感情鈍麻は、周囲の人や物に興味を示さず、喜怒哀楽の表出が乏しくなる病態。外からの刺激に対して、自然な感情がわいてこない状態。
統合失調症の陰性症状の一つ。

身体の感覚や情動の感受性も低下して、外傷や化膿による痛み、不潔・悪臭、暑さ・寒さなどの苦痛や、飢え、渇きなどにも鈍感になることがある。

選択肢4:作為体験

×

自分の考えや行動が自分のものであるという能動意識が障害される、自我障害の一つ。
作為体験(させられ体験)は、他人の意思で自分が動かされ操られている、というもの。

自己と他者の境界(自我境界)の崩壊と関連しているとされる。

選択肢5:思考抑制

×

うつ病に見られる思考の障害の一つ。
精神運動抑制が重度区になり、考えが進まない、頭が回転しない状態となる。
思考が制止する。アイデア自体も浮かんでこないので、判断や決断ができなくなる。本来なら簡単にできることに何倍も時間をかけても、やり遂げることができなくなる。

精神運動抑制は、意欲・行動の障害の一つで、何かしようとする意欲がなくなる。
話し方や反応が遅くゆっくりになり、身だしなみなどの日常生活で最低限のことも行うのが億劫でできなくなる。
朝が一番悪く、昼過ぎ、夕方になると少し良いという日内変動を示すことが多い。

正答

3(感情鈍麻)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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